【ナミビア】 ヒンバ族 6 =女王様=

翌朝、めっちゃ早くに目が覚めた。

外に出て見ると、夜が明けかかっていた。

私はカメラを持って薄っすら明るくなったブッシュを歩き、
岩場によじ登り、小鳥のさえずりとともに朝日を眺めていた。

ヒンバ 朝日
毎日のように、夕日や朝日を全身で受け止められるって最高の贅沢に思う。

朝日を思う存分にう受け、テントに戻ると、アフィースの車が停まっていた。
夜遅くにアフィースは彼女を連れて戻ってきてたみたい。

アフィースの彼女は、背が高く、スタイルも良く、しかも美人だ!!

こんな可愛い彼女やったの~!?

アフィース、なかなかやるの~

冷やかすと照れていた。


食事を済ませると同時に、どこからともなく小柄な黒人の女性が現れた。

彼女がヒンバ族の村に案内してくれるガイドだという。

ヒンバ族のことなら彼女に何でも質問するといいという。

彼女の案内にしたがって村のゲートまで行くと、
この村の事情やヒンバ族のことなど詳しく教えてくれた。

この村は、子供が産めないヒンバ族の女性や、
親を亡くしたヒンバの子供たちのための特別区の村だった。

だからここの村の家長は男性ではなく女性で女王様がいる。
その女王様がこの村では一番偉い。

村の中心には木の枝で作られた家畜を囲っている檻があり、
その中央に伸びる道はの先には円形の家がある。
その家と家畜小屋に伸びている一本の道は、女王様しか通れないようなことを言っていた。
何か特別な儀式のときに使用するらしい。

女王様は、スタイルが良く、キリリとしていて、とても美しい。
jヒンバ 女王様


ヒンバの平均寿命は50歳。
ここの女王様は45歳。

え!?
あと5年で平均寿命になるのか・・・
そんな風に見えないのに・・・


朝一番に村を訪れたため、女性たちは、肌を赤くするため身なりの準備をしていた。

女王様は、肌に塗るバターを作っていた。
ヒンバ 女王様 2

他の女性たちは、赤い石を砕いていた。
ヒンバ 

水汲みをしている女性も。
ヒンバ 水汲み



※ 胸を隠すためモザイクの代わりに文字で隠しています。
ご了承を。

【ナミビア】 ヒンバ族 5  =ヒンバの夜=

アフィースには彼女がいる。
アフィースとは2泊3日の砂漠に行ったこともあり、仲良くなっていた。
ヒンバ族の村までの道中は、彼女の質問をしまくっていた。

「彼女とはどれくらいの周期で会ってるの?」

「ん~ こないだ会ったのは3週間前かなー」

「3週間も彼女と会ってないの!? なんで!?」

「僕は仕事が入ると砂漠など遠方に行くから。
それに、彼女は今、ヒンバの村にいる」

「えっ!? なんでヒンバの村に!?」

「彼女のお父さんはヒンバ族なんだ。
今、お父さんとお父さんの田舎のヒンバ族の村里帰りしているんだ」

「じゃ、今日私たちが行くヒンバの村とは近くにいるの!?」

「ん~ 近くないなー」

「でも、ウィントフックよりは近いでしょ?
私たちは大丈夫だから、せっかくなんだし彼女と会ってきてもいいよ。」

「いいよ、いいよ~」


私たちは何度も「彼女と会っておいで」と勧め、アフィースも彼女に連絡をとり、
会えることになったようだ。

普段はクールなアフィースはとっても嬉しそう。

食事を終えると、アフィースは彼女を迎えに車で出かけた。

何もない荒野に、私とサトルだけが残った。



私は屋外のシャワーを浴びることにした。
シャワーは、ちょっとした囲いだけで、ドアはない。
電気などない。
屋根もない。
上を見ると、満点の星空。

ライトで照らしながら入ると、そのライトめがけて無数の虫が飛び込んでくる。
小さい虫ならまだいいが、カブトムシほどの巨大なカナブンのような虫まで、
私をかすめライトに体当たり。
いたる虫がシャワーに飛び込んでくる。

