【2011年 貴州省旅行記】 1Day その2 =北京空港で1泊=

前回の『1day その1 =出発~北京= 北京空港』の続き。

出発までの睡眠不足と疲労で、北京の空港で、貴陽行きの搭乗時間15分前にして、
極度な睡魔に襲われ、一気に深い眠りに吸い込まれてしまった。

今まで何度も搭乗ゲートで居眠りをしたことがあるが、搭乗時間になると、人のざわつきで目が覚める。
今回も大丈夫だろうという思いと、極度な睡魔に負けてしまい瞼が閉じてしまった。

その瞼は、今までに経験したことが無いほど重かった・・・・


ふと、目が覚めると、さっきまでいたあふれんばかりの乗客たちが誰ひとりいない!
時計を見ると、出発時間が5分過ぎていた!!!

5分ぐらいなら、まだ出発してないだろう。
きっと私を探してくれているはずだ!!!

慌てて飛び起きるが、さっきまで停まっていた貴陽行きの飛行機がない!!!

「嘘や―――――!!!!」 

大声で叫ぶ。

夢であってくれ!!!!

ゲートには、まだ搭乗手続きの案内係の女性が2人いる。

飛行機がいないが、まだ彼女たちがいるってことは、まだ大丈夫なはず!!

根拠の無い自信を頼りに、彼女たちに走り寄り、ほとんどちぎれかかった搭乗券を見せる。

貴陽行きの搭乗券は、手荷物検査や、ゲートナンバーを確認するため何度もカバンから出し入れしていたから、
半券がちぎれてしまって、最後の1つでかろうじて繋がっている状態だった。

ちぎれかかった貴陽行きの搭乗券を見て、彼女たちは
「ちぎれかかってるじゃない!」ってなことを言っている。

「そうじゃなくって! 私は貴陽行きの飛行機に乗りたい!」と必死に訴える。

「もうない、さっき出発した」

恐れていた言葉が彼女たちから発せられたとき、

私は「嫌――――――!!お願いーーーーー!」と叫んで、
膝から崩れそうになるのを必死でカウンターで支えていた。

目の前が真っ白になり、全身針で刺されている感覚に陥った。

「どうしよう、どうしよう・・・ 
どうしよーーーーー!!! 
どうしたらいいのーーーー!!」

それしか言葉が出ない。

必死に女性たちに訴えるが、自分も頭が整理できない。
彼女たちが言っている言葉も耳に入ってこない。
それ以前に中国語がさっぱり分からばい。




今まで旅先ではいろんなトラブルに遭遇してきたが、
自分の過失で飛行機に乗り遅れたなんて・・・

しかも、もう飛行機の目の前まで来ているというのに・・・
たった20分の居眠りのせいで、飛行機に乗り遅れるなんて・・・

こんな大失態、前代未聞だ!



【2011 貴州省旅行記】 1day その1 =出発~北京= 北京空港

4月に入ってから、出発までの10日間は
信じられないくらい忙しかった。
4/3に京都河原町十字屋カルチャーセンターで
「ガイドブックには載っていない上海・水郷古鎮」の講座があり
数日前からその準備に追われていた。
4/4は、貴州省出発前に、
貴州省のトン族ミャオ族を下調べの為、丸1日民族学博物館へ。
4/5.6は、私が旅に出る前に会っておきたいという友人数人と会う。
帰国してから会おうと断っても「出発前に会っておきたい」と言われる。
私と一生のお別れとでも思っているのか??
4/7.8 本当は京都の桜を見に行きたかったが、貴州省の友人知人のお土産を買いに走る。
4/9 この日は5:30起床。
Wakabunちゃんが大阪に到着の時間に合わせて6:20家を出る
昼にWakabunちゃんと別れ、京都へ桜を見に行く。京都市内ずっと歩きっぱなし。
夜帰宅後もうクタクタ・・・
出発前に家の片付けをしないといけない。
掃除、洗濯、台所の掃除をし、荷物を詰めてもうクタクタ・・・
1:30寝る。

