【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/9 Day-6-3 《寒羌坪桃》


川沿いに大きく立派な門が見えた。

近づくと、いかにも震災後に造ったチャン族風建築物。

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今日の目的地であった寒羌坪桃(村の名前)だった。

門の内側は広い駐車場。

大型バスが次々に入っていく。


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大型バスから中国人観光客がゾロゾロと降りてきて、みんな吸い込まれるように村に入って行った。

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村にはこのような銅像があった。

叩いてみると中は空洞のプラスチック製だった。

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村内は、真新しいいチャン族風の建物に、道には小川が流れ、木々が植えられ緑が多い。

村というとりちょっとしたテーマパークのよう。

チャン族風の偽テーマパーク村のよう。


寒羌坪桃も2008年に起こった四川大地震で村が崩壊した。

その後、チャン族の復興の村として、すぐ近くに新しい村を造り、村人はここに移住した。


村は、歩行者天国になっている。

メイン遊歩道の両側には、スカーフや雑貨、衣類を売る売店が並んでいる。

売ってる人は村人。


ほぼ全部の建物の一階は飲食店。

大型バスで立ち寄った乗客は、さらっと見学してただけで、誰一人村で食事をしようとせずバスに戻って行った。


ホテルの看板も上げている。


屋台の人に、この村についてJJちゃんがインタビューした。


私たちからみると、偽物のチャン族の村にしか見えないが、

村人たち数人に聞くと、誰もが大満足していた。


・きれいな家で住めるようになった。

・観光客が毎日来て、村にお金が落ちる。

・村人も現金収入がある。

・震災前までは貧しい村だったが、今は現金収入が得られるようになった。


「どの建物も食堂になっているが、なぜ?」と私が質問した。


「食堂やホテルにすれば、直接現金収入がある。

村(家)をつくるときに、みんな一階を食堂にし、二階はホテルにできるような家にした」らしい。


私はJJちゃんにボソッと「いつまで観光客が来るのかな…? このような造られた村は魅力が無いと思うけど…」と言った。


「カオリはいろんな国や地域に行って本物を見て知ってるから違和感があるけど、中国人のほとんどは本物か偽物の村かなど気にしない。

チャン族様式の村ならそれでいいと思ってる。

私やカオリのように、本物を見たいと思っている人は中国ではまだまだ少ない。

中国人はここ数年で旅行する人が増えた。

今まで旅行をしたことない人が多い。

旅行初心者は、他の地域に行くだけで満足する。

だから、造られた村かどうかなど深く考えないし気にしない。

中国は14億人もいる。

これからもっと旅行する人が増える。

四川大地震はとても有名だから、この地域に来たらこの村に立ち寄る。

何度も旅行し、本物を見た人が増えれば、このような村は違和感が出てくるけど、中国ではまだそこまでの域には達していない。」


その言葉を聞いて、妙に納得してしまった。




村のゲートには、ヒマワリごと種を売っていた。

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このヒマワリ屋台、結構人気があり、大型バスで来た観光客の多くがヒマワリごと買っていた。

