ヒマラヤ縦断 2

『ヒマラヤ縦断 1』の続き。

2/22、正月四川省へ行く同じ飛行機に乗っていた男性と会ってきた。
以前、和太鼓を一緒に習っていたひいちゃんも誘った。
ひいちゃんはいくつかの山岳部にも所属していて、冬になると毎週のように雪山登山をしている。

今回ヒマラヤ横断した方は、大東市で『井上眼科』をしている院長の井上さん。
(本人から名前を出してもいいと了承済みです)

今回、お忙しいところ、午前と午後の診療の間の時間を空けてくださり、医院で写真を見せてもらうことになった。

ひいちゃんから、「今日お話を聞かせてもらう方ってどんな人?」と聞かれたが、
「ん~?全然知らんねん~
帰国後も会う日程のため数回携帯メールをしただけで、それ以上のことは何も聞いてないから知らんねん~
事前にメールでいろいろ聞くより、会って聞いた方がいいやん?」
ひいちゃんは、私の無謀さに少々びっくり。

私は、初対面で挨拶を交わした時、その人に何か直感で感じるときがある。
そういう時は、自分から連絡先を聞くようにしている。
井上さんも直感で何か感じるものがあった。

井上さんとは、荷物が出てくるまでの短い間に
ちょろっと話しをさせてもらっただけだったが、
井上さんは今回のヒマラヤ縦断へは何か強い思いがあるように感じた。
それをじっくり聞いてみたかった。


「駅について連絡をくれたら迎えに行きます」と言ってくれていたが、
地図を見ると最寄りの住道駅から近そうだったので、私たちは直接行くことにした。
駅からそのまままっすぐ3~5分ほど歩いたら正面に病院があった。
井上さんの眼科の建物の周辺には、井上産婦人科、井上歯科と、井上病院だらけ。
しかも井上産婦人科は、救急も対応している大きな病院。
な、な、なんじゃこれ~!?

井上さんの顔を見るなり、挨拶もろくにせず、
「この周辺の病院、井上だらけですやん!?これってもしかして親族ですか?」
と、ストレートに質問をぶつけてしまった。
「そうです。歯医者は父親で、産婦人科はおじです。
正面にある整形外科も親族です」
わおっ!!
駅前の一等地に井上一族の医院がひしめき合っていた。

井上さんの眼科の受付の後ろの棚には、カルテがびっしり!!!

医院に通され、井上さんは自己紹介をしてくれた。
しかも驚くほど丁寧に。
井上さんの人となりを知るいことができた。

そして、今回ヒマラヤ縦断をした経緯、思いも丁寧に教えてくれた。

今ではいろんな事情で開業医で眼科医をしているが、6年前までは大きな病院に勤務し、
麻酔科医も2年したり、手術を得意としているらしい。

そういう環境にいると生死について考えることが多く、強い信仰心は無いが
チベット仏教に興味を持ち、チベット仏教に関する本をたくさん読んだという。
その中で「おくりびと」の原作を書いた青木新門さんの『転生回廊』という本に出会いチベットへの思いが強くなり、今回本に出てくるルートをたどる旅をしたらしい。



そう説明をしてくれると、井上さんがチベットからヒマラヤ縦断するきっかけになったという『転生回廊』を私たちにプレゼントしてくれた。

私たちに本を渡すため、わざわざ別に購入してくださったという。

それは決して押し付けではなく、井上さんの思いが詰まった本なんだということが、井上さんの説明で伝わってくる。
私たちはありがたく頂戴することにした。
(今は忙しくて読めないけど、近いうちに必ず読んでみたい)

今回の写真を見せてくれながらいろんな説明も聞かせてもらえた。
そして惜しげもなく、今回旅で撮ってきた写真を全てCDに落とし私にくれた。

「ブログで使ってもらっても構わないし、
おくださんが今後何か使いたい時が来れば遠慮なく使ってください」
ひょえーーーー!!!

