途中、車を停め
ムーンランドスケープを一望できる場所で歩いていく。
景色を一望していると、サトルが
「じゃーさー 俺、月面の無重力っぽく浮いてみるわ」
そういうと、サトルはひょいっと浮くように飛んだ。
「ひやーー 今の何~!?」
「どう? 無重力っぽく写った?」
「ひゃっはっはーー
めっちゃおもろい~ マジで無重力やったでー」
「じゃ、俺も無重力に挑戦するわー」
そういうと今度はゆーすけも軽く助走し、地面からめっちゃ離れるように飛んだ。
「どうやった?」
「地面からめっちゃ浮いてたでー なんでそんなに飛べるん~?」
「じゃー今度は2人で飛んでみるわ」
「ひゃっはっはーーー 2人めっちゃおもろい~~」
写真でもわかるように、2人はマジで空中で一瞬止まる。
「なんで、そんなことできるん~!?」
2人を見てたら、私にも簡単にできるように思えてくる。
「私もやってみるーーー!!」
で、やってみた。
なんじゃこれ~!?
「かおりちゃん地面から10cmも飛んでないでー
しっかり飛んでーやー」
「よーし!今度はしっかり飛ぶわ! ちゃんと撮ってやーー!」
即、写真をチェック。
「あれー!? 地面に両足付いてるやん~
こんなん着地してるところやん~」
「ってか、かおりちゃん、飛んでないねん~」
「うっそー!? 私、めっちゃ必死に飛んでるねんでー」
「どこがやねん~」
ゆーすけが、一生懸命シャッターチャンスを狙うが、私はすぐに着地してしまう。
というか、着地どころか、全く飛んでないらしい。
はやり、体が重いから重力に逆らえないのか・・・?
「じゃーもう一回!!」
強烈な直射日光を浴び、めっちゃ暑いにもかかわらず、2人は嫌な顔せず私に付き合ってくれる。
「かおりちゃん、腕を大きく振って空に向かって飛んでみ」
アドバイスを受け、腕を大きく振って助走。
おっ!!
10cmほどしか浮いてないけど、それっぽく見えてきた。
「腕が顔を邪魔してるよー 合図した時は、手前の腕は下げてないと」
そんな器用なことはできまへん~~
でも、何度も挑戦!!
やっと、浮いてるような写真が撮れたかな??
この写真を収めるまで、何十回と飛んだのでした。
2人は、サッカーをしていて、スポーツ万能。
2人に言わせると、私はバネがないらしい・・・
本当は、「体が重い」と言いたいところを、2人は気を使って「バネがない」と言ってくれたんでしょうね。
やさしいのぉ~~
私の気が済むまで暑い中お付き合いくれた2人に感謝です。
しょーもない内容ですいません・・・
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