虫から逃れるため、急いでシャワーを終える。

私とサトルは、アフィースが作ってくれた焚き木で火に当たり
アフィースと彼女が帰ってくるのを、待つことにした。

しかし、なかなか戻ってこない。


もう23時近く。

私たちはあきらめて寝ることにした。

本当は、その日も私は屋外で寝ようとしたけど、
その日は、夜になると夜空に雲が広がり、星空が見えなかった。

寒いこともあり、私はサトルとテントで寝ることに。

私がテント内で荷物の整理でガサガサしていると、もうサトルは熟睡。

私も寝ようとした時、雄叫びが聞こえた。

握手を激しく鳴らし、奇声もあげている。

ひえーーー! いったい何事!?

それが徐々に激しくなってくる。

その雄叫びが、だんだん私たちのテントに近づいて来ているような感じがする。

怖い・・・・

「サトル、起きてる? なんか外が騒がしい。 様子がおかしくない?」

「うん。俺も雄叫びで目が覚めたよ。なんだろうね・・・」

「声がこっちに迫ってきてない?」

その時、テントが激しく音を立てた!

「わぁっーーーーー!!」

私はビビりまくってしまった。

「大丈夫、ただの風だよ」

テントの外がどのようになってるのか、知りたいけど、テントを開けるのが怖い。

サトルが、そーっとテントのファスナーを開ける。

顔を出し、外の様子を見る。

「周辺には誰もいないみたい」

その時、雄叫びや手拍子は消えていた。

どういうこと!?
私たちは、狐につままれたよう。

「テントの中の方が怖いわー
音があった方に行ってみいひん?」

「いいよ。僕も興味があるから行ってみよっか。
たぶん、ここにはヒンバ族しか住んでいないから、
夜の儀式かなにかしてるんじゃーないかなー?」

その時、また雄叫びが聞こえた!

真っ暗の中、薄暗いライトだけを頼りに足だけを照らし、
雄叫びが聞こえた方に行ってみる。

夕方にテント周辺を散策したが、真っ暗闇の中で歩くと、
方向感覚が無くなり、めっちゃ不気味。

ブッシュをかき分け歩き続けると、ヒンバ族の村の入り口へとたどり着いた。
柵を開けて入ることはできるが、
アフィースに「今日は村には行ってはいけない」と言われていたことを思い出し、私たちはそれ以上踏み込むのはあきらめた。

ブッシュの間から、奥にあろうヒンバ族の住む住居(村)で何が行われているのか必死に覗き込む。

暑い雲に夜空は覆われ、星も月も出ていないから、真っ暗闇で何も見えない。

しかし、中では、何か儀式が行われているようだった。


私たちは、夜空に響く不気味な雄叫びを聞いていると、なんだか怖くなってきた。

もしかしすると見てはいけないことなのか!?

なんだか怖くなりテントに戻った。



あの雄叫びはいったい何だったんだろう・・・?









【ナミビア】 ヒンバ族 4

ヒンバ族での村の夜、私たちは、村の横のブッシュの中にテントを張った。


今晩の晩御飯はミートパスタとビーン。
ヒンバ 夕食


ヒンバ 夕食 2
毎回のことだけど、量が多い・・・

食べ終わる頃、サトルが叫んだ。
「うわー! 何あれーー!!」
何事かと振り返ると、辺りが黄金いろに輝き、木々に黄色の花が咲いたように見える。

モルゲンロード
写真では伝わらないけど、実際は、息をのむ美しさだった。

太陽が大地に沈んでゆく。
その最後に、一瞬だけ大地を黄金に照らす。

ヒンバ 夕日 1

そして、空が刻一刻と色を変える。
南部アフリカ 066

ヒンバ 夕日 3

なんという美しさ・・・


自然とともに暮らすことは、過酷な暮らしを強いられるけど、
そのかわり、このような美しい現象を見せてくれる。
これは自然とともに暮らす人へのご褒美かもね。



【ナミビア】 ヒンバ族 3

夕方になると、子供たちは柵の向こうの村へと戻ってしまった。

それと同時に、柵の向こうに羊を集めるため、ヒンバの女性が現れた!!

