2013.12/26-2014.1/10 16日間の旅
● 1/6 12Day-2
ブライトンビーチから夕方前にメルボルンの宿に戻り、
Kちゃんは荷物をまとめ、宿で知り合った人たちにお別れをする。
私とMちゃんはバスターミナルまでお見送り。
同室のおばちゃんもお見送りに来てくれた。
ブログでは書いてないが、おばちゃんとは毎晩わけわからん話を夜中までみんなでしていた。
みんなで話をするというより、みんながおばちゃんの話しを聞くという感じ。
おばちゃんの話しは、またおいおい。
バスターミナルがあるサザンクロス駅までは歩いて20-30分ほど。
Kちゃんは、なんやかんや言いながら、12日間メルボルンにいた。
私とは10日間一緒にいた。
私も今までいろんな旅人と会ったけど、彼女ほどお金が無く切羽詰まった旅人はいなかった。
彼女は小柄で細身。
日本にも身寄りがおらず(家族、親戚は全員亡くなった)
「私、天涯孤独なの」と明るくケロッと言いながらも、目が少し寂しそうに見えた。
たまに遠くを見ながら話す時もある。
彼女は常に自分の人生、自分の歩む道を考えてた。
彼女は毎日人生の岐路に立たされているようだった。
私は大丈夫?と心配になってくる。
しかし、彼女は誰も頼らず、自力で何とかしようという気迫がみなぎっていた。
彼女のおかげで、いろんな人生、いろんな旅のスタイルを知ることができた。
お別れは寂しいけど、寂しさより彼女がずっと行きたがってたウーフーに行ける事がやっと決まり喜ばしい別れ。
彼女も「これから頑張ってくるね!」と晴々しい。
彼女の旅立ちって感じがした。
ウーフーに行けば、日々減ってゆく宿代、食費を気にしなくていい。
労働は過酷らしいが、お金の心配がないのが嬉しい。
これを読んで「日本に帰って働けばいいのに」って思う人もいるかもしれないが、
私は彼女のような生き方もあっていいと思うし応援したいと思う。


その後、Kちゃんから2週間に1度程度メールが届いた。
ウーフーは田舎でまわりに何もない。
だから電波もない。
休みの日に街に出て、街の図書館で2時間だけ無料の電波を使えるらしい。
その貴重な2時間で、調べ物をしたり、連絡しないと行けない人に連絡をとったりしないといけないから大変らしい。
そんな貴重な2時間で私にメールをくれとてもありがたかった。
メールは、いつも凝縮されていた。
「予想以上に過酷な労働。死にそう。
45度の灼熱の倉庫の中での作業。みんな次々に倒れる。
みんな次々に辞めてゆく…」
Kちゃん大丈夫か!?
Kちゃんを見てると、一生懸命生きてる!って感じがする。
私も見習わなくては…