賄賂の国 その2

先日、久しぶりに中国人の友達2人と会い、一緒に私の日本人の友達の家に遊びに行ってきた。

日本人の友達の旦那さんも一緒に、5人で和気あいあいと話していた。

旦那さんが、何気に中国人2人に質問した話題が、私たち日本人3人唖然とすることとなった。

旦那;
「僕の会社の先輩が独立して、北京で起業したんだー
中国企業から請け負った仕事を、僕の会社で一部請け負ったりしてるんだけど、
なかなか支払いがなくて、元先輩に連絡したら、元先輩の会社にも支払いがなくて困ってたんだよー
中国の企業から支払いが滞ってるって言うんだよー
支払ってない中国の企業は、すごく大手で中国人なら誰も知ってる大企業なんだよ。
そんな大きな企業なのに、なんでお金が支払われないの?」

中国人;「あー それは賄賂が必要」

日本人;「えー!? 支払って欲しければ賄賂を払えってこと?」

中国人;「そう」

日本人;「仕事を請け負ったり、仕事が完成したら支払うのが常識でしょ~
なんで、受け取る方がお金を払わないといけないの!?」

中国人;「でも、中国ではそう」
(2人とも声をそろえて言っていた)

日本人;「意味わからん~ で、いくら払わなあかんの!?」

中国人;「それは相手にもよる。 賄賂もお金だけじゃーない。 
相手が欲しい物を渡す。 
食事やお酒の時もあれば、人によっては家だったり、女が好きだったら女。
お金が好きだったらお金」

日本人;「それはどうやって知ればいいの? 相手に聞くの?」

中国人;「聞いてはダメ。 これは会話で察知しないといけない。 
これはとても難しい。 中国人同士でも難しい」

日本人;「よほど中国語ができないと難しいね」

中国人;「中国語を話せても、日本人には分からないと思うー
いろんなことを察知しないといけないから、すごく気づかいができる人、人脈や情報を持ってる人でないと無理。
これは中国人しか分からないこと~」

中国で起業しようとしたら、信頼でき、多方面に人脈があって、いろんな配慮ができる中国人をネゴシエーターにしないと無理らしい。

そんな常識は、中国しか通用しないだろう。
しかし、中国ではまだまだそういう文化がはびこっている。
20代前半の女の子でさえ、そういう事を詳しく知っていることにも驚いた。

今の国家主席になって、賄賂を廃絶しようとしてるが、この風習はまだまだ奥深く根強いらしい。


中国人の知り合い(男性)で、会社経営をしてる社長がいる。
その人は、毎日のように役員幹部、警察幹部と会食しお酒を酌み交わしている。
支払いはいつも知り合いの男性が払っている。

「仕事を円滑にするため」と言ってたが、
毎日接待で何軒もハシゴし、全て男性が支払っている姿を見ていると、仕事での収入より賄賂の支出の方が絶対多いように思えた。
ここまで接待が必要なのか?と、いつも疑問だった。

その話をカンちゃんに話たことがある。
「中国で仕事をするなら、それは必要な事」
で、話しは終わってしまった。


賄賂の話を詳しく教えてくれた20代前半の中国人元留学生は、二人とも福建省出身。
1人のお父さんは、北京でビジネスをしている社長。
もう1人は、福建省の中でも華僑で有名な村出身で、彼女の親族は中国国内や世界に散って商売している。
2人の両親、親族は、北京や世界でビジネスをしてるから、そのような裏取引のことを詳しいのかもしれない。



去年(2014年)スリランカ旅行後、雲南省に立ち寄り、上海経由で帰国した時、
日本行きのフライトに乗るため、チェックインカウンターで並んでいた。
その時、私の後ろに50代後半くらいのオシャレで紳士風な日本人男性が並んでいた。

声をかけると、以前は中国でビジネス展開しようとしていたが、中国人のしたたかさはハンパなく、常識が全く通用せず、数年後には中国でのビジネスは断念し撤退したらしい。

「中国人とのビジネスの難しさは周囲の人から聞かされてたから、僕も慎重にビジネスしてたけど、あそこまでとは思いもしなかったよ。 
中国人とのビジネスはもうごめんだよ。
今は中国の工場をたたみ、ミャンマーに工場を立て拠点を移してる。 
中国人とは全然違ってミャンマー人は素直だよー 」

私は、中国人の友達がいるが、ビジネスで付き合ってたわけではないので、その当時はその人の話に驚いたが、その人が嘘を言ってないことはすぐ分かった。

他にも中国人とのビジネスでトラぶってる人を知っている。
苦労してるのはだいたい男性。


中国でビジネス展開してる同級生の女社長がいる。
彼女は、数年かけて中国人をリサーチし、1人の優秀な中国人留学生(女)を彼女の会社で2年間働いてもらい、家族ぐるみの付き合いを心がけ、信頼を築いていた。
上海で会社を立ち上げる時、その中国人を上海支店の社長とした。
上海支店となった中国人女社長は、中国人側のネゴシエーター的存在なのかもしれない。
そのおかげで、今では上海で幅広くビジネス展開している。
彼女はたまたまラッキーだったのかもしれない。


中国で日本的なビジネス展開しようとしてもうまくいかないのだろう。
中国ではとくに、郷に行けば郷に従えなんでしょうね。


ちなみに、
以前、中国の賄賂がどんなんか紹介したので、参考にしてくださいね。

「ワイロの国」 http://kaoridon.blog68.fc2.com/blog-entry-2003.html

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プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 賄賂の国 その2
  • 2015年02月17日 (火)
  • 18時54分23秒
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