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【 貴州横断紀 18】 =長角ミャオ族に会いたくて ③=

下の村が見えなくなるほど山奥へと入ってゆくと、ポツン、ポツンと民家が現れた。
もうすぐ長角ミャオズーの村かな・・・?

そして民族衣装を着た夫婦とすれ違った。
その女性は小柄な私よりさらに小柄。
1人で歩いている私に何か話しかけてきた。
意味がわからないので「ニーハオ!」と挨拶。
すると、挨拶以外に何やらいろいろ言っている。
どうやら「100元を出せば民族衣装を着せて見せてあげる」と言っている。
「100元!?そんな大金出すわけないやん~」
大阪弁で断ると、値段を下げてきた。
「60元でどうだ?」
「60元!?それ高いわ!ムリムリ!」
「じゃ50元!」
「50元も高いっちゅーねん!」
「じゃナンボなら出す?」
電卓を出し20元と表示。
「いや30元でどうだ?」
「30元!?出したとしても20元やなー」
ちょっと悩んでいたが、うなずき旦那をほったらかしにして、私と一緒に今降りてきた道を引き返す。

村人たちは、歩くことに慣れているようで、スタスタと歩く。
私は下の村から山道を45分歩いているから、もうヘトヘト。
女性との距離がどんどん開いてゆく。
ミャオズー

村が見えてきた~
やっと到着したんや~~
と、喜んでいたが、女性は「ここじゃないこの先や」って言ってさらにスタスタと歩く。

写真の正面の山の裏の谷あいに、木造の長角ミャオ族の集落があった。

家に案内してもらうと、彼女はベットの中に埋もれている服をかき分け
刺繍を施した民族衣装と、黒い毛糸の塊を取り出した。

黒い毛糸はあの巨大へアースタイルになる必需品。
毛糸は2mほどの長さで束になている。
絡んだ毛糸を手でほどき、スタンバイOK。

鮮やかな民族衣装に着替え、次に長い髪の毛を水牛の角を模った木にクロスしながら縛った。
次に巨大な束の黒い毛糸を角にひっかけうまくクロスしながら巨大ヘアーを作り上げた。
かかった時間は5分ぐらいで、慣れているのかすごい手際がいい。
髪の毛が出来上がる様子を見ながら、私は1人で感激!

長年の謎だった長角ミャオズーの髪型を最初から見られるなんて、夢のよう。
私は長年、「あの髪型はいったいどうなってるの?」と疑問だった。
その謎が今、解かれようとしている。
一瞬の瞬きもしたくない!

そして、完成した長角ミャオズー
長角ミャオズー


やっと会うことができた長角ミャオズー♪♪
ここまで来ることができてよかった~







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【貴州省横断紀 17】 =長角ミャオ族に会いたくて②=

市の準備中の村を抜け、根拠もなく山へと歩いていく。
このまま一本の道を歩いていいのだろうかとい不安より、
新緑の山々に囲まれ、空気が新鮮で何度も大きく深呼吸をし、
また貴州省に戻って来れたことに喜びをかみしめる。
P4061954--.jpg

市がある村へと行く人たちだろうか、たまに山から降りてくる人とすれ違う。
P4061951--.jpg

菜の花畑の間から牛が現れる
菜の花と牛

道路では豚の親子とすれ違う
豚

もう30分歩いてるけど、村が現れない。
このままこの道を歩いて行っていいのだろうかと、ちょっと不安になる。


豚や野菜など積んだ馬車が下の村で行われている市に出すため、次々に下ってゆく。
馬車

馬車

人は急斜面に作られた近道を降りてくる。
あの髪型にはしてないけど長角ミャオズーにもすれ違う。
ミャオズー

ミャオズー

やっぱりこの道の先に長角ミャオズーの村があるんだ!
私はさらに山奥を目指した。


【 貴州省横断紀 16】 =長角ミャオ族に会いたくて①=

私は、いつ長角ミャオ族の存在を知ったのだろう・・・?