出発当日4/10 4:30起床
6:00家を出る。

今回の荷物はこれが全部。
荷物
大きなリュック 10㎏
手提げカバン  4.4㎏

手提げ鞄の中身は全部お土産。
大きなリュックの半分はお土産。
茶色のリュックは、日記帳とウィットティッシュくらい
黒いカバンは、貴重品

冷蔵庫をからっぽにするため、朝、冷蔵庫の食材を食べてきたが、
機内食は楽しみ♪
機内食
ナスと椎茸と豚肉のあんかけ、中華味でおいしい♪

中国の入国カード 
入国カード
漢字で書けるのがうれしい。
隣の男性が、書き方を少々悩んでいた。
私に分かることがあればと声をかけさせてもらったが、ドイツへの経由の為、ちょっとややこしく私にもわからなかった。
仕事でドイツに行くという。
帰国は2カ月後。
3日前には台湾に10日間ほど仕事で行っていたという。
日本にいるより海外の方が多いという。
仕事は、太陽パネル関係。
それまで日本では、自然エネルギーや太陽パネルが注目されつつも、実現化が遅れていた。
しかし、海外では、ずいぶん前から徐々に自然エネルギーに切り替えているという。
日本はいい技術を持ちながら自国では発揮できないが、
海外では認められ、その方の会社は海外からの受注が多いと言っていた。

ドイツは自然エネルギーに力を入れていて、
大規模な太陽パネルを設置することになったため、
その方の会社が受注を受け行くのだと。
東日本大震災の1ヶ月後で、福島原発の問題が浮上していた時期。
その時は、日本ではまだ自然エネルギーについてそれほど注目されていなかった。
北京までの機中は、その方に自然エネルギー、太陽パネルのことを詳しく教えてもらうことができた。
旅先や機内では、普段出会わないような方と出会い、貴重な話しを聞かせてもらえ、とても勉強になる。



北京は晴天。
機内でいい話を聞かせてもらい、気分までウキウキする。
北京空港 1

関空→北京 3時間15分

いやー 北京の空港は何度も来ているが、何度来てもデカイなーと感心してしまう。
北京空港 2
新しいため、床の大理石もピカピカで鏡のよう。

乗り継ぎでも、北京で入国手続きをしないといけない。
北京空港 入国
入国手続きのゲートも実際はめちゃ広く、そんなに並ばなくていい。

自分の順番が回ってきてカウンター前に立つと
うわー 私のパスポートの写真が、横の画面に写ってるーーー!!
嬉しくなって思わずパチリ!
ipad
しかし、2年前こんなんあったっけなー?
記憶にない。
iPadくらいの大きさで、上にはカメラも付いてあって、今の自分の姿も映し出される。
嬉しくなって画面を見ながらいろんな表情をしてしまう。

中国は来るたびに新しい物があり、どんどん進化していってるようでワクワクしてしまう。

入国スタンプを押してもらい、ゲートを抜けると
各国の言葉で「ようこそ」と書かれた垂れ幕がある。
各国の言葉
日本語を見つけ嬉しくなる。

そのまま進むと、別のターミナルへ行くモノレール乗り場。
北京空港 3
別のターミナルに荷物を受け取り場や出国ゲート、国内線乗り継ぎ場があるため、これは全員乗る。

無人モノレールは、めっちゃ早い!
障害物がなくてもスピードがあり、ヒヤヒヤしてしまう。
ジェットコースターまではいかなくても、先頭車両でスリル満点のモノレールに興奮していると、
目の前に飛行機が現れた!!
北京空港 線路の上に滑走路
モノレールはスピードを落とすことなく飛行機の下をくぐり、なんだかアクション映画のワンシーンのよう。
中国はスリルも味あわせてくれて最高!!
私と同じように一番先頭にいた外国人観光客も大興奮。


モノレールを降りると、そのままみんなに付いて行く。
すると、荷物受取りの膨大な数のターンテーブルが並んでいる。
自分が乗ってきた便をテレビで確認し、ターンテーブルの番号を探す。
荷物

荷物を受け取ると、次に後ろを振り向く。
すると、このような案内がある。
国内線乗り継ぎ
ブルーの案内板に日本語で乗り継ぎカウンターの案内が出ている。
矢印にそって進み、左側に乗り継ぎのチェックインカウンターがある。
しかし、このカウンター。
毎回2名ほどしかおらず、チェックインカウンターとは気付きにくいので要注意。
国内線のチェックインをし、荷物をまた預ける。

