三宅島 『溶岩に飲み込まれた村』

【2012.10.26-28 三宅島の旅 その9 】
 
※ここで紹介する写真は、衝撃が大きいと思います。
しかし、自然の恐ろしさ、途方もなく大きな力によって、変わり果てた村の姿をそのままに残してくれた三宅島の方々。
島の人々にも、それぞれいろんな思いがあったことでしょう。
後世に伝えるために、そのまま残してくれたからこそ、私のような全く知らなかった者も火山島・三宅島の姿を体感することができたので、ここで紹介したいと思います。


1983年の噴火によって溶岩が流れて、阿古地区の村をほとんど飲み込んだ。
RIMG0236 溶岩後

以前の阿古地区
RIMG0235 昔の写真1

RIMG0226 昔の阿古地区

手前の草と海の間の陸地お黒い部分は全て溶岩。
RIMG0228 現在の阿古地区
この下には、家がたくさん埋まっている。

1983年(昭和58年)の様子。
RIMG0237 1983年の噴火説明

島の人は、昔から噴火とともに暮らしているからか冷静に非難し、死傷者が出ることが無かったのでしょうね。


現在の阿古地区は、溶岩で埋め尽くされている。
その中でも、コンクリート作りの建物が残っていた。
学校だった。
RIMG0233 中学校4
このススキは、三宅島特有の植物で、高濃度ガスに強い。
RIMG0229阿古地区 学校跡地1

この地域は海に近く(三宅島ならどこでもだが)、海からの風が強烈だった。
木も海から山側に斜めに生えていた。
RIMG0232 中学校3

ここは学校の3階
3階まで溶岩が押し寄せてきた。
RIMG0246 3階

ゴツゴツとした溶岩ばかりのところに、年月がたてばこのうように植物が生えてくるんですね…
RIMG0234 中学校5


以前の中学校の様子
RIMG0238 昔の中学校の上空写真

溶岩流出後の上空からの写真
RIMG0239 溶岩後

溶岩流出があった日の前日、この学校では運動会だった。
運動会の振り替え休日で学校は休みだった。
そのおかげで、学校には人がおらす、人的被害はなかった。

体育館も飲み込まれた。
2RIMG0251 体育館
鉄筋コンクリートで作られた学校も溶岩に押され斜めになり、体育館の屋根の鉄骨も無残に曲がっている。
いくら人間が作り上げた強固な物でも、自然の力にはかなわないのだろう…


この筒は、木の幹の跡。
RIMG0249 木の幹の溶岩
溶岩に木がのみ込まれ、溶岩の熱によって木が溶けて空洞になった物。

溶岩だけのことろに、かわいらしい植物が生えていた。
RIMG0247 溶岩に生えた草
土は10m以上も下にしかない。
この植物は、いったいどうしてここに根をはり生きているのだろう?
すごく不思議~?

近くには、徐々に増えたような感じの植物があった。
RIMG0248 増えてゆく草

こうして溶岩だけのところにも植物が根付き、
風によって飛んできた細かい粒子が植物に引っかかり、
粒子が土になり、
さらに別の植物の種が飛んできて、むき出しだった溶岩を徐々に埋め尽くすように植物が生えて行くのかなー?

この下には村があった場所。
短い歴史で物事をみるといたたましい出来事だが、
長いスパンで考えるとこの三宅島は何度も噴火を繰り返し、
火山とともに島の人々は暮らしていた。

そしてこの三宅島は、地球がどのようにして今の姿になっていったのかを見せてくれる島だと思った。

過去の噴火跡をそのまま見せてくれることに感謝します。

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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 三宅島 『溶岩に飲み込まれた村』
  • 2012年11月13日 (火)
  • 11時37分39秒
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by AlphaWolfy
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