10日をすぎ11日になった深夜、相変わらず全く眠れません。
眠るのを諦め、その日も夜中にHPの作業をしてました。
早朝5時ごろ、新聞屋さんが朝刊をポストに入れる音が朝になったと知らせてくれる。
あぁ・・・、今日もこの時間まで起きてしまった・・・

朝刊を取りに行くと「イランで日本人誘拐」という記事。
場所はイラン南東部。
こないだの3連休から睡眠がむちゃくちゃで、近頃2時間ほどしか眠ってなかったからか、
「イランで誘拐」って記事を見ても、頭がボーっとして自分でも驚くほど無反応でした。

ここは昔から危険地域なんですよねー
私が行った時も外務省の危険地域のレベル2だったんです。
ずいぶん悩んだんですが、ここにはあのアルゲバムがあるんです。
現地で情報を収集し行けると見込んで、車をチャーターしてバムへ行ってきました。
実際に行くと、ここのどこが危険なんやろう?って思うほどのどかで、周囲は砂漠だけでした。

その日の夕方、アラブの会の会長のN氏から電話がありました。
「バムの映像持ってません?」
「写真ならありますけど、映像なんてないですよ。
だって私が行った時は、デジカメにムービー機能なんて無い時代ですよ。
それに私は今もフィルムカメラなんですよー。
で、それって何でですか?」
「今、各メディアから問合せが殺到してて、バムの映像を探しているんです。」
「写真ならあるんですが・・・。
でもそれは昔のバムの写真で今のバムじゃないですよ。」
「写真じゃダメなんです。だれか映像を持ってませんか?」
「そういえば・・・、
ケンゴ君が3月に行ったばかりで彼はデジカメを持って行ってたから、
もしかしたらムービーで撮ってるかも!?ちょっと連絡しています。
でも私ケンゴ君のホットメールしか知らないんで、彼からの返事は夜になると思います」「こういうのは一分一秒を争う世界なので、あったとしてももういらないって言われるかもしれませんので、もう無理ですね」
「はぁ・・・」
何が何だかわけが解からないけど、まぁ〜とりあえずケンゴ君にメールを入れときました。

その日の夜、ちょっとした知り合いと食事に出かけてたんですよ。
彼とは春に知り合って、今回初めてゆっくりお話させてもらいました。
そして、ひょんなことから私の友人を紹介することになりました。
うふふ。
ま、その話はまたのちのち・・・。
(はたして続きがあるんでしょうか。。。?)

楽しい食事を終え帰宅すると、ケンゴ君から返事がありました。
「映像はないですねー。だってあの荒地ですよ。
あんな荒地をムービーで撮ろうなんて思わないですよ」
そりゃ〜そうや。
「写真ならいっぱいあるんですがねー
バムだけじゃなく、バムの街の写真もありますけど・・・
誘拐された彼が泊まってたホテルの写真もありますよ。
彼が辿ったルート、僕と全く一緒なんですよ。」
ケンゴ君はインドからパキスタン、パキスタンからイランに入ってバムまでのルートがまるで一緒だとか。
それってすごくない??
旅行者が辿るルートって大体一緒だったりするんですけど、
宿まで一緒なんて、映像より生の声の方がすごくない?
それにケンゴ君は3月に行ったばかりで、そんなに昔でもないし。
夜遅かったんですが、慌ててN氏に連絡を取りましたよ。
「映像は?」
「映像はないんですが、バムだけじゃなく市内の写真もあるそうです」
「映像じゃないとダメなんですよねー。あれから探して映像が見つかったんです。」
見つかったんならよかった。

でもその後、ニュースとかで出てくるのは、在りし日のバムの姿ばかりで、
それに動画でなくどう見ても写真っぽいねんけどなー?
こんなん流してたら、バムには今も立派なアルゲバムが存在すると思ってしまう人がいるやん〜
ニュースの映像(写真?)を見るたびに、なんで今はもう存在しないバムの姿が採用になってケンゴ君の今の写真はダメなん?って思ってしまいます。

バムの映像でバタバタしましたが、
誘拐された学生さんが無事に解放されることを願うばかりです。

2007.10.13