【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/7 Day-4-5 汶川》


傷みが増す足を引きずり人に支えてもらいながら、車を停めていた村の入口まで行く。


村人も数人付いてきてくれた。


村の入口まで行くと、建物の前で待たされた。


そこは村の診療所だった。

DSCF1820.jpg

けっこう立派でしょ。

地震後だからでしょう。


村人が電話をしてくれ、村のお医者さんを呼んでくれた。


少ししたら、おっちゃんがやってきて、診療所の鍵を開けてくれた。


診療所は常に鍵がかけられていて、お医者さんがカギを持っているらしい。


おっちゃんは村のお医者さんだった。


こんな小さな村にお医者さんがいることに私は驚いた。


犬に噛まれたと言うと、

狂犬病のワクチンはここにはない。

汶川の診療所に行くように言われた。

狂犬病は噛まれて20時間以内にワクチンを打たなければならないと聞いたことがある。

診療所の先生も一刻も早くワクチンを打ちなさいと言った。

私の傷を見て、難しい表情になったのが怖かった。


すぐ車に乗り、汶川まで戻ることになった。


せっかくインタビューができてたのに、申し訳ない気持ちでいっぱいだが、

私はあいかわらず、ひどい頭痛で頭が締め付けられ、睡眠薬を飲まされたのでは?と思うくらいの酷い睡魔に襲われていた。

さらに足の傷がズキズキと疼き、私の体はいったいどうなるんや・・・?


クネクネとした山道を下山してる間、私は頭痛と睡魔、傷の傷みにひたすら耐えていた。


やっと汶川に到着した。


まず行った先は、病院ではなかった。


DSCF1958.jpg

中国では狂犬病のワクチンは病院ではなく、感染症専門病院(診療所)にしかないらしい。

日本で言う保健所と同じみたい。


この写真は、別の日に撮影したため、ドアは開いているが、私が駆け付けた時はドアが閉まっていて、シャッターも閉まっていた。


もしかして定休日か!?


横の看板をよーく見ると、12時~3時は昼休みみたい。


傷口を見てもらうため、先に病院に連れて行ってもらうことにした。


中国の病院は手続きが大変。

まず入口受付で診察券を作らないといけない。

パスポートを提示し、いろいろ記入し、診察券を作るお金もその場で払う。

なんでも先払い。


日本のように後でまとめてお金を払うのではなく、何かするたびに窓口まで行きお金を払わないといけない。

重傷者は一人で病院に行けない。

私も傷の傷みと頭の傷みで、動けずジュジュちゃんと運転手が手分けして手続きをしてくれた。



入口の窓口での手続きが終わると、私は外科の通路で待たされた。


通路には大量の血の塊と通路先まで続く血痕が・・・

ここで殺人事件があったのか!?


床の血をだれも拭こうとしない。


看護師は何気に血を避けながら、何事もないように通路を歩いている。


そして、頭部と顔半分、腕に大量の血がにじんでいる包帯をグルグル巻きで、服も大量の血が飛び散った男性が私の前をウロウロしていた。


怖すぎる・・・


この人は、床の血痕の主か!?

こんなひどい状態で処置が終わったのか!?

包帯には、大量に血が滲み出てるのに、落ち着かない様子でウロウロと動き回ってる。


謎が多すぎる!!



通路の先では、5人ほどの男性が3対2で口論している。

外科診療室には、7人ほどの男性が詰め寄って、めっちゃ大声で怒鳴っている。

暴動か喧嘩でも起こってるのか!?


