3度目の富士山登山

7/27(土)1日かけて富士山に登ってきた~

いやぁ~ 大変やった。

富士山登山を一言で表現すると「苦行」

登りも大変だったが、下山の方が辛かった・・・


私の富士山登山行程は、

26日(金)午後3時に出発して、5時頃「オアシス御殿場」に到着。
ここでは、富士山登山者のために、須走口の五合目まで無料で送迎バスを出している。
入浴、宿泊、送迎込で5000円。
しかも、おにぎりとお茶付き。
富士山パック利用者には、戻ってきた時には、+1000円で深夜2時まで利用できる。
富士山登山目的の人には最高のサービスを行っている。

送迎バスは朝3:45出発。
翌朝3時に起きるため、8時前には仮眠室へ。
が、眠れない…
結局1時間半ほどしか眠れなかった…

睡眠不足のまま送迎バスに乗る。
利用客は、私以外に1人だった。
途中のコンビニで休憩を取ってくれる。
登山前のトイレと買い忘れた物が買えることもありがたい。
バスは1時間ほどで須走コースの5合目に到着。
富士山登山 5合目

ちょうど夜が明けだした。
富士山登山 夜明け


富士山登山は、4つのコースがある。
・吉田ルート
 (標高2305mからスタート。富士山メインの登山道)
・富士宮ルート
 (標高2400mからスタート。歩行距離が一番短い。吉田ルートに次いで人気のコース)
・須走ルート
 (標高2000mからスタート。下りは砂地を一気に下山)
・御殿場ルート
 (標高1440mから登るため登りは8時間以上かかる上級者コース)

私は人が少ない「須走コース」で登ることにした。
富士山登山 2000m

須走コースの5合目は、山小屋は2軒ほど。
ツアーバスとかが乗り入れる吉田口とは違って、ひっそりしている。
富士山登山 5合目
一気に標高2000mまで登ったからか、頭が痛い。
けっこう寒い。

高度順応するため、ここでおにぎりをゆっくり食べる。
富士山登山 おにぎり
オアシス御殿場で、出発前にもらったおにぎりとお茶。
梅干し入りのおにぎり。
これ、1人分。

準備運動も済ませ、5:20登山スタート!

今年から富士山登山するには1000円の入山料を払うことになったとニュースで知った。
事前に準備していったが、私が登る時間はどうも時間外みたい。
富士山登山 
払う場所も見当たらなかったから払えずだった…

整備された広い道。
富士山っぽくない。
富士山登山 参道&登り口
さーここから登山道。
富士山登山 登り口
・・・と言っても、ゆるやかな階段。
過去2回富士山登ったけど、(たぶん、吉田コースと富士宮コース)、登山開始からゴツゴツした溶岩が転がった道を歩いたような気がするが、須走コースは最初は緩やかで木々の木漏れ日が差し込む中、すごく気持よく登れる。

富士山登山 
富士山登山
この辺りで自衛隊の方々が次々に降りてきた。
昨晩から登ってもう下山したみたい。
みんな清々しそうにフットワークよく降りて来る。
私はというと、まだ歩きだしたばかりなのに、もう息苦しくバテバテ…
こんな状態で無事に登れるのだろうか…と不安がよぎる。

高山病の経験が何度もある私は、高山病の恐ろしさを身にしみている。
高度順応するため、ゆっくりゆっくり歩く。

木々の道を抜けると、富士山がドーーンと見えた。
富士山登山
一時雨の天気予報だったが、まだ早朝だから晴れていた。
このころになると、もう汗だく。
5合目に到着した時の寒さが嘘のよう。

下を見ると、厚い雲が覆っていた。
富士山登山 雲海

また木々の生い茂る道を歩く。
富士山登山
ここに入ると、木陰で涼しい。

世界遺産になって、富士山登山者がめちゃめちゃ増え、行列のままの登山だと言われているが、須走コースは登山者が少ない。
ご来光(富士山から朝日)を見る為にではないから人が少ないのかも?

1回目の富士山登山は、吉田コースか富士宮コースだった。(どっちのコースかわからない)
7合目の山小屋に宿泊した。
その時、昼に登ったが、人、人、人で大渋滞だった。
やっぱ須走コースは一般的ではないのかな?