銀装飾に身を包むミャオ族のミャオ族の存在は今から11~12年前に知っていた。
でも、長角ミャオ族の存在をいつ知ったのか覚えていない・・・
銀装飾のミャオ族の前だったのか、それより後だったのか・・・?
ただ、いえる事は、ここ最近知ったのではない。

1年4ヶ月前に始めて訪れた貴州省では、少数民族の住むエリアがわからなかった。
風の噂で銀細工の民族衣装を着る少数民族が住むのは凱里周辺と知り、凱里を目指した。
そこで助けてもらった熊さんに、長角ミャオ族が住むエリアは貴陽と雲南省の間にあると教えてもらった。
もう凱里まで移動していたので、長角ミャオ族が住むエリアには行けない・・・
また、絶対貴州省に戻ってきて、そのときに必ず行こうと誓った。

そして今回、マイレージ特典で飛行機を利用したため、貴陽に入る便がなかった。
でも、それはどってことない問題。
長角ミャオ族が住んでいるのは、貴州省の西。
雲南省寄りなので、雲南省・昆明に入れば、移動しながら目的地に行くからちょうどいい。

そして、昆明から列車で8時間、長角ミャオ族の村に行く拠点となる町にたどり着いた。
もっとド田舎かと思っていたが、そこそこの大きな町でビックリ!
中国は、日本で手に入る地図に載ってない町でも日本の市町村より大きい。



朝、8時に開くと聞いていたバスターミナルに行ってみる。
チケット売り場で、長角ミャオ族が住む村の名前を書いた紙を見せると、
「ここではなく、あっちだ」と、道路を指差した。

道路に出て駅前にあった路線バス乗り場に行こうとしたとき、
村の名前が書かれた軽ワゴン車の乗り合いバスが走ってきた。
慌てて手を上げ、その車に合図を送り、なんとか乗ることができた。
P4061943--.jpg

軽ワゴン車だけに車内は狭い。
軽ワゴン車の3列シート。
私を合わせて7人が乗っている。
途中若者4人が乗り込むことになった。
1人ならともかく、4人も乗れるわけがないやん~!

でも、小さな椅子をどこかから出してきて、2列目と3列目の狭い狭い隙間に小さな椅子を置き、
ギュウギュウ詰になりながら座った。
どんだけ詰め込むねん~
しかし、軽ワゴン車に大人11人も、乗れるもんやねなーと関心していまう。

11人も乗せた軽ワゴン車は1時間も山道を走り、目的地の村に着いた。

まだ朝の9時だというのに、小さな村は騒がしい。
今日は市の日みたい。
週に1度ぐらいしかないので運がいいかも?
P4061944--.jpg

P4061946--.jpg

P4061945--.jpg


熊さんが言うには、この村から歩いてだったら30分ほどで長角ミャオズーがいる村に行けると言っていた。
が、どっちの方向に行けば長角ミャオズーの村なのか、さっぱりわからない。
でも、なんとなく勘で、村の上を目指した。
途中道が分かれたりしたけど勘で曲がり、根拠もないけど山の上を目指した。



【貴州省横断紀 15】 =刀削麺=

明日、長角ミャオズーの村に行くのに、何時にバスが出ているのか調べようと
バスターミナルに行くことにした。

しかし、バスターミナルはどこか全くわからない。

私は今回の旅では、ガイドブックというものを持ってきていない。
あの「歩き方」でさえ持ってきていない。

だって、どんなガイドブックにも貴州省のことなどほとんど載ってないし、あの「歩き方」でさえ、
数ページしか載ってないし、私が必要とする情報は一切載ってないから。

今回は、貴州省全体の地図だけ。
だから、町の地図などあるわけがない。

でも、ガイドブックや地図がなくても、なんとかなる。
行きたい場所を人に聞けばいいのだから。

前回は、中国語も話せないし、わからないし、意思疎通の手段は、
紙に行きたい場所を書いて見せるだけだった。
でも、今回は「指差し会話帳」があるから、相手がすぐわかってくれる。
「チャントゥーチーチョー・チョーチョーチャン(長距離バス・バス乗り場)」
と、人に尋ねると、ぎこちない中国語を理解してくれ、1人の男性が連れて行ってくれた。
彼は片言英語が話せるようで、普段英語など使わないからか、
一生懸命単語を思いだしながら話をしてくれた。

案内してくれたのは、今まで何度もバスターミナルを利用してるけど、
ここがバスターミナル?と思ってしまうほどの普通のビル。
六枝バスターミナル

どこからバスが出入りするの??
六枝バスターミナル

チケット売り場に行こうとすると、シャッターが閉まっていた。
案内してくれた男性が隣の売店に尋ねてみると、バスターミナルは6時に閉まったという。

へっ!?
夕方の6時にバスターミナルが閉まるの!?
終わるの早すぎちゃう~?

