結婚前夜

2016年1月 中国福建省・上海 結婚式の旅】

2016.1/6-1/20 15日間の旅

● 1/8 3 Day-9

買い物帰りの車内で、結婚式の夜は、旦那の実家で泊まらないといけないことを初めて知り、落ち込むリンちゃん。

帰宅すると、次はエステへ。
私も一緒に行って良いといわれ、付いて行った。

結婚式前にお肌をお手入れエステ。

「このエステは、彼のお母さんからのプレゼント」


エステはリンちゃんの家のすぐ近く。
歩いて1分もかからないところにあった。

店内は清潔感があり、おしゃれなインテリアで日本と変わらない。

こんないいエステが家の近所にあるなんて~
私もしようかなー?と思ったくらい。

受付のソファで待ってたらいいかな?と思っていたが、一緒に部屋に入っていいと言ってくれた。

通された部屋には、ワインレッド色のシーツのエステ用ベットがあり、横に小部屋がある。
小部屋とはレースのカーテンで仕切られてあり、奥はおしゃれなバスタブだった。
全身エステ用の後に入るお風呂かな?


1時間半ほどかけ、リンちゃんはエステを受け、私はその横で見守っていた。

リンちゃんはエステを受けながら、私に結婚の複雑な心境を話してくれた。
きっと家族にも言えないのだろう・・・

結婚式前日の花嫁だというのに、こんなに不満がある相手と結婚しないといけないなんて・・・

私はどう答えたらいいんだか・・・

お金持ちの家に生まれてきた為に・・・
親が決めた相手と結婚する風習が色濃く残っている地域に生まれてきたために・・・

今の時代、親の決めた相手と嫌々結婚をさせられる人がいるなんて・・・
信じられないが目の前にいる。

話を聞けば聞くほど、私はつらくなってきた。


どこかの山奥で昔ながらの暮らしをしてるわけじゃーない。
海外にも行ける裕福な暮らしをしてるのに・・・

日本で7年間も住み、その間いろんな国へ旅行し、ヨーロッパに語学留学経験もあるリンちゃん。
外の世界も知っているから、自分が置かれている状況が異質ということは理解している。

でも、親の言うことは絶対的らしい。
今まで不自由なく暮らせ、海外留学もさせてもらい、何度も海外旅行にも行けたのは、親のおかげ。
その親の言うことを聞くのは仕方がないことで、親のすすめる相手と結婚することは、親孝行になるらしい。

ん~ わかるような、わからないような・・・


エステが終わり、家に帰って夕食をいただく。
この日の夕食は、アヒル入りそうめんスープ
DSCF9505.jpg

食べていると、リンちゃんは親と大声で口論になった。

しかし、リンちゃん家族は、いつも大声で怒鳴りあっているため、私はもう慣れっこになっていた。
最初は、「どうしたん?何があったの?みんな何怒ってるの!?」と聞いていたが、
「怒ってないよ、普通の話をしてるだけ」と言われるので、今回も普通の会話をしてるのかな?と思っていた。


寝るとき、ベットに入って、リンちゃんは友達に電話をした。
口調からして、明日の結婚どうしよう・・・って言うてるみたい。
友達は一言だけ助言をしたようで、リンちゃんは半べそ状態になり、すぐ電話を切った。

私:「結婚どうしようって友達に相談したん?」

リン:「中国語わかるの!?」

私:「わからんけど、口調でなんとなくそうかなと思った。友達はなんて言うてくれた?」

リン:「友達は「もう遅い」って・・・」

私:「す、すごいストレートな答えやな・・・」

リン:「中国人はこんな感じ。
日本人女性は、こんなはっきり言わないでしょ? もしストレートに言うと仲が悪くなるね。
それにもっと親身に話を聞いてあげるね。 カオリもそうでしょ?
中国人はそんなことしないね。
さっき、私、親に「明日結婚しない!」って言ったよ」

私:「え!? そんなこと言うたの!?」

リン:「さっき親とケンカしてたでしょ? 私が結婚しないって言ったから」

さっきの口論は、本物の口論というか、ケンカやったんや・・・

リンちゃんの最後のあがきやったんか・・・

えらい時に来てしまった・・・


そんな時、私に共通の友人のエンちゃんからメッセージが入った。

エン:『明日はリンの結婚式だね。様子はどう? リンの地域の結婚式は盛大だよ!
カオリ今ワクワクしてるでしょう~?』

私:『それがなー・・・』と、今の状況を伝えると、エンちゃんも驚いていた。

エンちゃんもリンちゃんの結婚の悩みを聞いてあげていて「よく考えて」と言っていた。
だから、考えた結果、納得して結婚するのだと思っていたらしい。
私もそう思っていた。
いろんな葛藤や、まだ煮え切らないまま時が過ぎ、とうとう結婚前日になってしまったみたい。

そんな状態で大丈夫なんだろうか・・・
そんな結婚に立ち会っていいのだろうか・・・?

リンちゃんに「私、来ない方がよかったのでは?」と打ち明けた。

リン:「それは違う。来てくれてすごくうれしい。明日は日本に留学してた友達も来てくれる。
1人は今も日本で働いていて、ちょうど一時帰国してて来てくれる。
明日は朝早く起きてね。」

私:「何時!?」

リン:「8時にメイクの人が来るから、遅くても7時には起きて荷物を片付けて」

「えーー!?」

もうベットに入ってて眠る寸前に、急に言われるなんて~
私が驚いていると、
リン:「私も知らなかったねー さっきお母さんがそう言った」

リンちゃん、ほんとに明日の自分の結婚式の段取りをわかってないみたい・・・

明日の結婚式、どうなることやら・・・


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プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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