ガラガラな登山道をゆっくり自分のペースで登ることができた。

木々の道を抜けると、徐々に木がなくなり、高山植物になっていった。
富士山登山

2回目の富士山登山はとんでもなく寒かった。
その後登った友達も、上に行くほど寒かったと言ってた。
私は寒さ対策で上着をいっぱい持って行った。
しかし、実際は、暑くて暑くて…
長袖1枚だけでもめちゃくちゃ暑い。
長袖Tシャツの背中は汗だく。

何度も立ち止まり、汗だくになった顔をぬぐうほどだった。

6合目を過ぎて振り替えると、雲がだんだん上がってきて、雲の中から雷が聞こえてくる。
雨雲か!?
富士山登山

ゆっくり歩き、立ち止まっては汗を拭き、酸素入り水を飲む。
富士山登山 

水分は、2.5リットル持って行った。
1リットルでいいと言われていたが、前回水分が足りず辛かったような気が・・・
しかも、山小屋が閉まっている時期に登ったから、水も買えず喉の渇きに耐えながら登ったような気がするから、多めに持って行った。

富士山の山小屋でのトイレは、1回200円する。
100円玉をいっぱい用意して行った。
15分おきくらいに何度も何度も水分補給したにも関わらず、暑くて全部汗で水分が出てしまう。
結局トイレは1回しか利用しなかった。

富士山登山 
この雨雲から、冷たい風が下から吹いてくる。
その風が冷たくて気持いい。

下界は雲に覆われていたが、頂上は見える。
下から雲が襲ってくるが、頂上は晴天。
富士山登山


8合目までなんとか登れた。
ここから先は、私にとっては未知の世界。

今まで2度挑戦してきたが、最高は8.5合目まで。
前回登った時、8合目から先は、さらに冷たい風が私を襲った。
あまりにも強風で思考回路がマヒする。
隣の友達が大声で喋っても、強風で全く聞こえない。
飛ばれそうになる体を、必死に踏ん張った。
もう何が何だかわけがわからなかった。

今回は、そんなことはなくめっちゃ余裕。
空気が薄いからか、息苦しいが、休憩ごとに酸素補給をしっかりし、酸素入り水もしっかり飲む。
アミノ酸もしっかり補給。

須走コースは8合目までは、登山者がめちゃめちゃ少なかった。
8合目から吉田コースと合流するため、ちょっとゾロゾロと登ることになる。

ただ、8合目まで来ると、みんな高山病なのか、疲れなのか休憩してる人が多い。
9合目まで来ると、けっこうみんなバテて、動けなくなっている人や、高山病で睡魔に襲われてしゃがんでそのまま眠ってる人が続出。

私はと言うと、前半は時間をかけゆっくり登ったから、体力が最後まで残っていた。
頂上が見え、あともう少しとわかると元気になり、息切れすることなくスタスタと登っていた。
富士山登山

頂上に到着したのは2時。

須走コースの登山目安時間は、7時間50分らしい。
私は5時20分に出発して、8時間40分かけて頂上まで登った。

まさか8時間40分もかけて登るとは・・・

8時間40分登り続けたわりには、体力も残っていて元気!
全然バテテない。


雲が下から徐々に上がってきていたが、私が頂上にいた時は晴天。
私の影
富士山登山

早く噴火口を見たい!
その前に現在地をチェック!
富士山 頂上図

ずっと、見たかった富士山火口!
富士山 火口
こんな風になってるんか~
富士山 火口
火口を眺めながら、最後のランチタイム。
気圧の為、カロリーメイトの袋がパンパン。
富士山 頂上 カロリーメイト
下界はぶ厚い雲に覆われているが、頂上は入道雲が美しい。
富士山 火口

火口のまわりを一周(お鉢めぐり)したいが、一周1時間はかかるらしい。
スタート時の5合目の売店の店主に
「お客さん富士山は初めて?3時には下山するように。そうでないと暗くなるから遅くとも3時には下山するようにね」と言われた。
休憩しお昼を食べたりしてると、あっという間に3時前になっていた。

時間さえあれば、お鉢めぐりできたてのになー
ま、また今度登って、その時はお鉢巡りすればいいかーって思いながら下山した。

前回の2回、下山なんてあっという間だった。
気が付いたら、もう6合目だった。
今回もそんな感じだろうと思っていた。

マスクをし、さー下山!
富士山 下山

須走の下山コースは、砂が舞い上がるからマスクが必要と言われている。
登ってる時、下山して来る人みんなマスクをしていた。
登ってる時は、マスクなんて必要なさそうに感じていた。
しかし、実際自分が下山すると、本当に砂が舞い上がり、マスクがないと喉が痛くなる。
細かい砂で目も痛くなり、サングラスもあった方がよかった・・・と思うほどだった。

