イランで74度!(バンダルアッバー編)

2015年の夏は暑いですね・・・

2012年、首都圏に引っ越し、関東の夏は大阪より日差しが弱く、涼しいと感じた。
しかし、2015年の関東の暑さは今までと違うような気がする。
毎日ほんと暑い・・・

8月。
イランの南部のバンダル・マフシャフルという街で74度になった。

とうとう、イランもここまできたか・・・

74度なんてありえない~
74度なんて、何かの間違いじゃーないの?
74度って実際の気温じゃーなく、体感気温じゃーないの?
と、思われた方、いるんじゃーないでしょうか?

私はイランで50度を体験してるから、あの酷暑のイランなら74度になってもおかしくないと思った。

ちなみに50度は、当時私が日本から持って行った温度計の目盛りが50度しかなく、目盛を振りきってた。
だから本当の最高気温はわからなかったが、熱風で皮膚が焼けそうな感覚になった。

イランに行ったのは今から15年前の7月。
15日間の滞在で、イラン各地の町を旅した。

その中で、夏は灼熱になると聞いていた、クエート国境近くのアッファーズという町と、
ホルムズ海峡沿いにある、夏は動物も動けないほど酷暑と聞いていたバンダル・アッバーという町にも行った。

暑さを体験するために行ったわけではなく、それぞれの町に見たい物があったから。

イラン南部、ホルムズ海峡でペルシャ湾沿いのバンダルアッバーへは、夜行バスで行った。
当時、イランの長距離バスは、路線によって冷房が無いバスがあった。

私が乗ったケルマン→バンダルアッバーの長距離バスは冷房が無かった。
ケルマンでも、昼間は軽く40度超えだったが、乾燥してるため日陰に入ると涼しかった。


まだ夜が明けていない朝5時にバンダルアッバーに到着した。
バンダルアッバーに到着したとたん、汗がド―――と噴き出た。

苦しい・・・
とにかく、息苦しい・・・

まだ夜が明けてなくて暗く、どこで降ろされたのかわからなかった。
灯りがある方に歩いていくと、小さな小屋のカフェがあった。

暑くて苦しい・・・
「何でもいいから冷たい飲み物をくれ」と頼んだが、ここには冷蔵庫が無く、温かいチャイ(紅茶)しかないと言われた。

あまりの暑さに体力が奪われ、私は動けなかった。
カフェで温かいチャイを飲んで休憩をすることにした。

当時のイランは、女性の服の制限が厳しく、観光客にも髪の毛が出たらダメ。
スカーフ着用。
服装も厳しく、肌を見せてはダメ。
体の線が見えてはダメ。
暑いが我慢をし、長ズボン、長袖、スカーフを着用していた。

あまりの暑さに私は耐えられず、スカーフを外した。
地元民も、見ないふりをしてくれた。
服装をチェックするパトロール隊に見つかれば厳重注意されるが、まだ夜も開けていない為、地元民も多めにみてくれた。

しかし、夜が明け周囲が明るくなると、さっきまで許してくていた地元民やカフェの店員から「そろそろスカーフをしろ」と注意された。

スカーフをすると、体内に熱気がこもり、私は急に気分が悪くなり、嘔吐した。
今から思うと熱中症だった。

意識が遠のくが、ここで倒れたらダメだ!!と必死に自分に言い聞かせ、タクシーに乗りホテルに行ってもらった。
が、乗ったタクシーの運転手が道を全く知らず、地図の見方も知らない!
私が道案内するが、まっすぐと言ってるのに、Uターンする!
ホテルの前を通ってるのに、通り過ぎて人に尋ねたりする!
道を尋ねた地元民がテキトーで「あっちだ」と言って全然違う方向を指さす。
私が「そっちではない!さっき通った路地を入って!」と言ってるのに、タクシーの運転手は地元民のテキトーな案内を信じ、全然違う方向に行く。
暑くて、思考回路が壊れてるのに、さらにイライラさせる。
中東のタクシーってこんな事がしょっちゅうあったなぁ~

ぐるぐる回って、私の指示通りに行くとやっとホテルがあった。

部屋を見せてもらおうと、ドアを開けると、熱風が襲ってきた。
とんでもなく暑い!
溶けそう・・・

「こんな暑い部屋で眠れない。エアコンが効いたフロントで泊らせてほしい」と言うと、
フロントの男性は、サウナより暑い部屋に入り、エアコンをつけてくれた。
部屋の温度が下がるまで、冷房がきいたフロントで待った。

やっと部屋の温度も下がり、シャワーを浴びたら、水をひねったはずなのに、熱湯が出てきた。
水のタンクが熱せられて、シャワーが熱湯だった。
暑くてシャワーもまともに浴びれない・・・

朝7時で38℃になっていた。
バンダルアッバーは、温度より湿度が酷かった。
不快指数200%
湿気も120%あるんちゃうかー!ってほどだった。

涼しくなった部屋で一眠りして、昼ごろお腹が空いたので部屋から出ると、熱風が襲ってきて全ての毛穴から一気に汗が噴き出した。

通りには、人も動物も全ていない。
ゴーストタウン化していた。

あるのは、照りつける太陽だけ。
強烈な日差しで、辺りが真っ白に見えるほどだった。

昼間の気温が何度だったのか、当時の日記を見直しても書いてなかった・・・
たぶん、あまりの暑さで、温度計を見る余裕がなかったように思う。

バンダルアッバーは想像以上に暑く、1泊する予定だったがこんな暑い町に滞在できない!と急きょ予定を切り上げ、その日の夜の飛行機で酷暑のバンダルアッバーを脱出することにした。

午前中や昼間は、誰も歩いてなかったバンダルアッバーの町だったが、
夜の7時で太陽が沈むころになると、町に人があふれだしていた。
日が暮れても湿気は酷く、息も苦しいほどの酷暑な町に、こんなに人が住んでいたのか!と驚いてしまった。

バンダルアッバーの女性は、みんな仮面を付けている。
それを見たくて、酷暑のバンダルアッバーに飛び込んだ。
空港までのタクシー内から、やっと仮面の女性たちを見ることができた。

こんな暑い町によぉ~住むわ~と感心したが、イランにはここよりもっと暑い町があった。




続く・・・・



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Re: No title

★お母さん

読んでくださってありがとうございます。
ちーちゃんは暑い国はどこに行ってたんでしょうねー?
ちーちゃんが11月上旬にチュニジアに行ったとき、現地はとんでもなく寒く毎日ふるえてたっていうてました。
現地の人はセーターに革ジャンを着てるのに、ちーちゃんは薄着しか持って行ってなく、シャワーも水しか出ず、寒い思い出しかないって言うてました。

No title

ドバイなど灼熱の様子を楽しく読みました。
プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • イランで74度!(バンダルアッバー編)
  • 2015年08月12日 (水)
  • 13時01分29秒
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by AlphaWolfy
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