噛みあわない会話

中国から帰国後、マジでめっちゃ忙しいっす・・・

帰国翌日から、家の掃除や洗濯、荷物の片付けと追われてんてこ舞い。


来月だか高速代が値上げすると聞いたから
5/3は思い付きで、朝4時起きの5時出発で、新潟を目指し車で出発!
(なんとなく新潟に行ってみたかったから)

が、案の定、大渋滞に巻き込まれ
予定を変更し、長野県志賀高原を目指す。
志賀高原は、雪がまだ残っていて、雪まで降っていた。
長野と群馬県の県境の峠では雪の壁。

雪の壁

雪の壁

峠

群馬に入り、草津温泉で温泉に入ろうとしたけど、
100台入る駐車場は満杯。
駐車場に入る車は長蛇の列!

もう諦め、途中にあった嬬恋の温泉施設を見つけたときには19時。
予定よりずいぶん遅くなり、「つつじの湯」で入浴し帰ってきた。

帰宅はしたのは、深夜2時半・・・
5/3は、ほとんど車の中。
車から降りたのは、途中のサービスエリアと入浴の時だけ・・・
何をしに行ったんだか・・・?


5/5は、6時起きで、三重県の牡丹園と名古屋の藤棚を巡る日帰りバスツアーに参加してきた。

牡丹

牡丹 淡いピンク

牡丹 淡いピンク

藤棚

参加者のほとんどが女性。
年齢層は60代以上がほとんど。
夫婦での参加は6組ほどだけで、ほとんどが女性の友人同士だった。

私の後ろに座った年配女性(おばあちゃん)は、通路を挟んだ隣の2名と3人での参加。
会話など聞いていると、(50代後半だと思う)身内っぽい。
おばあちゃんは、おっとりした口調だがよ~喋る。

窓際に座っていた、おばあちゃんの隣の女性は1人での参加だった。

私は直接2人の顔を見てなかったが、
2人は年齢も近いようで、途中から気さくに会話を交わしていた。

私は持参した新聞を隅々まで読んでいた。
誰とも喋らないから、否応なしに周囲の声の大きい人の会話が耳に入ってくる。

おばあちゃん;「奥さんおひとりですか?」
女性;「はいそうです」

おばあちゃん;「私も普段は1人なんですよ。去年旦那が79歳で亡くなりましてね…
うるさい旦那で、今までずっとうっとーしかったけど、いざ亡くなると寂しいもんですわー
伴りょがいなくるって、こんなに寂しいのかと実感しましたわー
こないだまでずっと落ち込んでたんですが、最近やっと外出できるようになりましてねー
奥さん、旦那さんは?」

女性;「私の旦那も5年前に72歳で亡くなりました」

おばあちゃん;「えっ奥さんもですか!? それは寂しいでしょう・・・」

女性;「まぁ…ね。 私の旦那はガンだったので、心の準備ができてましたから」

おばあちゃん:「お子さんは?」

女性:「いません。だから、もう私1人なんです」

それまで聞きがなしていたが、女性の境遇に一瞬驚いてしまった。

2人の年齢は分からないが、会話からして70代後半っぽい。
おばあちゃんは80歳近いっぽい。

おばあちゃん:「私は子供は女3人いるんですが、奥さんはいないんですか?」

おいおい、なんてことを言うねん!?
いてないって言うてるやん~

女性;「いません。1人身の兄がいますけど・・・
5年前、旦那が亡くなってから、私も病気しましてねー
入退院を繰り返してるんです」

おばあちゃん;「子供もいないと大変でしょうに・・・でも、だれか見てくれてる人はいるんでしょ?」

女性;「いえ、私の両親も亡くなりましたし、兄も今入院してまして、私を見てくれる人は誰もいないんです」

私も将来そうなるのかなぁ・・・と、考えてしまった。

おばあちゃん;「どこが悪いんですか?」

女性;「骨がね・・・ 手術したけど、もうダメなんです。
今まで阪大で入院してたんですが、
先生に1年前にもって半年、長くて1年って言われて、今で1年経ったんですよー
だから、もうそろそろかな・・・と。
こないだまで何も食べれなくて、もうダメかと思ったんですが、
今、安定時期のようで・・・ ほら、死ぬ前って回復するって言うでしょ?
今、それだと思うんですよ」

聞こえる会話を何気なく聞いていただけだが、女性の冷静な分析に驚いてしまう。

おばあちゃん;「奥さんまだ若いですし、大丈夫ですって!」

きっと精一杯の励ましの言葉だったんだろう。
私もおばあちゃんの立場なら、動揺してそれしか言えないかも・・・

女性;「私の家系は全員ガンで、私も気をつけてたけど、気が付いた時にはもう手遅れでしたわー」

おばあちゃん;「ガンは早めに見つけたら大丈夫っていいますからねー
私も毎年胃と大腸がんの検査はしてますよー」

んっ!?
なんかちょっと話しがかみ合ってないような?