最初は、こんな感じの緩やかな下り。
富士山 下山
たいしたことないなー 余裕やなー
と、思っていたが、9合目過ぎるとだんだん膝が痛くなってきた。

8合目からさらに急な下り坂。
砂だけならいいが、大きな石がゴロゴロと転がっているから、石をよけながら考えて一歩一歩足を出し下山しないといけない。
大きい石がゴロゴロしてるから、走って下山は無理。
富士山 下山
勾配がキツイから、2本の杖が必要。

キツイ坂をひたすら下ってると、膝も痛いが足の指や爪も痛くなってきた。

下っても下ってもまだまだ先がある・・・
前回は、あっという間に下ったような気がしたけど、おかしいな・・・?
あ、そうや!
2回とも8合目からの下山やったから、あっという間に6合目まで降りれたんやったーー
今回は頂上からやったんやーーー

そんな事を思いながら、8合目から膝の痛みと戦いながら必死に下山。
やっと7合目まで下山したものの、両膝も痛み出し、右足を上げるたびに激痛が襲う。
7合目からは、膝だけでなく、両足全部が痛い。
あまりの傷みに、歯を食いしばる。
もう唸り声しか出ない。

ここに馬がいたら「1万円でも払うから乗せてくれ――」って言うてるのに・・・
そんな馬など須走にはいない・・・
自力で下山するしかない・・・

登りもけっこう辛かったが、下山がここまで辛いとは・・・

富士山に登った人から事前に情報は得ていたが、みんな服装の事や登り対処方法ばかりで、誰も下山の辛さしんどさを助言してくれる人はいなかった・・・

下りがこんなに辛いなんて・・・

私と同じように辛そうに下山する中国人カップルがいた。
男性はしっかり登山の格好をしていたが、女性は軽装。
女性は私と同じくらいバテテいた。
けっこう流暢な日本語で、バテてる私に「あとどれくらいですか?」と聞いてくる。
「わからない… 私もしんどくて早く下山したいけど、足が痛くて…」
「私も・・・。しんどいね。もう嫌!」
彼女は富士山にうんざりした様子。
彼が「僕たち、吉田コースで登ってきたんですが、途中でコースを間違えました。
もうここまで下山したら下るしかない。
須走の5合目から吉田の5合目まで遠いですか? バスは出てますか?」
「須走コースの入り口から吉田コースの入り口!? 場所が全然ちがうよ。 須走から御殿場行きのバスがあるから、そこから帰ればいいよ。」
「吉田口に車を置いてるんです。だから吉田口に行かないと帰れない」

なんてかわいそうな・・・
中国人カップルは、ここを下山しても、さらに吉田口に行かないと帰れないなんて・・・
そう考えるだけで気が遠くなりそう・・・
「頑張って下山しましょうね」と励ましたが、私の方が足が痛くて動けない。
女の子もしんどそうだったが、カップルは先にスタスタと下山し、いつの間にか見えないようになってしまった。

その頃には、私の足は、一歩足をだすだけでも悲鳴を上げるまでに悪化していた。

何度も何度も休憩する。
でも傷みは治まらず、膝だけでなく下半身が悲鳴をあげていた。

やっと
ここまで下山した。
富士山 下山
しかし、まだ300m下山しないといけない。

膝が痛くて、一歩も出ない。
一歩づつ手で足を前に出さないと、もう足が動かない状態まで悪化してしまった。
普通の人の10分でも、私は30分以上かかる。

だんだん日が暮れていきた。

夜登って来る人たちとすれ違う。
みんな元気だ。
登って来る人はテンション高く「こんにちわー」と元気よく声をかけてくれるが、私は顔がゆがみ痛みに耐え、唸り声しか出ない・・・

やっとスタート地点の5合目に戻ったのは、夜の7時10分だった。
富士山 下山
富士山 下山

スタートしたのは、朝の5時20分。
登りから下山まで、13時間50分。
約14時間の登山。
登山中は、5分~10分ほどの短い休憩を何度もとりながらだったが、ほとんど歩いていたような気がする。

5合目から御殿場駅前までバスに乗ったが、バスのステップに足が上がらない。
両手で自分の足を持ち上げるが、膝が痛くて悲鳴をあげる。

なんとかバスに乗って座った時には、「もう富士山はええわー」とつぶやいた。


3度目にして富士山の頂上まで登れたが、下山は足が痛くなり辛かった・・・
富士山に登って1週間がたつが、下山後4日間はまともに歩けなかった。

富士山登山は、苦行だった。
富士山は見るだけでいいです。

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プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 3度目の富士山登山
  • 2013年07月31日 (水)
  • 16時43分52秒
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