明日8時に開くから8時に来いという。

案内してくれた男性と別れ、私は途中で見かけたお店で晩御飯を食べることに。
刀削麺の店
この看板の「刀削麺」に惹かれた。

初めての中国だった北京で、出会ったゆみこちゃんが、
「やっぱり旅はやめられない 中国編」で詳しく登場するので、ぜひ読んでくださいね)
フードコートで刀削麺を食べた。
彼女は一口食べ、「おいしいーーーー!!」と大絶賛。
「かおりちゃんも食べてみて」と勧めてくれ、私も一口食べてみた。
それまでは、ラーメンのような細い麺しか食べたことがなかった私。
麺が太く厚みもあり食べ応えがあって、味付けも最高においしく感激した。
それから5度中国に行ってたけど、刀削麺屋と出会うことなく、食べられなかった。

やっと、刀削麺屋を見つけて私は嬉しくてたまらない。
さっそく刀削麺を注文。
店主は、麺の素となる塊を胸の前に置き、中華包丁で削ってゆく。
削られた麺は、宙を舞い大きな鍋の中に行儀よく飛び込んでゆく。
刀削麺

そして出来上がった刀削麺。
刀削麺

さすが、辛いもの好きの貴州省。
刀削麺も赤い・・・

麺が埋もれて見えないので、出してみました。
刀削麺

赤く、辛い貴州省味の刀削麺もマジでおいしく、スープまで全部たいらげました。

寒くて震えていたけど、この刀削麺を食べてからは体がホクホク♪

【 貴州省横断紀 14】 =一本の電話から=

熊さんに電話をし、貴陽で私が来るのを待ってくれているカークンプンに電話をする。
コールが鳴り、カークンプンが電話を取った!
うわーーー!カークンプンやーーーー♪♪
私は1人で興奮している。

「helloー!カークンプン?my neme is kaori !!」
「 I know . I understand 」
初めて電話するというのに、彼はけっこう冷静。
「いつ貴陽にくるの?」
あーーー 早くカークンプンに会いたい!!

「今、ウオツォーに着いて、明日ミャオズーの村に行く。
その後、すぐに貴陽に行くかも?
さっき駅でここから貴陽まで2時間半って聞いたから、夕方にこっちを出て8時ごろには貴陽に行くかも?
でも、もしかしたら、あさってもミャオズーの村に行くかも?
あさってもミャオズーの村に行ったら、あさっての夕方貴陽に行く。
また明日電話する」
「わかった!君が来るのを待ってるよ!」

次に、ある人に電話をした。
でも、実は電話をしようか、ためらっていた。
その人は、1月末頃だったか、以前に私が書いた貴州省のブログを見てメールをくれた人。
その人は、中国人で貴州省出身だという。
今も貴陽で住んでいる30代後半の男性で、貴州省に来る時は連絡してくださいという。
日本語で届いたメールに、「ほんまにこの人中国人か?」
ちょっと不信感を抱きながら、2度ほど軽く自己紹介的なメールをやり取りをしただけ。
でも、悪そうな感じはしなかった。

3月末ごろだったか、貴州省に行くことが決まり、このブログで行程を書いた。
出発1週間前、それを見たその彼らメールがあった。
「貴州省に来るのですね。6日に六枝に行くのですね。僕もその日仕事で六枝に行きます。
六枝で会いませんか?」
と、携帯番号を書いてくれてあった。
偶然なのかウソなのか、これが本当だったらすごいタイミング。
すぐに返事を送るが、その後返事はなかった。

しかし、六枝に仕事っていったいどんな仕事をしているのだろう・・・?
六枝に仕事なんて、日本語も話せるってことはツアー添乗員をしていて、
長角ミャオ族を見るためのツアーの添乗員で来るのかなー?
添乗員で来るのなら、私と会う時間なんてあるのかなー?

出発前日、彼の携帯番号をメモし念のため持って行った。
でも、連絡しようか、しまいか、けっこう悩んでいた。

本人は30代後半のオッサンですと言っている。
中年太りでお腹が出てて、ダサい中国人かなー?
勝手な想像を膨らまし、全く知らない人やし、気乗りしていなかった。

でも、携帯番号を書いてくれているし、丁寧な人そうなので、やっぱ電話をすることにした。

コールが鳴り、その人が電話に出た
「おくだかおりです。こんにちは」
「おくださんですか?こんにちわ。今どこですか?」
「さっき六枝に着きました」
「明日は六枝にいますか?」
「はい」
「じゃー 明日晩御飯を一緒にどうですか?」
「あ・・・、はい」
「じゃー4時ごろ仕事が終わるので、明日の4時すぎにもう一度電話をくれますか?」

すごい流暢な日本語にビックリしてしまう。
ほんまに中国人か?!

この一本の電話をきっかけに、私だけでなく、カークンプンの人生が大きく動き出すことになった。



プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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2009年04月29日 (水)
長角ミャオに会いたくて①
2009年04月29日 (水)
貴州省の刀削麺
2009年04月28日 (火)
一本の電話から
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by AlphaWolfy
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