うわーーーー!!
テレビで見たままの姿!
ヒンバの女性やーーーー!!

もう大興奮♪♪

近寄るが、むやみに写真に納めてはいけないような空気がある。
ただ、ここの村のヒンバの人たちは、写真は撮っても大丈夫とは言われていたが、
後ろ姿を撮るだけで精一杯だった。

ヒンバ 1

ほんとうに、髪の毛までも赤い!
腰に皮を巻いているだけで、上半身は裸だ!

腰に巻いている皮までも朱色で赤い。
ほんとうに全身朱色で赤い。

ヒンバは、ほんとうに赤い民だった。


サトルと本物のヒンバ族に会いことに大興奮。

彼女の後をついていくと、子供を背負ったヒンバ女性も、胸丸出しや~~~

ヒンバ 2


※ 男性が釘付けにならないよう、
そして、彼女たちのために、モザイク代わりに胸隠しをさせていただきいました。
ご了承を。


でも、ヒンバ族の女性にとって、胸を出すことは恥ずかしいことではないんですって。
文化、習慣の違によって、恥ずかし部分が違うんですね。


ガイドのアフィースから、ヒンバに会ったら、挨拶をするよう言われていた。
ヒンバの挨拶「モロ、ペリビ、ワナ」とドキドキしながら声をかけてみる。
すると、手を出してくれ握手を交わしてくれた。

ヒンバ族の挨拶は握手をしながら「モロ」、「ペリビ」、「ワナ」と言葉ごとに握手の仕方が違う。
「モロ」、「ペリビ」、「ワナ」と言うごとに、3つパターンの握手をする。


私はオロオロしながらも3パターンの握手をする。
たったどれだけだったが、めっちゃ嬉しかった。

カメラを出し、「撮っていい?」と合図する。
目配せでいいとの返事だったので、正面から撮らせてもらった。

ヒンバ 3


ヒンバの女性は細身でスタイルがいい!!
(中にはぽっちゃり系もいたけどね)


女性たちは、柵の向こうに入って行った・・・
アフィースから、柵の中には入るなと言われている。


明日の朝には、柵の向こうにある村に入れるから、今日は我慢。





【ナミビア】 =ヒンバ族 2=

首都のウィントフックから車で8時間ほど走り村に到着。

しかし、この村に入るのは規定があり、ヒンバ族の村に入るのは、翌朝だけと決められていた。

今晩泊るテントを張っていると、誰かが私たちの行動を見られているようだ。

振り返ると、それはヒンバの子供たちだった。

村の中には入れないが、子供たちは村の外に出てきて、私たちに興味津々。

私たちもヒンバの子供たちに会えた喜びで大はしゃぎ。

近寄ろうとすると、子供たちは笑いながら逃げる。
私たちも笑いながら声をかけ、追いかける。

ヒンバ族 1

子供がボロボロのボールでサッカーをしだした。
サッカー少年のサトルも交じる。
ヒンバ族 3

子供たちは大喜びし、サトルにめっちゃなつく

ヒンバ族 2


ヒンバ族 4

小さい子供は、サトルを奪い合いし、サトルに抱っこをねだる
ヒンバ族 7

子供を下ろすと、泣きじゃくりサトルの足にまとわりつく。
ヒンバ族 6
愛情に飢えてるのかな・・・?

サトルは常に子供を抱っこや肩車をし、服が真っ赤になった。


ヒンバの子供は、木登り名人ばっか。
めっちゃ人懐っこく無邪気だった。
ヒンバ族 8



プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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ヒンバ族 4
2010年08月16日 (月)
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ヒンバ族 2
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