ワイロの国

12/15、埼玉の運転免許センターで
中国人男性が試験管に賄賂を渡そうとした。
試験官は警察官で、現行犯でその場で逮捕された。
そのニュースはこちら↓
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000040800.html

逮捕された中国人国籍の32歳の男性は、
もともと中国で自動車免許を持っていた。

男性は外国人免許に切り替えるためセンターで技能試験を受けていたが、カーブが苦手で過去に何度も不合格になっていた。
そしてこの日は、試験官に1万円を差し出し「これでなんとかお願いします」と言い、ワイロを渡そうとした。

という内容のニュース。

このニュースを見て、
先日居候していた中国人留学生が話してくれた内容と繋がった。

ついこないだ彼女と中国人の賄賂の話題で盛り上がっていたところだった。

今の日本人の感覚からすると、
「賄賂を渡すなんてありえない~」
「何を考えてるんだか~」
と聞こえてきそうだが、世界には賄賂を渡す国の方が多い。
他国では賄賂を渡さないと何もできないことさえある。

中国も賄賂の国。

先日、居候していた中国人留学生が話していた賄賂の話しはこんなん

彼女と同じ大学院に通っていた中国出身の友達が、日本で就職するのを断念し中国に戻った。

地元の有名大学が事務員募集していたので面接に行ったら、面接官から賄賂を要求されたという。

その大学は、日本でいう国立大学。
(ちなみにその大学はレベルが高く、北京大学に次ぐ偏差値の高い大学らしい)
中国では、国の直営の会社で就職することは安泰を意味し、人気が高い。
ま、それは日本でも同じですが、日本とは比べ物にならないくらい難関らしい。

私;「で、賄賂を渡したの!?」

友;「渡してないって」

私;「渡すとしたらいくら渡すの?1万円とか2万円とか?」

友;「そんな金額では無理。 数100万渡さないと合格できない」

私;「もし渡したら、確実に合格できるの?」

友;「それはわからない。賄賂を渡して落ちた友達もいる」

私;「落ちたらお金は返してもらえるの?」

友;「戻ってこない。でも中国では何でもワイロが必要。賄賂が当たり前。特に国関係の人には賄賂を渡さないといけない」

私;「就職するのに大金を払わないといけないっておかしいな」

友;「一般の会社なら賄賂は必要ないけど、国の関係の仕事に着くには賄賂が必要」

私;「でも友達はめっちゃ有名大学や大学院も卒業し、優秀やのにそれでも就職に賄賂が必要なん?」

友;「中国では有名大学を出てもあまり関係ない。国関係の職に着くにはお金(賄賂)が必要」


この話を聞いて、「中国は酷い国だ」と思った人はいるでしょうか?

でも、よーく考えください。
少し前の日本でも同じだったことを。

ある芸能人が息子を某大学に合格させるため、賄賂を渡し裏口入学させたこともありました。
便宜を図るため贈呈品と一緒にお金を包んでいた時代もありました。
田舎ではまだその習慣が残っているとか。
選挙の時、有権者にお金を渡していた事件がつい数年前にありましたよね?

病院でも、大きな手術を受ける前、先生にお金(賄賂)を渡していたこともありました。
今の若者は違和感を覚えるかもしれませんが、親世代なら渡すという人がいると思いますよ。

中国だけでなく、東南アジアでも賄賂の国。
アフリカは中国以上に賄賂がはびこってる。


ところで、
賄賂の要求された友達は、なぜ日本で就職しなかったのかというと、
日本で就職した先輩中国人から日本企業にはびこるセクハラ、パワハラの話しをたくさん聞き、日本の企業にうんざりし中国で就職することにしたらしい。
日本はセクハラ、パワハラ、マタハラが横行している事を外国人留学生の中でも話題になっているらしい。

実際、私の友人の元中国人留学生がこの4月に日本の中小企業に就職したが、社長にセクハラを受け続けている。

女性留学生で卒業後に帰国する人は、母国の人との結婚や、親が帰ってこいと言われ帰ることを選ぶ人もいるが、セクハラの話を聞き怖くなったり嫌になって帰国することを選ぶ人が多いらしい。
こういうことは、日本人には漏れてこない事実なのかもしれません。

中国ではセクハラなど無いらしい。
もしもあれば、すぐ会社を辞めて転職できるが、日本ではて転職は難しいことも留学生たちは知っている。

他国の悪い習慣をバッシングする前に、自国の悪い習慣も知る必要がある。


中国の今のトップ習金平氏は中国で人気があるらしい。
それは、はびこっている賄賂、汚職の取り締まりを強化してるから。
党幹部や大物政治家など罪に問われているが、まだまだ賄賂や汚職の習慣が根深い中国。
末端まで取りしまりが行き届いてない。
人々の認識が変わるには時間が必要。
10年先、20年先、「中国では就職するのに多額の賄賂が必要だった」と過去の話しになるといいですね。


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プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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