大きな荷物が無くなり、気持ちも軽くなり、そのまま次のゲートへ進む。
次はなんだか長蛇の列・・・
身体チェック 1
あー 身体チェックのようだ・・・

入り口のカウンターで、搭乗券とパスポートチェック。
中に入り全ての荷物をX線にかける。
1人1人身体チェックのX線をくぐる。
普段、ブザーなど鳴らない私でもブザーが鳴り、台に乗り身体チェックを受ける。
身体チェック 2
見ていると、全員が引っかかり全員がボディチェックを受けていた。
しかも、両手を水平にさせられ、速やかだがめっちゃ細かくチェックされる。

身体チェックを終え、やっと国内線のターミナルへ入る。
北京空港 7
あー このカフェ、2年前と同じやー
懐かしいなー

北京空港 8

うわ! ジュースの自販機がある!!
自販機
2年前には見かけなかったと思うなー

無料のインターネットも設置されていた。
無料インターネット
関空の無料ネットよりサクサク動き、なかなかいい。

2年ぶりの北京の空港に嬉しくなり、しかも次の飛行機に乗れば目的地の貴陽だ。
貴陽の友人、知人で電話をする。

北京の空港は2年前より設備も増えているように感じる。
30分ほどウロウロと散策してみる。

そろそろ貴陽行きの便が出発する時間。
貴陽行きの搭乗ゲートに行くと、椅子はもう満席。
ガラス越しに見える飛行機に乗れば、あと3時間後には貴陽に到着して友人にも会える♪
ゲートから5列目の端の椅子が空いていたため、座って日記を書く。
西日が差しこみ、なんだか今までの疲れがドッと襲ってきて、極度な睡魔に襲われた。

搭乗時間まであと15分。
ここで眠ってはいけない。
そう頭では思っていても、瞼が自然と落ちてくる・・・
ヤバい・・・
我慢するんだ!
飛行機に乗れば、思う存分寝ればいい。

そう思いつつ、瞼が重く閉じられた・・・・

ハッと目が覚めた。
今までいた人たちが誰もいない!!!
さっきあった飛行機が無い!!!

えーーーーーー!!!
私はゲートにいながらも飛行機に乗れず、
置いて行かれたーーーーー!!!

信じられない現実を認めたくない!
夢であってほしい!!!

でも、現実だ。
私は大声で「嘘や――――!!!!」と叫んだ。

続く・・・・・




4/10 5:00 起床 
    6:00 家出発
    9:20 関空発 ― 11:50 北京着 
    16:15 京発貴陽行きのAIRに乗るはずが・・・乗れず・・・
    予定では19:15貴陽に到着してるはずだったが・・・
    北京の空港で寝ることに・・・
    辛い夜だった・・・

4/11 7:50 北京 - 11:40 貴陽着 北京の空港で1時間足止め、1時間送れで貴陽着・・・ 
   空港から何度もバスを乗り継ぎ洞窟村の拠点となる町へ

4/12 洞窟村へ
   →何度もバスを乗り継ぎ六枝へ

4/13 六枝 ミャオ族の村へ
   六枝→貴陽

4/14 貴陽の町をぶらぶら
   夜、カ―君家族と再会 火鍋

4/15 9:30貴陽→凱里→西江18:00着

4/16 6:00起床 7:50西江→台江9:15着
   姉妹祭パレード
   12:00 弟子と会う
   台江→青曼→凱里→台江

4/17 7:00台江→施洞8:30着
   姉妹祭 1日目

4/18 姉妹祭 2日目 カンちゃんと会う

4/19 姉妹祭 3日目 14:00 弟子とお別れ

4/20 6:00起床
   7:00施洞→凱里9:00着 
   凱里の郵便局から荷物を送る
   13:05凱里→麻塘

4/21 9:30麻塘→凱里10:30着
   14:25凱里→朗徳15:30

4/22 10:30朗徳→大塘→雷山→凱里→榕江19:10着

4/23 榕江→増沖(samと会う)(疲労、埃で喉、鼻の奥が痛くなる)

4/24 増沖→榕江→三宝→榕江→従江 (熱で従江到着後ぶっ倒れる)

4/25 熱があるがバシャ村へ さらに山奥へ 
   (山奥で謎の激腹痛に襲われ動けなくなる)