女性;「胃と大腸がんだけ調べても、ガンはどこにでもできますからねー
おかしいと思ったときには、もう手遅れなんですよねー
私も腰が痛くなって、タダの腰痛だと思っていてたんです。
でもおかしいと思って病院に行ったら骨のガンだたんです。
手術はしたけど、もうこれ以上治療は無理って言われて・・・」


そんな会話が帰りのバスの中ずっとしていた。
もう死ぬと分かっている女性は、今は自宅で身辺整理をし
今度入院するときは、死ぬための病院なんだとか・・・
死んでからのことも市役所に手続きを済ませているという。

治療中は副作用で全身パンパンになり、食欲もなかったが、
退院してからは自分で食事を作り、なんとか食べれるようになったという。

おばあちゃん;「食事は食べれますの?」

女性;「味は分からないし、おいしいとか何も感じないけど、なんとか食べれるようになりました」

おばあちゃん;「それはよろしいなー」

おばあちゃんの返事は、たまに話しがかみ合ってないことがある。
どうやら、おばあちゃん、少々耳が遠いみたい。

バスは3か所で乗車でき、私は一番最初の駅で降りる。
おばあちゃんも私と同じみたい。

そろそろ到着というとき、

おばあちゃん;「また何かあればいつでも電話ください。私も奥さんに電話しますわー」と電話番号を言う。

女性;「今は、体調が落ち着いているから、兄の見舞いに毎日行ってまして、家にあまりいませんねん」

お兄さんもガンの末期らしい。

おばあちゃん;「じゃ、今度一回ゆっくり会いましょうよ」

いや、だから、忙しいって言うてるねんけど・・・

おばあちゃん;「奥さん、お住まいはどちらですの?」

女性;「ほんとう私の家はスウェーデンなんです。
だから、もうすぐスウェーデンに戻って、あっちの家の片付けをしに帰らないといけないんです」

おばあちゃん:「ス、スウェーデン!? 奥さん、なんでもっと早く言うてくれませんのー!?
あっ!そういえば!! 私の息子が今、阪大の学生でして、こないだ海外のホームステイ先を探してたんです。
今度奥さんの家にホームステイに行かしていいですか?」

はぁ~!? 
あんたさっきから女性の置かれてる状況を聞いてたんちゃうの!?
と突っ込みを入れたくなる。
それに、年齢的にも息子ではなく”学生の息子”というのは孫ちゃうの~!?

女性;「はぁ・・・いや、私も元気な体ならいくらでもホームステイでも来てもらってもいいですが、
私の命は、せいぜい1カ月程度ですし・・・」

女性が話している最中なのに、おばあちゃんは相手の話を聞かず話しだす。

おばあちゃん;「息子だけじゃーなく、私も遊びに行きますわー!! 
いやー外国に友達ができたわ~ うれしいわー」

おばあちゃん、大興奮!

女性;「いや・・・ 私が元気なら、いつでも来てもらってもいいですが・・・
私ももう長くないですし・・・」

女性もどう返事したらいいのか、少々困惑気味。

最後まで会話がかみ合ってなかった。

ちょっとトンチンカンな会話をするおばあちゃんと比べて、
女性は、ほぼ同年代なのに、すごくしっかりした口調で冷静だった。

それにしても、ガン家系で家族、親族をガンで亡くし、旦那さんもガンで亡くし、お兄さんも末期ガン。
自分ももう残りわずかな命。

旦那さんが亡くなり、少しして自分のガンが見つかり、それから1人で闘病生活。
余命が1年と言われ、今で1年。
命が燃え尽きるちょっと前、体力が回復している少しの間、
動けるときに最後に日本に咲く美しい花々を見ようと思ったみたい。


ツアーを申し込んだ時は、帰国後に日本の美しい花を見に行こうかなぁ~
な~んてお気楽なもんだったが、
この日帰りバスツアーは、いろんな意味で自分の立場とかぶる部分もあって、
ちょっと考えさせられた。




帰国してから、ちょっと暗いですね・・・
弟子にも「先生暗いですよー」と言われてしまった。

私はいたって元気なんですが、友人の死もあり、
たまたま後ろに座った人の話の内容が強烈だったこともあり、
今、死について考えないといけない時期が来ているかなー?って思ったり・・・


でも私は、いたってめっちゃ元気ですよー
ご心配なく。








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Re: タイトルなし

★ 浜さん

そう!このおばあちゃん、コテコテの大阪のおばちゃんって感じでしたよー
口調はめっちゃゆっくりで、嫌みな感じではなく、好感をもてるタイプでしたが、
ただ耳が遠いようでねー

この耳の遠いおばあちゃん、いかにも大阪のおばちゃんって感じ。

それにしても健康でいられることがいちばんありがたいですね。

プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 噛みあわない会話
  • 2011年05月06日 (金)
  • 15時56分08秒
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