そんな所で私は一人待たされていた。


続く・・・





【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/7 Day-4-4汶川》


汶川から車で1時間以上。

汶川から1000m上がった山の上にある夢ト新村の、村の一番上になる道路で

おとなしく眠っていた野良犬が突然目を覚まし、

急に襲い掛かってきて足のスネを”ガブッ”と噛まれた。


寝ていた犬に噛まれたと言うと、

「犬に近づいて撫でようとしたんじゃないの?」

と言われるが、そうではない。


強烈な睡魔とひどい頭痛に襲われていた私は、うるさい中国人たちから離れ、ふらふらと歩いてたまたま立ち止まった近くに野良犬がいて襲われた。


運が悪かった・・・


犬が突然襲いかかって右足のスネを噛まれた。


牙が骨に達したのがわかり、ヤバい!!!と焦った。


私の叫び声に村人が気づき、犬を追い払ってくれた。


噛まれた足を見ると、ズボンが破れていた。


DSCF3392.jpg

このズボンの写真は噛まれてから10日後くらいなので、

噛まれた時より穴がちょっと大きくなってます。


ズボンをめくると、スネに7mmほどの穴があいて、最初は白い骨が見えていた。

じわーっと血がにじみ出し、脛から血が流れだしてきた。


駆け寄ってきてくれたジュジュちゃんが驚き、すぐティッシュをくれた。

ティッシュで傷口を抑えたが、ウィルス感染の心配がよぎり、

「水! 水! 水はどこ!? 水で洗い流さないと!」と叫んだ。


ウィルス感染も心配だが、真っ先に狂犬病の恐れがあると思った。

狂犬病なら、マジヤバい・・・


ジュジュちゃんが通訳してくれ村人に「水はどこですか?」と尋ねるが、村人はあーだこーだと言い合い、水の場所をなかなか教えてくれない。


村人が大騒ぎしあーだこーだ言い合い、一人がどこかに電話してくれた。


ジュジュちゃんが「大丈夫だから心配しないで」と私を慰め励ましてくれるが、水を探すのになぜどこかに電話をしないといけないのか私には謎だった。


「どこに電話してくれてるの?」


「わからない… でも大丈夫だからカオリは心配しないで」


村人が大声であーだこーだ言い合っている間、私はひたすら待たされる。


5分以上待たされ、私はしびれを切らし、

「病院は後でいいから、まず傷口を洗い流したいから水道水を貸してもらえるように頼んで!」


私が噛まれた場所は、洗濯干し場だったため、すぐ近くに洗濯するための水(水道の蛇口)があるはず!

DSCF1832.jpg


洗濯機がありそうな建物にはドアがあり、閉まっていた。

鍵がかけられているのか??


噛まれた瞬間は傷みがそれほどなかったが、だんだん傷口が痛くなり”これはマジでヤバい…”と危機感が増していった。

私は焦っていた。


「あのドアの中に水道があると思うねん。

水を使わせてもらえるよう頼んで!」


家の持ち主のその場にいたため、すぐ鍵をあけてもらい、洗濯機横にあった水道水で傷口を洗い流した。


冷たい水で傷口を洗い流し、ズキズキする傷みは少しだけ薄らいだ。


傷は3か所。


DSCF1805_20170224113746125.jpg


スネに2か所。


DSCF1804_201702241137440bc.jpg

ふくらはぎに1ヶ所。


一番ひどいのは、骨に当たったスネの傷。


あとの二か所は、かすり傷程度かな?こすったら血は取れるかな?

と最初は安易に思っていたが、この二か所の傷が治るのに2週間以上かかってしまった。


傷口に水をかけ続けた。

ずいぶん水をかけているとドクドクと流れ出る血が止まった。

(傷口の写真は、洗い流した後です)


病院に連れて行ってもらうことになったが、足の傷みがだんだん酷くなり、人に支えてもらわないと歩けなかった。




続く・・・









【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/7 Day-4-3《汶川》


私は朝から頭が痛く、全身がだるかった。

夢ト村は汶川から1000m以上も上にある。

急激に1000m上がったからか、頭が締め付けられるように傷みがひどくなり、足に鉛を付けられたように重く、ありえないほどの睡魔に襲われた。


村の上の端まで行くと、おじいさんと50代ほどの男性がいた。


ジュジュちゃんが声をかけ、インタビューが始まった。

私は隣で聞いていたが、だんだん立ってられないくらいしんどくなり、高さ50cmほどある低い塀に座った。

その時、座った塀はここ。

DSCF1832.jpg

ジュジュちゃんと男性たちは写真右の辺りの道でインタビューしていた。


この写真には写っていないが、植木の前に野良犬が寝ていた。


私は塀に座ると、極度な睡魔に襲われ意識がもうろうとしてきてきた。

自分の意思と反し、もう目を開けていられない。

まるで睡眠薬を飲んだみたいに、異常なほどの睡魔だった。

私は目を瞑って寝ていた。


インタビューをしているおじいさんは、村移転や震災後の政府の方針にそうとう不満があったようで、大声でジュジュちゃんに不満をぶちまけていた。

その大声で村人が出てきて、総勢10名ほどがジュジュちゃんを取り囲むように輪になってしまった。

私が座っていた所にまで輪が膨らみ、私も取り込まれた状態になっていた。


真ん前や横に人がいて、全員が大声でジュジュちゃんに政府の不満を言い、

その声があまりにもうるさくて、私は頭がうずく。


塀に座っているとお尻も痛くなり、うるさい輪から脱出しようと、私はふらふら~とその場を立った。


極度な睡魔で居眠りをしていたため、まだ目が回っていた。


村人の輪から外れ、ふらふらとした足取りで数歩歩いて立ち止まった。


その時、たまたま立ち止まった場所は、寝ていた犬の前だった。


私は次の寝場所を見つけるために周囲を見回していた。


今までおとなしく寝ていた犬が、ふと目を覚まし、私と目が合った。


すると、驚いたのか、急に吠えだしたと思ったら、私に襲い掛かってきた。


一瞬のことで私も驚き、少し後ずさりをしたが間に合わず、右足のスネを「ガブッ」と噛まれてしまった!