4/26 8:00従江→小黄→2:00のバスで従江へ
   従江→洛香→肇興

4/27 肇興 夕方トレッキング (堂安) 
   夜、ウ―ちゃんの家に誘われる

4/28 朝、謎の激腹痛に襲われ動けなくなる
   10:00~1:30 トレッキング
   2:00 ウ―ちゃんの合宿所へ遊びに行く

4/29 12:00肇興→地坪→バスが通ってる道路までバイクに乗せてもらう
   富緑→三江16:00着
   三江→桂林20:00着

4/30 6:20起床
   7:30空港行きのバス→8:10空港着
   11:30桂林→14:35北京着
   搭乗時間が1時間遅れに変更になり16:35
   北京出発18:10 予定より2時間送れ(黄砂の為)
   20:40関空着

今回、町での宿泊はほとんどせず、少数民族が暮らす小さな村を転々としながら泊っていた。

村での朝は、5時すぎから徐々に鶏が鳴きはじめ、一旦目が覚める。
時には、豚のト殺が始まり、豚の悲痛な叫び声がまだ夜もあけていない村に響き渡る。

6時になると、鶏の大合唱。
そして村人も起きだす。
私の大好きなトン族の村ザウシンでは、
毎朝6時になると、鶏の鳴き声と共に、トントンと乾いた音があちこちから聞こえる。
それは、藍染をした布を平らな石の上に置いて木槌で叩く音。

夜が明けたばかりの朝、各民家では、かまどに火をおこす。
窓を開けると、その香ばしいにおいが村中に漂っている。

毎朝、そのにおいを思いっきり吸いこみ、村の朝を体で感じながら幸せをかみしめていた。

毎日そんな朝を迎えていた。

中国の山奥では、朝がとても気持ちがいい。

だから、村では毎朝6時台に起きていた。


帰国後、まだ2日しかたっていないが、今のところ毎朝6時には一旦目が覚め、
7時には起床。

帰国した日は、到着も深夜になり、買い物も行けなかった。
出発前、冷蔵庫の中を空っぽにしていたため、
翌朝の朝食がない。


現地では毎朝、朝は食堂や屋台で売っているマントウを食べていた。
だから、帰国した翌朝、7時に近所のコンビニに朝食を買いに出かけることにした。

夜、雨が降っていたようで、その日は雨上がりの朝だった。

中国の山奥と景色は全然違うが、大阪も雨上がりの朝は空気がすがすがしくおいしかった。

これで鶏が鳴いてたらなー・・・と思いながら歩いていると、
頭上でカラスが鳴いた。

しかも、私の後を追ってきて鳴き続けていた。


あぁ~ 
日本の朝は鶏じゃーなく、カラスなのね・・・・






ある町では、停電になり、ロウソクで過ごしたこともあった。

懐中電灯を持って行ってたけど、リュックの中でスイッチが入っていて、
いざ使おうとしたら、懐中電灯の役目を果たさなくなっていた。

ちなみに、目覚まし時計も電池が減っていて、時は刻むがアラームが鳴らなかった・・・
電池を買うまで、毎朝寝坊しないかヒヤヒヤだった。


今回、拠点となる町で泊って、日帰りで村に行きするこもできたが、
村での暮らしを見たかったから、できるだけ村で泊ることにした。

村の夜は、真っ暗。
家では1つの部屋に集まる。
そこは裸電球が1つあるだけ。
ストーブをかこみ家族がみんなで食事をし、あとは寝るだけ。
翌朝、明るくなると、自然と目が覚める。

他の村の宿でも、電気はあるがそんなに明るくない。

帰国して思ったことは、無駄な街灯がありすぎる。
家の電気も明るすぎて、眩しく感じた。

そして、便座が温かく、驚いた。

無駄な電力使用が多すぎる。

すぐ便座の電気のスイッチを切った。

あれば便利で快適だが、私は無くても平気。

山奥の村での生活では、考えさせられること、学ぶことがたくさんある。



そしてもう1つ、帰ってきたと実感したことがある。
それは、トイレで紙を便器に流すことができたこと。
これをした時、あー帰ってきたんだなーと実感した。



プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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北京空港で1泊
2011年06月22日 (水)
2011年貴州省行程
2011年05月02日 (月)
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2011年05月02日 (月)
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