今日は、フォトジャーナリストの長倉洋海さんの講演会に行って来ました。

みなさんは、長倉洋海さんって知ってます?
恥ずかしながら私は解からなかったんです…
じゃー、なんで行ったん?って?
ある知り合いから、子供の幼稚園へ年に1度講演に来る人の話を聞きました。
その男性は小さな子供たちに
「世界の人たちと仲良くなるには、最初にどうしたらいいと思う?」
子供たちは
「あいさつー」って言ったそうです。
「世界では言葉が通じないよね。
そういう時は“にこっ”って笑うと心が通じるんだよ」
私はその言葉を聴いて、
そんなステキなことを教えられる人ってどんな人やろう?
その方に興味が湧きました。

数日後、新聞にその方の講演が高槻市であるって載っていました。
これは“行け”ってことかな。
やっぱり行こう!

講演前日、アラビア語講座で知り合ったヒロコさんを誘いました。
「長倉洋海さんの講演!?それはすごい!何が何でも行きます」
「この人って有名人なん?」
「フォトジャーナリストで有名な人じゃーないかな。賞も取ったと思うよ」
「へ〜、有名な人なんやー」
私はてっきり高槻在住のバックパッカーで、アフガニスタンに学校を作るお手伝いをしている青年かな?って思っていました。(認識不足でお恥ずかしい限りです…)

講演会場では、長倉さんの写真が展示し、その中にアフガニスタンの英雄マスードの写真や本がありました。
2006.10.21.jpg

マスードの写真を見て、長倉という人と顔が一致しました!
えっー!長倉ってあの人!?
すると長倉さんが私の横にいました!!
ひっ、ひえっーーー!!

私がマスードを知ったのは、9.11よりずい分前、たぶん長倉さんがアフガンの戦場最前線で、彼を何年にも渡って取材し、アフガンの本当の姿を伝えてくれたことがきっかけだたっと思います。
2001年9月9日。
マスード死亡のニュースが流ました。
1980年からソ連軍、タリバン政権と勇敢に戦い続けていたマスード司令官(将軍)が、そんなあっけなく死んでしまうなんて私は信じられませんでした。

「ニュース23」で、マスード追悼があり長倉さんがゲストでした。
長倉さんのコメントは他のジャーナリストとは違うものを感じました。
世界の戦場を見続け自分の足で取材をしてきた彼だからこそ一つ一つに言葉の重みがありました。
その時、「ジャーナリストでこんなコメントができる人がいるんやー」って感動したのを覚えています。(名前と顔が一致しなかったけど)

長倉さんが援助しているアフガンの山奥の学校は、マスードの生まれ故郷の村だそうです。
マスードは生前、アフガンが平和になれば学校を再建したいと言っていたそうです。
彼ができなかったことを長倉さんが後を継いでいるそうです。

5年前から長倉さんがアフガニスタンの山奥に学校を作り、今回の講演はその活動報告会でした。
長倉さんは年に1度その学校に行き、生徒の成長を写真に収めて支援している人たちに報告しているそうです。
講演では、写真のスライドを流し現地の様子を話をしてくれました。
長倉さんは生徒全員の顔と名前を覚えて一人一人のお話をしてくれました。
「今回学校に行くと、去年までいたその○○(男の子の名前忘れた)の姿がないんです。カブールに引っ越したのかな?って思ってたら、彼は亡くなったって聴かされました・・・。この地域には電気が通ってなくて、ランプで生活をしています。ある日、そのランプが倒れ彼の家が火事になったそうです。火事だけなら良かったんですが、家が爆発して彼は犠牲になったと言っていました。 この地域は昔、ソ連軍との戦いで激戦区でした。各家ごとに弾薬を備蓄してて、隠し場所として家の壁に埋め込んでいたんです。何十年と経ちそんなことを忘れ、壁に埋め込んでいた弾薬に引火し、爆発し彼とお姉さんが亡くなったそうでうす。
家に弾薬を隠した人は戦争で亡くなったりして、当時の事を知る人がいなくなって、誰もが彼の家の壁に弾薬が埋められていたって知らなかったそうです。
今でも山深い小さな村でも道をはずれると地雷があり、羊を追って地雷を踏み足をなくした学校職員もいました。」
戦争が終わっても戦争の爪跡は何十年経っても被害をもたらすのですね・・・。
だからこそ戦争などしてはいけないと言っていました。

9.11でアルカイダの拠点となっていたアフガニスタンが注目され、カルザイ政権になったものの現状は厳しいようです。
その後、世界の目はイラクに注目し、アフガニスタンはまた世界から忘れらた国になってしまったのでしょう・・・。

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

講演の後、私たちは打ち上げに誘われました。
すごい人って、よくオーラがあるって言うでしょ?
でもね、長倉さんには全くオーラがないんです。
長倉さんは写真集だけではなく、たくさんの著書も書かれていて、「先生」とい呼ばれてもおかしくないすごい人なんです。
でも、みんな「長倉さん」と親しみを込めて呼び、長倉さんもみんなと和気あいあいと喋っていました。
オーラがなく人との壁が一切ない長倉さんだからこそ、あんなにいい写真が撮れるんでしょうね。

今度、長倉さんが関西に来るのは、11/3に京都国際交流会館で行われるイベントです。
メインゲストとして長倉さんの講演があります。
無料なのでよかったらあなたも長倉さんのお話を聞きに行きませんか?
私ももちろん行きます!
打ち上げの席で隣に座っていた長倉さんに
「君、京都のイベント来る?もしよかったら写真集売るの手伝ってくれない?」
って頼まれちゃいました。
当日、私は張り切って写真集を売っていると思うので、見かけたら声をかけてくださいね!
2006.10.21