ってなことで、井上さんの写真の極々一部ですがどうぞ。

ヒマラヤ 井上 1

ヒマラヤ 井上 3

ヒマラヤ 井上 2

ヒマラヤ 井上 6

ヒマラヤ 井上 5

ヒマラヤ 井上 4

ヒマラヤ 井上 13

ヒマラヤ 井上 10

氷河
ヒマラヤ 井上 7

車のCMに使えそうですね
ヒマラヤ 井上 8

ヒマラヤを抜け、標高がさがると景色が一変し、山には木々が生え、インド洋からの湿った空気で霧が出る。
ヒマラヤ 井上 9
ここでは中国チベット側の写真をアップしてないから違いが分からないでしょうが、中国側は標高4000m以上がの大地が続きで木々は無く、空気がめちゃめちゃ乾燥しているのが写真でも分かる。

ネパール側から見たヒマラヤ。
ヒマラヤ 井上 11

ヒマラヤ山脈の南側に位置するネパールは木々に覆われライステラスまである。
ヒマラヤ 井上 12

山は文化、人、気候、風、風土などいろんな物を分けているが、
井上さんの写真を見せてもらって、ここまで違うのか…と思ってしまった。

写真や井上さんのチベットへの熱い思いも聞かせてもらい、
写真も素晴らしいが私が興味を持ったのは、井上さん本人。

金曜日は病院休診になっているから私はてっきり休息に充てているのかと思っていたが、
金曜日の午後は、勉強の為救急外来で医者としての技術が落ちないよう大阪市内の大きな救急病院で夜間勤務をしているという。
救急医療現場の話も質問させてもらい、私は身を乗り出し聞き入った。
(私はどちらかというと、そっちの話しの方が興味がある)

井上さんは、どんな質問にも素人でも理解できるようにすごく丁寧に答えてくれる。
説明が分かりやすい。
そして何に対しても、誰に対しても真面目で丁寧に対応しているのが伝わる。
私とひいちゃんは帰る頃には、井上さんの人柄に惚れ込んでいた。

私もいろんな人とお会いさせてもらっているが、
モンゴル領事といい、トン族の准教授といい、井上さんといい、
このブログではアップしていないが、阪大のES細胞の教授といい、
すごい人って人を引き付ける物を持っていると思う。
そのような人とお話をさせてもらった後は、私は充実感にあふれ幸せな気持ちになる。

医師や教授、研究者、領事など、肩書きにすごいといってるのではなく、
あまりうまく言えないが、
人を引き付ける力を備えている人だから肩書きがついてくるような気がする。

人それぞれ「すごい人」と感じる基準は違うでしょう。

私がすごいと感じる人の共通点は、
「丁寧な人」のような気がする。


もしかしたら私は「丁寧な人間」になりたいと思っているのかもしれない。
(もしくは、自分に欠けている部分なのかも?)

私はそのような人たちのように誰に対しても丁寧な人間にはなれないかもしれないが、
少しでもそのような人たちのようになれればいいな。

井上さんと2時間半ほどお話をさせてもらえ、なんだか心が洗われた気持ちになった。
それはひいちゃんも同じだったようで、帰りの電車で
「今日はこんないい話を聞かせてもらえるなんて!すごい人と出会えて嬉しいわー」と喜んでいた。
その日は2人でとっても充実した気持ちになった。

幸せな気分にさせてくれる、そんな人と出会えて私も嬉しい。


あっーーーー!!
今、書きながら気が付いた!!
たった6年で井上さんの病院のカルテ(患者)が多い理由がっ!!

井上さんの丁寧な人柄で、患者さんもきっと『井上眼科』を選ぶんでしょうね。


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Re: タイトルなし

★ 浜さん

人と話をさせてもらうと、見習いたいことや勉強させられることがたくさんです。
ある友人が言っていました。
「子供でもどんな人でも、僕にとっては先生だ」って。
人から学ぶことって多いですよね。

かなりの肩書きがありながら丁寧「謙虚?」な人って尊敬できるし話をきいていても奥が深く勉強になりますよね。
私も見習うのはたいへんだけど…

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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • ヒマラヤ縦断 2
  • 2011年03月01日 (火)
  • 11時52分48秒
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