1年前の今日

ちょうど1年前の9/15、中国人の親友カンちゃんの結婚式に出席した。

その前に9/4から不思議な組み合わせの男女3人で、11日間も一緒に貴州省のトン族のお祭りを見に行き、トン族の村々を旅した。
3人での旅の最後に、カンちゃんの結婚式に出席した。
(ちなみに1人の女の子はカンちゃんとは初対面)

結婚式の前日、一緒に旅していたNちゃんが何気に「明日私の誕生日やねんな~」と言った。

えー!
自分の誕生日に、まったく知らない中国人の結婚式に出席することになったん!?

Nちゃんにとって今回の旅は、初めてバックパッカースタイルの旅ができ、少数民族の村々に行け、中国人の結婚式にも出席できるということで、参加表明をした。

自分の誕生日に、祝ってもらうわけでもなく、赤の他人を祝うことになったNちゃん。

そのことを知り、Nちゃんに花を贈ることにした。
一緒に旅してた男性のCさんに事情を言うと、「じゃ、俺も一緒にする」と言ってくれ、結婚式当日の朝、私は町に出て花屋を探したが、見つけられなかった・・・

結婚式のメイクをしているカンちゃんの部屋に行き、事情を説明し相談すると、
「じゃ、私の知り合いの花屋に電話して持ってきてもらうよ」と言ってた。

Nちゃんは2日後に帰国するため、小さめの花束をお願いした。
1時間後に届いた花は、大きく立派でびっくり!
花束
バラ一本一本にきれいにラッピングされてあって、花束全体にラメが吹き付けられてて、キラキラしてる。
センスが日本人離れしてて、ちょっとびっくり!

Cさんの部屋に花束を置かしてもらい、出かけてたNちゃんが戻ってきたとき
「さっきCさんがNちゃんに用事があったみたいで来たよ。
Cさんの部屋に行ってみよっかー」と誘い出し、Cさんと一緒に花束を渡した。
Nちゃんは、立派な花束にびっくりしながらとても喜んでくれた。
その日はずっと花束を眺めていた。

1年前の昼は、Nちゃんの誕生日を祝えたことでもその日は幸せな気分になり、
夕方には、カンちゃんの結婚式で感無量だった。

カンちゃんとは知り合って7年。
彼女の恋愛事情を聴いていたし、中国人の結婚平均年齢は、20代前半。
彼女は日本留学を終え帰国した時には、20代半ば過ぎ。
同級生や友達はみんな結婚し、子供もいると言っていた。
なかなか彼氏ができず「なんで私には彼氏ができないの・・・」と嘆いていた時期もあった。

彼氏(今の旦那)ができたときにはすぐ教えてくれ、一緒に喜んだ。
そして、プロポーズを受ける日「今日彼がプロポーズしてくれる」と電話があった。
「なんで今日プロポーズがあるってカンちゃんが知ってるの!?」
「こないだ彼が婚約指輪を買ったのを知っている。そしてプロポーズするなら今日しかないから」
そして、プロポーズがあってすぐに連絡があって、輝く指輪をはめたカンちゃんの写真が届いた。
私も疑似体験してるみたいで、一緒に喜び祝福した。
「結婚式には絶対行くから!」
「ほんと!?中国まで来てくれるの!?」
「もちろん!」

そんな約束をした半年後の9/15中国貴州省で結婚式。
DSCF3160.jpg

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(白っぽいドレスで結婚式に出席していいの!?と思うかもしれませんが、結婚式用に三着持って行って、カンちゃんに見てもらい彼女が「これを着て」と選んだものです。)

カンちゃんは結婚準備に取り掛かったとき、結婚式用にドレスや赤いチャイナドレスを買ったとか、その都度写メを送ってくれていた。
あの写真のドレスがこれかー!
赤いチャイナドレスも素敵。

(中国では、民族によっても違うが、漢民族は基本赤色が幸せを呼ぶ色とされ、新婦は赤い服を着る)
最近は、西洋文化が入ってきて、白いドレスにお色直しで赤いチャイナドレスを着る人が増えているらしい。

カンちゃんの結婚式も今風の洋式で、日本とあまり変わらない。
ただ、違ったのは、出席者の服装と会場の片付け方。

カンちゃんは、貴州省の省都・貴陽なので都会。
しかも会場は、貴陽の一番中心にある、外資系ホテル。
結婚式会場は日本以上にきれいにセッティングされていた。
DSCF3148.jpg
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RIMG0386.jpg

出席者の服装が、日本とはちょっと違っていた。
両親は赤い服。
親族は、赤を基調としたきれいな服。
友達とかちょっと小ぎれいな普段着って感じ。

驚いたのは、
会場の後ろの方に座っている人たちは、Tシャツに半パン、サンダル履き。
めっちゃラフな普段着。
ひどい人は、まるで下着の白いランニングシャツだった。
寝起きのまま来たんちゃうかー!?
田舎のおっちゃんがいっぱい紛れ込んでいるって感じ。
中国の結婚式は地域によっては、通りすがりの人が勝手に入って食べて帰るって聞いたことがあるが、ここは外資系ホテルの会場。
通りすがりってことはないだろう。
後でカンちゃんに聞いたら、両親の友達でカンちゃんはまったく知らない人らしい。

