イランで74度!(アフワーズ編)

お盆があけ、日本では大気が不安定ですが、
少し前まで毎日とっても暑かったですねー

8月上旬、イランのバンダル・マフシャフルでは74度を記録したとか!?

74度!?
ありえへん~
って思った方は沢山いるのではないでしょうか?

私も最初聞いた時、一瞬耳を疑ったが、真夏のイランに行った時のことを思い出し、
イランならあり得るかも・・・って思いました。

私がイランに行ったのは7月中旬過ぎら8月上旬にかけて。

暑いことは覚悟してたけど、ここまで暑いとは思ってもなかった・・・

前回、イラン南部、ホルムズ海沿いのバンダルアッバーの暑さを紹介しましたが、
「イランで74度(バンダルアッバー編)」
今回は、イラク、クエート国境近くのアッファーズに行った時の話を。

アフワーズは、クエートとイラクの国境付近の町。
今回74度を記録したバンダル・マフシャフルと近い。

私が体験したアフワーズの暑さと似ているのかもね。
あの暑さは、思いだすだけで恐ろしい・・・


アフワーズへは、国内線で一気に飛んだ。
(イランは原油国の為、交通機関の料金が激安。
2000年当時、国内線だと片道1000円ほど。
長距離バスだと400円以下だった。)

飛行機が降下すると、炎が点在していた。
これはいったい何!?
始めて見る光景に一瞬理解できなかったが、アフワーズはイラン有数の産油地帯だった事を思い出した。
油田の炎だった。

飛行機がさらに降下し、地面が近づいてくると、機内の冷房が止まったと思うくらい暑くなってきた。
この暑さは何!?

機内は暑くなったままアフワーズに到着した。

飛行機のドアを開けると、機内に熱風が入ってきた。
タラップに出ると、熱風が襲ってきたが、「バンダルアッバーに比べたら、そんなに暑くない!」と瞬時に思った。

しかし、それはまだ機内での冷房の余韻があったから。

機内から出ると、温度はどんどん上がり、あっという間に43度になった。
その後、どんどん温度計の針は上がり、MAX50度の目盛をぶっちぎっていた・・・

日が沈みかけの夕方なのに・・・

大地が熱せられてるみたいな熱風だった。


アフワーズに降り立った時、バンダルアッバーに比べたら暑くない!?と最初は思ったが、空港から出ると外気は暑かった・・・

バンダルアッバーは、”湿気の蒸し暑さ。”
アフワーズは、”外気が熱い。”


アフワーズは空気が熱く、ドライヤーの熱風を浴びてるよう。
息を吸うと口の周りや鼻が痛い。
息をする度に気管が熱せられ体内がヒリヒリする。
肌が出ている顔は、熱風で肌を突き刺すような痛みが襲ってきた。
タオルで口元、顔全体を押さえて息をする。

バスに乗ろうと手すりを持った時、火傷しそうな熱さに驚いた。
車のドアノブも熱せられ、直接触れない!

タオルを出す為リュックのファスナーを開けようとすると、ファスナーの金具が熱くて、直接触れなかった。
鉄は全て熱せられていた・・・

さっき、機内から下りたばかりなのに、私のリュックは瞬時に高温になったみたい・・・
リュックに入れていた、ペットボトルの水もお湯になっていた・・・

まるで炎で熱せられたような灼熱地獄・・・
なのに首都のテヘランくらいの人口の多さ。

なんで、こんな暑い町で住むの!?と思ってしまうが、この町は大規模な油田があり、
イランで最も重要な工場地帯。
仕事があれば人は集まる。
みんな仕事の為に熱くても耐え、暮らしているのでしょうね・・・

夏のアフワーズでは、誰もが汗だくで、険しい顔をしている。
こんな暑ければ、誰だって険しい顔になってしまう。

アフワーズでは、夜になっても40度以上だった。
夜になると、町には人があふれだす。
夜、涼しくなり買い物に出てきたみたい。
涼しくなったと言っても、まだ40度以上。
クソ暑いのに、女性は黒いマントのアバヤで全身を覆っている。
熱気がこもり、女性とすれ違うとムア~ンとしたものが伝わってくる。
道路には、車と人であふれ、排ガスと人の熱気で気分が悪くなる。


灼熱地獄のようなアフワーズに行ったのには理由があった。
アフワーズから北に117kmのところに、紀元前521年のアケメネス朝時代に首都だったシューシュー遺跡と階段状ピラミッドのチョーガザンビルがある。

遺跡へは路線バスでも行けるが、この暑さでクーラーも無い路線バスに揺られ、バス停から遺跡まで徒歩で行くなど自殺行為。
迷うことなく、ホテルでクーラー付きの車を手配してもらった。
「遺跡は、太陽が出ると灼熱になるため、日の出前から出発し、朝の9時には戻って来なければならない」と言われた。
翌朝、4時頃チャーターした車が迎えに来るため、ホテル前で待っていたが、朝の4時でさえ35度を超えていたように思う・・・

6時頃、空が明るくなり始めると、徐々に暑くなってきた・・・

2か所目の遺跡、チョーガザンビルに到着した時、車内から出ると猛烈な暑さが襲ってきた。
まだ朝だというのに、あっというまに40度をぶっちぎっていた。
昼になると、いったい何度になるのだろう・・・?

9時頃、アフワーズに戻ってくると、もう50度を超えていた。

私はその日の夕方のバスで、アフワーズを脱出した。
バスの時間まで屋外に出ることなく、クーラーのきいた部屋でひたすら寝ていた。



当時私が持っていた温度計の目盛はMAXが50度だったので、もしかしたら本当はもっと気温が上がっていたかもしれない。

今年、74度を記録したバンダル・マフシャフルは、アフワーズより東南に位置し、ペルシャ湾に近い。
バンダルアッバーのようにペルシャ湾沿いだと、ペルシャ湾の湿気で湿度が増し、さらに不快指数が高くなる。

74度を記録したバンダル・マフシャフルの住人は、きっと生きた心地がしなかったでしょうね…


今から15年前にイランの熱さを体験し、
もしかしたら日本もそのうち38度とかなるのかなー?って少し思ったが、たった15年で日本も38℃超えになるとは・・・

36度超えの日数も今年は長いように思う。

あと10年、15年後、40度超えも当たり前になるのかな・・・?
あぁ・・・恐ろしい~~~



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Re: No title

ウェス君

今年の日本の夏は、急に暑くなって、急激に寒くなったよ。
暑い期間が短いけど、異常なほど猛暑やった。
まだ8月やのに、急に10月の気温に下がったよ。
また暑さがぶり返すのかな・・・?

今年の夏の暑さは、涼しい国に避難したいと思ったよー

No title

最近の日本の夏の暑さは異常だよね。

熱中症、熱中症といって、毎日何百人と病院に担ぎ込まれるのも異常な世界って気もする。

地球温暖化の影響なんやろか?
中国もアメリカも産業が....とか言ってる場合じゃない気がする。

ヨーロッパの氷河も消えてきてるっていうしね。
プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 2015年08月18日 (火)
  • 13時18分05秒
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