ヤバい!!


その瞬間、「ガリ」と硬い物に当たったのがわかった。


ヤバい!

骨まで達した・・・!!


自分でわかった。


私が大声で「わあっっーーーーー!」と叫ぶと、村人が気づき、犬を追い払ってくれた。


ズボンに大きな穴が開き破れていた。


ズボンを上げ、足を見ると、まだ血が出る前で、奥に白い骨が見えていた。


続く・・・





【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/7 Day-4-2《汶川》


辛麺を食べ終え、運転手と合流した。


今日も山の上にある「夢ト村」に調査。

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この看板は、地震後に建てられた。


各村々への幹線道路は、今では二車線もある立派な道だが、地震前はこの道は無かった。


夢ト村へ行く山道を走っていると、旧道と新しい道が見えた。

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今日行く「夢ト村」も、地震で村が全壊した。


「夢ト村」は倒壊した家をそのまま保存し、村全部が野外博物館になっている。

村人は旧村の上に新しい家を建て、みんなで移転した。


車は新しい村にできた野外博物館入口の駐車場に停めた。


DSCF1819.jpg


山の上にこんな立派な建物が建てられてあった。


険しい山を登り続け、汶川から1000mは上がった。


頭がズキズキと疼き出す。

私は頭痛などあまりなったことがない。


なんだ!? この痛みは・・・

急激に標高が上がったからか!?


車から降りるが、足も重い…


運転手とジュジュちゃんが歩くスピードについていけない。

激しく息切れもする。

極度な睡魔も襲ってきた。


ジュジュちゃんが村人にインタビューをしている。

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私はカメラマンなので、その様子を写真撮るものの、頭が痛く全身がだるく、私は耐えてインタビューが終わるのを待っていた。


村の様子も写真を撮るものの、しんどくてたまらない。


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建築中の家を見ると、レンガを積み上げた家ばかりだった。

二階建ての家は、一階と二階の間は木の板

DSCF1802.jpg


村人を探すため散策するが、私は息切れが激しく、足も重く、私は2人に着いていけなくなってきた。


まるで高山病の症状と同じ。


おじいちゃんを見つけ、ジュジュちゃんのインタビューが始まった。


頭が締め付けられるほどの酷い頭痛と極度な睡魔に襲われ、私はもう立ってられなかった・・・



そして、私はこの後、犬に噛まれるのであった・・・


続く・・・





【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/7 Day-4-1《汶川》


朝8時に目が覚めたが、頭が痛く全身がだるい。

ベットから起きれなかった。


ジュジュちゃんは8:20に目を覚ますが、彼女もちょっと体調が悪いみたい。


成都での宿のベットがめちゃめちゃ硬く、二人とも朝起きた時、体が痛かった。

汶川の宿のベットで横になった時「昨日のベットよりマシだね」と言い合った。

成都のベットの硬さで寝苦しかったのか、汶川初日の夜、宿のオーナーと3人でリビングで映画を見ていたが、私は睡魔に襲われソファで居眠りをしてしまった。

映画が終わった時起こされ、すぐ自分のベットで眠った。


前日の9/6も12時には眠った。

8時間寝てるのに、朝起きたら頭が痛く、体がだるい。

まるで高山病の症状。


私;「ここ、標高が高い? 高山病かなー?

枕が低いからなー?」


ジュ;「ここはちょっと標高は高いですね。 でも高山病になる高さではないと思う。

私も枕が低かったから、枕の低いからかなと思う~」


2人で原因をいろいろ考え、目覚めが悪く体調も悪いのは、枕の低いから?と一件落着した。


2人とも体調が悪く、ベットから起き上がれない。


「今日、何時に運転手と待ち合わせしてるの?」


「時間は私たちが決める。

朝ごはん食べ終わったら運転手に連絡すればいい」


よかった・・・


ジュジュちゃんの方が少しマシのようで、彼女が先に起き身支度をしだした。


私も体を起こしたものの、なかなか動けない・・・


いつもなら30分以内で身支を終え宿を出るが、その日は2人とも身支度に時間がかかり、1時間半後の10時に宿を出た。



朝ごはんは宿のマンション横の店。

昨日の朝にも食べた同じ店の汁無し麺!

昨日は、辛くない麺をジュジュちゃんに注文されたが、今日は汁無し”辛麺”!

私はこれが食べたくて、昨日から楽しみにしていた。


見た目は辛くなさそうだが、混ぜると真っ赤!

DSCF1792.jpg


私の汁無し辛麺(右側)10元(約160円)

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ジュジュちゃんは汁面。


本場四川省の辛麺はおいしい~~♪


朝、頭が痛く体調が悪かったが、この麺を食べているときは、体調が回復した!


が。。。

しかし。。。

辛い物が食べれるのは、これが最後になるとは・・・・


プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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