一通り料理が出終えると、会場の後ろのTシャツ&ランニング集団は、次々に帰っていく。
そして気が付くと出席者の三分の二がいなくなっていた。
後ろが騒がしいなーと振り向くと、後ろの席から料理が片付けられたと思ったら、テーブルも片付けていた。
後ろの席で残って食べている人には、前の方に移動しろと言われ、みんな前へ前へ移動してくる。
そして食べ終わると、その人たちも次々に帰っていく。

会場は中国人たちの話し声で、常に騒がしいが、さらになんだか騒がしい。
横を見ると、バージンロードが解体され撤収していた。

えーー!
披露宴はまだ終わってないのにー

カンちゃんが私たちのテーブルに来たとき、「会場が半分撤収されてるよー!大丈夫!?」というと
「そうねー 大丈夫、気にしないで」と、全く気にしてない様子だった。

円卓に人が少なくなると、人が多い円卓に移動させられる。
私たちもとうとう親族の席に移動させられた。
移動させられた途端、私たちがいたテーブルがあっという間に跡形もなく片付けられた。

親族の1人のおばさんと私は2009年貴州省のミャオ族の村で偶然に出会っていた。
久しぶりの再会におばさんもびっくり。
あのとき偶然に出会った相手が、姪っ子の友達でわざわざ日本から結婚式に出席してくれたとあって、おばさんはすごく感激してくれた。
当日まで、私がカンちゃんの結婚式来ることも知らなかったし、それほど親しい仲だったことも知らなかったらしい。
だからすごく驚いていた。


2012年の正月、雲南省の麗江を旅した後、私は貴州省の西側の少数民族の村を旅しようと、雲南省昆明から列車で入ったが、ちょうど大寒波で貴州省は大雪に見舞われた。
村に行くバスは雪でストップ。
もう少し大きな町に移動したが、そこも雪で村には行けなかった。
カンちゃんが「貴陽においで」と言ってくれ、急きょ予定を変更し貴陽に移動した。
貴陽でも数十年ぶりの大雪でどこも真っ白だった。
カンちゃんの家でお世話になることになったが、急な寒さで私は風邪をひき高熱が出て、おう吐と下痢で、食べ物を受け付けなかった。
少しでも口にすると、すぐトイレに駆け込まないといけないほど重症だった。
その状態が4日間続き、カンちゃんの親族が心配し見舞いに来てくれた。
総勢6名ほど。
カンちゃんの両親を合わせると、おばちゃん、おっちゃんが8名!
みんなかわるがわる、私のおでこに手を当て、何やら議論していた。
私の症状を聞き、一人のおばちゃんが、「おばあちゃん言い伝えの薬がある!」と自家製薬を作ってくれた。

大量の胡椒にアルコール度数がめっちゃ高いお酒をどんぶり鉢に注ぎ、
「これを飲みなさい」と渡された。
私はお酒が飲めない・・・
カンちゃんに、「こんなにいっぱいのお酒飲めないよー」と、助けを求めるが、
「これは秘伝の薬だから、これを飲めば大丈夫!」

こうなったら飲むしかない・・・
大量の胡椒が入ったきっついお酒を口にした。
一気にむせこんだ。
一口でも強烈なのに、「全部飲み干せ」とカンちゃん一族が言う。
大人9人ほどに囲まれ、強烈に強いお酒が入った丼鉢を飲み干すまで見守られた。
何度もむせ込み、私にとっては拷問だった・・・
飲み終えた私はベットに倒れ込んだ。

カンちゃんの親戚のテーブルには、あの時のおっちゃんやおばちゃんがいた。
私はあの時、しんどくてみんなの顔は覚えていなかったが、みんなは覚えていてくれたようで、
「元気になったのね!あの時は死にそうな顔をしてたけど、今日はいい顔してる!」と言っているのかわからないが、そんな感じで私の顔を撫でてくれた。


その他にも、以前貴州省を旅した時に知り合った人が、カンちゃんの結婚式に出席していて、めちゃめちゃびっくりした。
その人とカンちゃんが知り合いだったことを知らなかった。
相手も、なんで私とカンちゃんと知り合いで、日本からわざわさ結婚式に来ているのか理解できない様子。
カンちゃんも「なんでカオリこの人を知ってるの!?」と、3人がめちゃめちゃ驚いた。
いろんな偶然と、見えない力で引き寄せられているような、不思議な感じだった。

Nちゃんの誕生日を祝うことができ、
そして、カンちゃんの幸せな姿を見れて感無量の1年前の9/15だった。

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プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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