こういう物も村人の現金収入になる。



【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/9 Day-6-2 《汶川》


食後、チャーターしている運転手に電話をするとすぐ到着した。

小さい町なので、5分もしないうちに到着する。


今日は、隣の理県へ行く。

ちなみに、汶川は汶川県。


汶川を出て、川沿いにずーーーっと走る。

途中いろんなヵ所で工事をしていた。

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運転手の話によると、

今、ダムの建設中で、今走っている道が使えなくなるため新たな道の工事中らしい。

震災後、復興の名のもとこの地域の土木工事が急ピッチに行われているように思えた。






四川大地震直後に現地に訪れていた防災システム研究所の山村武彦さんのHPが当時の写真とともに詳しくレポートされています。

http://www.bo-sai.co.jp/shisengentityousa.html

四川大地震を忘れた方はこちらを見てください。



【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/9 Day-6-1 《汶川》


体調がどんどん悪化し、夜中に何度もお腹が痛くないりトイレに駆け込み出れなかった…

熱は、微熱。

腹痛に襲われ、ゆっくり眠ることができなかった。


ふつう一人で海外旅行している時に、ここまで体調が悪くなるとすごく不安になる。

ましてや野良犬に噛まれ傷もおっていて、狂犬病の恐れもあり、全身の機能すべてが日に日にだんだん悪化している。
毎晩、日本に帰る夢を見る。


彼女も今日も体調が悪いみたい。
体が痛く、重く、頭もボーーっとして重いと言う。
2人とも症状の酷さは微妙に違うが、2人してだんだん体調が悪くなっている。
彼女のニキビはどんどん酷くなっている。

彼女自身も体調が悪いのに、彼女は常に私の体調を心配してくれる。
自分がいながら、私が犬に襲われひどいケガを負ってしまい、狂犬病の恐れもあり、すごく責任を感じていた。
私は彼女に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。。。

2人とも体調が悪い為、てきぱきと準備ができない。

全身に傷みがあり、身支度するのが時間がかかる。
(日記にも頭が痛い、体が痛い、お腹が痛い…と毎日いっぱい書いている)
身支度に2時間もがかかり、11時宿を出た。

朝ごはんを食べに行くと、昼前でランチの時間と重なり各テーブルにはそれぞれ客が座っていた。
相席するしかなかった。

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私は辛くない混ぜ麺

同じテーブルに地元の老人が食べていた。
相席で座ることになり、JJちゃんにこっそり耳打ちされた。
「ここは田舎だから、反日の人がいるから知らない人の前では日本語は喋らない方がいい」と言われいた。
私は最小限しか話をせず黙々と食べていた。

食べ終わった時、向かいに座っていた老人が「日本人か?」と声をかけてきた。
私は黙っていた。
JJちゃんが、中国語で対応してくれた。
相手の反応をうかがいながら、私が日本人だと言ってもいいか見極めていた。

私が日本人だと伝えると、老人は私にめっちゃ力説しだした。
私は責められてるのかと思ってビビってしまった。
JJちゃんは、老人の力説に興味津々に聞き入ってた。

通訳してもらうと、
「四川省は中国で最も古い時代に都があった。
チャン族は優秀な人が多く、当時チャン族の役人が多かった。
王が不老不死の薬を部下に探させたとき、チャン族の優秀な役人が日本に渡った。
日本人が優秀なのは、チャン族の血が流れているからだ。
日本人のルーツはチャン族なんだ。
日本人とチャン族は兄弟なんだ」
このような事を力説していたらしい。

老人は日本人を嫌うどころか、私に「ここまでよく来た」と歓迎してくれた。

チャン族の中では知ってる人は有名な伝説らしい。
老人の説の真相はわからないが、そんな伝説があるのを初めて知った。


【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/8 Day-5-5 《夢ト村》


旧夢ト村は廃墟になっていたが土壁で美しかった。

今は死んだ村のようになっているが、

地震前の村人が生活しているときに行きたかった・・・


旧村を見終え新村に向かっていると、急にお腹が痛くなってきた。

だんだん傷みが増してきて、もうダメ・・・

村の公衆トイレに駆け込んだ・・・

下痢・・・

腹痛がもっとひどくなり、トイレから出れなくなった・・・


あまりにも長くトイレから出てこないから、JJちゃんが心配するほど。


もともと体調が悪いのに、無理して旧村を回ったから下痢になったのかな・・・?


