伊豆大島 2

【2012.12.7-9 伊豆大島 2】=1day 三原山=

船で朝5時に伊豆大島到着。
普段は元町港に到着するが、今日は風が強いようで岡田港着。

この日は大島マラソン。
マラソン出場者は、用意されているバスに乗り込む。

私は予約していたレンタカー屋へ。
朝日を見るため、高台を目指していたら三原山の頂上口に来ていた。

駐車場には誰もいない。
今回この車で島をまわる。
RIMG0014車

予定では、朝日を見終えたらそのまま三原山登山(お鉢めぐり)をする予定だったが、朝は寒くて車内から出るのも嫌になるほど風が強い。
写真では伝わらないが、天気が荒れていた。
RIMG0015三原山
天候が落ち着くまで様子を見ることにし、先に「山腹火口」へ。
RIMG0026噴火跡

写真では伝わりにくいが、この崖は、
昔、遊歩道だった所から地面がパックリ割れ、そこから溶岩が吹きあがった場所。
1986年(昭和61年)この割れ目から真っ赤に吹き上がった噴火は、伊豆半島、三浦半島でも肉眼でも見えたらしい。

12/8の大島は冷たい風が吹き、屋外に出ると体温が奪われすごく寒かった。
こんな時に三原山になんて登ったら遭難してしまう・・・
とりあえず、風が落ち着くまで「火山博物館」で暖をとることにした。
RIMG0040火山博物館
この博物館、1階は昭和61年に起こった噴火のパネル展示でしょーもない。
単なる張りぼて。
しかし、2階は火山や噴火の行程を詳しく展示されてあって、世界の火山、溶岩の違いなども紹介されてあり、世界の有名な活火山の噴火口を模型で3Dで見れるなど、1日かけてじっくり見たい!と思うほどだった。
1階はサラッと見て、2階に時間をかけた方がいいかも?

博物館を出る時、受付の人に声をかけられた。
「お客様は何時の便すか? もしも今日の便なら天気が大荒れで全て運休になりました」
この強風じゃー運休になるかも・・・
12/8の大島はそれほど強風だった。

元町港へ見に行くと、波が桟橋に何度も叩きつけ立ち入り禁止になっていた。
RIMG0031大波の桟橋
この写真を撮ってるときも、波しぶきが私のところに飛んできてカメラに塩水がつき大変だった。

午後、相変わらず風は強いが、天気は晴れていて朝より温かく感じる。

今回の大島は、三原山のお鉢めぐりがメイン。
三原山に登るには、今日しかない。
このまま登らず帰ろうか・・・
頑張って登ってみようか・・・
無理して登って遭難でもしたら大変なことになる・・・

登ろうか、諦めようか悩みつつ山頂口まで行ってみた。
RIMG0045_20121227101952.jpg
ここは「グローバルネイチャークラブ」の森林インストラクターがいて、三原山のトレッキングートの見所やポイントを映像で紹介してくれる。

「今日の風で、お鉢めぐりはできますか?」
「ん~ この風では厳しいでしょうねー」

「この風では危険だから諦めてください」とか言われるかと思っていたが、やめろとは言わない。

「きっと強風でお鉢めぐりは無理でしょうが、行ける所まで行ったらいいですよ。
この強風も大島の特徴なので、大島の強風を体感してきてください

素晴らしい人だ。

「この島は火山とともに生きている島です。
火山なくてはこの島はありません。
大島の人も火山と共存しながら暮らしています。」

火山が身近ではない都会に暮らしていると、生きている大地、自然の上に私たちは生きていることを忘れがち。

危ないからと断念し火口を見ずして大島を去るのは心残り。
行ける所まで行ってみよう!
目指すは正面の三原山。

カルデラの遊歩道でも風は常にあるが、さほどの強風ではない。
まだ余裕で写真が撮れる。
RIMG0048三原山

近くに行くと、三原山の頂上から4方向に溶岩流れていたことがわかる。
黒くなっている部分が溶岩跡。
RIMG0059三原山

RIMG0062三原山 解説
ジオサイトを見ると、今の黒い部分は溶岩跡だとよくわかる。
(三原山にはこのようなジオサイトの看板があるが、三宅島のジオマップの方が説明がわかりやすい)


縄状模様があり、溶岩がどの方向に流れて行ったのかわかる「パホイホイ溶岩」
RIMG0049三原山
この巨大版は三宅島であった。

ずいぶん植物が生えてきているが、地層がわかりやすい
茶色の火山灰と黒いスコリア(黒っぽい軽石)の2層になっている。
RIMG0069地層

ここは、火山灰と溶岩流と、スコリア
RIMG00702段の地層

この辺りまで登って来ると、だんだん風が強くなってきた。
帽子が飛んで行きそうになる。
RIMG0081三原山頂上

左正面の小高い山を過ぎると、とんでもない強風が!!!
RIMG0097頂上 強風
柵のロープを持たないと風に飛ばされそうになる。
ロープや私のカバンが左側に風で流れているのがわかる。

あんな強風、今まで体験したことが無い!
立っていることに必死。

想像を超えた信じられない風を受け続け、何も考えられない。
強風は思考能力をマヒさせる。
こんな強風が吹き荒れる中、火口周辺などまわれない。
必死に強風が少ない場所まで下山する。

常に風を受けながらも火口展望台までとりあえず行ってみる。
RIMG0105火口
三原山火口は大きく、強風でのお鉢巡りは不可能だった…

頂上に神社がある。
RIMG0074神社
ここは噴火前からあったらしい。
溶岩はこの神社を避けるように流れた。
ほんとうに際まで溶岩が迫っていながらも、避けるように流れて行ったのがわかる。
RIMG0077溶岩と神社
強運の神社、パワースポットとしてこの神社にお参りする人もいるらしい。

しかし、ジオパークの人に言わせれば、溶岩は低い方、低い方へと流れる。
溶岩は神社を避けているように見えるが、実際はこの神社の場所だけ、ほんの少し地形が高くなっているらしい。

帰りは、表砂漠と呼ばれるばる場所を通り下山した。
RIMG0110強風
ここでもすごい強風。
1mもない小さなスコリアが風に巻き上げられ顔や体に当たり痛くてたまらない。

下山し、風が少しおさまると生き返った気分になった。


冬の三原山登山は不可能だった。
でも、森林インストラクターの言うように、大島の強風を体感できていい経験になった。
冬の三原山の強風は、どんな絶叫マシーンよりすごい!



大島には飲食店が少ない。
あることにはあるが、どこも閉店しているように見える。
だから私は島のメインのスーパーで島寿司を買って車内で食べた。
RIMG0041島寿司

三原山山頂口にも食堂兼売店があった。
RIMG0131食堂
私は閉まってると思ったていたが、この状態で営業していた。

よーく中を見ると、6人ほどお客さんが食べていた。
RIMG0130食堂メニュー
メニューも豊富で、料金もさほど高くない。
閉まっているように見えるが、営業している。
ここで食べればよかった…

夕日を見に海岸へ。
RIMG0136夕日

RIMG0157波

美しいが、めちゃめちゃ寒むかった…。



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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 2012年12月27日 (木)
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