三宅島

三宅島は、東京都。

東京から南へ180㎞。

伊豆諸島のほぼ中央。

三宅島は、直径8㎞、周囲38㎞、面積55.5㎡。
島の形は、ほぼ円形をした火山島。

人口は3000人弱。
島の人は、現在2700人ほどと言ってた。

島の地図には、
『東京から180㎞の別世界。
火山島三宅島へようこそ!』
と、書かれてある。

私は三宅島に行くまで、ここまで火山の痕跡を見せてもらえる島とは思っていなかった。


島の火山跡や見どころに「ジオマップ」の看板があり、写真付きで詳しくわかりやすく説明が書かれてある。

三宅島は、生きている火山の驚異とともに、自然の素晴らしさ、自然が作り出した美しい景観を見せてくれる島だった。


三宅島では、11世紀以降に少なくとも15回も噴火している。

その噴火は、20年~60年の周期で起こっているという!!!
なんという短い周期!

最近の100年では、
1874年、1940年、1962年、1983年、2000年
の5回も噴火をおこしている。

●1874年噴火(明治7年)
島の北部の山腹から割れ目噴火をお越し、マグマが火柱になって噴火した時、しぶきとなってとび跳ねながら冷えて固まった物が投下。
その後、溶岩が流失し、集落を埋没させた。
火山活動は2週間続いた。
1名行方不明。

●1940年噴火(昭和15年)
北東部の山腹から噴火が発生し湾を埋め、海中噴火により「ひょうたん山」が形成された。
その後山頂噴火に移行し、活動はほぼ1カ月続いた。
死者11名。

●1962年噴火(昭和37年)
北東部の山腹から割れ目噴火。
噴火は30時間で終息したが、有感地震が頻発した。
人的被害なし。

●1983年噴火(昭和58年)
南西山腹の割れ目火口が開口、溶岩が島の3方向に流れた。
西方に流れたものは阿古地区集落に投げれ込み小中学校や約400軒を飲み込み、埋没、消失させた。
南部では激しい水蒸気爆発で、新澪池を吹き飛ばし、新鼻新山を作りだした。
この時の噴火は15時間で終息した。
人的被害なし。

●2000年(平成12年)
2000年6月、何の前触れもなく噴火活動が始まった。
6月後半に活動が始まり2ヵ月間は大きな噴火や泥流が出るたびに島内で避難が繰り返された。
有毒ガスや灰が酷く、9月になると全島全員が島外へ避難した。
帰島までの4年間、島の人々は各地で避難生活が続いた。


記憶にも新しい2000年の噴火は、前回の1983年噴火から17年間しかたっていなかった。

島の人は「前回は17年だったけど、だいたい20年周期で噴火あるんだよねー
前回2000年の噴火からもう12年。
あと8年したらまた噴火するかもねー」

年配者は何度も噴火経験がある。
たまたま話しかけられた島の人に、私が火山の痕跡を見に来たと言うと、
今までの噴火の話しや、当時どのように避難していたのかなど聞かせてくれた。

「2000年の噴火は酷かった。だって全島民が避難だよー。
「当時は東京とかに避難してたんですよねー? 都会の生活で大変だったんじゃーないですか?」
「俺は船乗りだから、すぐ船を出して隣の島に避難したよ~
全島民避難と言っても、消防団や役所の人間は残ってたんだ。
彼らは、昼間は島を巡回し、夜になると船の中で寝泊りしてたんだ。
俺は、自分の船を出し、避難所の船に物資を運んでたんだ―
この島はよー 昔っから噴火があるけど、前回の噴火は応えたねー
島に戻って来ない人がたくさんいるよー
俺も子供も2人、もう島には戻って来ないよー」

そうして島の人口は減っていくのかな…

レンタカー屋の若いお兄ちゃんに港まで送ってもらった。
「お若いのに、島に戻って来られたんですね」と声をかけた。
「いや、僕は東京生まれ東京育ちなんです。
海や自然が大好きで、伊豆諸島を転々とし三宅島に来たらすぐ仕事を紹介してもらって、夏前から三宅島で住んでるんです。
島の暮らしはいいですよー。
僕、1カ月で4キロも太っちゃいましたよー」
「なんで? 1人住まいやろ?」
「職場の人や近所の人がたくさん食べ物を持ってきてくれるんです。
おなかを空かす暇がないです。
島の人は、助け合い精神が根付いていて、あったかいですよー
ここでは海で魚を釣ってれば、食事に困ることはないし。
だから、あくせく働かなくても生きていけるんです」

三宅島はしょっちゅう火山噴火があって、人が暮らす島にしてはデンジャラスやなーと思っていたが、
宿のオーナー、島民のおっちゃん、東京から来たという若者の話を聞いていると、住んだ人にしか分からない魅力が三宅島にはあるのだろう。


宿のオーナーは、
「島に来るお客さんは、主に釣りとダイビングがほとんどだけど、
噴火跡や火山島の観光としても、もっと見に来てほしいんだけどねー」
と言っていた。


三宅島は、地球の縮図のように感じた。
地球は生きていて、少し下にはマグマがあり、薄っぺらい表面に私たち人間が暮らしている。
人間がいくら強固なものを作ろうが、地球、大自然にかなうわけがないということを教えてもらったような気がする。


火山島に興味が沸いてきた。
12月、次は大島に行く。

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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 2012年11月20日 (火)
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