下山し汶川まで戻ったが、足は傷でズキズキと傷み、頭もガンガンする。

体のだるさも酷く、今度は腹痛・・・


今までは内臓は大丈夫だったが、今度は腹痛も・・・


私の体は悪いとだらけ・・・


悪い菌が体内でどんどん増殖しているような感覚だった。

私、どうなってるんだろう・・・


狂犬病にしては潜伏期間が早すぎる。

しかし、ここまで体調が悪くなると、抵抗力がなくなり、いろんな悪いウィルスが増殖してしまいそう・・・

それが一番こわかった。



JJちゃんもお腹の調子が悪く、私たちは夕食は食べに行かず、果物を買って宿に戻って食べることにした。



宿に戻ると、前日からいる男性一人と、ダブルルームにカップルが泊まっていた。


JJちゃんは、リビングで中国人客たちと雑談していた。


私は部屋に戻り、ベットでぐったりしながらもバナナや葡萄を食べる。


少しすると下痢が酷くなりトイレと部屋を行き来していた。


私は下痢などめったにない。

数年に一回程度。

腸が強い私が下痢になるなんて・・・

下痢ってこんなに辛いんか・・・って初めて思った。







【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29 26日間

9/8 Day-5-4 《夢ト村》


新・夢ト村から旧・夢ト村へは、たまたまインタビューしていた前の葡萄棚の横の小路から行けると言う。

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この写真の右側に細い小路が下に伸びていた。


=旧・夢ト村=

・標高1950m

・村の移転が終了した2016年現在でも旧村には8世帯が残り住んでいる。

・四川大地震で、この村で48名が死亡した。

・2010年にこの村の上に新しい村ができた。移転後この村は廃墟になった。

この村はもともとチャン族の伝統様式建築の民家が残っていたため、地震で崩壊したがそのまま村ごと野外博物館になった。


●汶川から夢ト村 行き方

 夢ト村へは、汶川からバスなど出ていない。車をチャーターして行く。





新村から下に伸びる階段を下っていると、村人が上がってきた。


この女性にもインタビュー

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今は新村に住んでいるが、下に畑が残っているため、畑仕事の帰りだった。


旧村の周辺には畑が広がっている。

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旧村へと降りて行く。


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昔の村は、壁だけが残っていた。


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残っている民家の門

(もしかして地震後に復元した物かもしれない。)


塀や家の壁、門は残っていて、だいたいドアには鍵がかけられてあった。


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だれもいない…ゴーストタウン。


そう思っていると、畑帰りの村人が歩いてきた!

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夕方遅くになると、畑仕事を終え家に戻る村人たちとちらほら出会えた。


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家の門の横の塀の上に、白い尖った石があった。

これは家を守る神聖なる石。


その家も門のドアの横には、郵便ポストのような穴がある。

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これは、門の鍵。

この穴に手を突っ込み、奥に木で細工をしているカギがあり開ける。

木の細工の鍵は、それぞれの家で違う。


今は、観光客が来るし、住民は新村に移転しているため、上の写真のように南京錠などで施錠をしていた。



門の上には、住所の番地まであった。

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運転手兼ガイドが門の鍵を開けてくれ、2軒の家の内部を見せてくれた。

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家の内部は、玄関上の小さな窓1つ。

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その上の屋根と壁部分にも換気用の広い隙間があった。

けっこう寒いと思う。


玄関入って正面

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二階もあった。

階段が無いがどうやって上がるのか聞いたら、当時ははしごがあったらしい。

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1つの部屋は4畳半ほど広さ

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村の中央部の一部にこんな立派な謎の建物があった。

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震災後に造られ、管理人の男性がいたが見るのもは何もない。

建物内には何もない。誰もいない。

震災の助成金だか援助金だかで作られた。

めっちゃ無駄…


建物の前には看板があった。

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英語、日本語、韓国語での表示があった。


この他にももう一か所、村の端っこ、景色が一望できる場所に、震災後に造られた立派だが無意味で謎の建物があった。

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地震後、政府の援助でこの施設が造られたが、一年後にはこのように廃墟になった。


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窓は破壊されていた


政府としては、震災の教訓を忘れない為に崩壊した村をそのまま保存し、観光客の為にこのような施設を造ったみたい。

しかし、それほど観光客など来ることなく、あっという間に無駄な建築物になってしまった。


村の端っこにあり、そこからの景色は素晴らしかった。


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正面に見える山々は3000m、4000m級の山。(もしかするともっと高い山かも?)

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旧夢ト村から山側を見ると、少し上に新夢ト村がある。


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プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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