2016.1/6-1/20 15日間の旅
● 貴州省、台湾、福建省(福州市)の結婚式
その1(貴州省・貴陽、台湾の結婚式)
今回、福建省のリンちゃんの結婚式に出席して、貴州省のカンちゃん(漢民族)、台湾(台北)の結婚式の時と違う部分がたくさんあった。
まず、貴州省・貴陽での結婚式は、
貴陽のど真ん中にある高級ホテルで行われた。
民族、地域にもよって違うが、カンチャンは漢族。
新郎は台湾人なので、ずいぶん省略したらしい。
披露宴の2時間前くらいから、新郎新婦はホテルのロビー入口で招待客を迎える。
このとき、出席者はご祝儀を渡す。

新郎新婦の両サイドには、親しい友人がサポート役を務める。
出席者は本人にご祝儀を直接手渡す。

男性は、男性側のサポート人が持っている赤いお盆の上にある煙草を一本受け取る。
女性は、女性のサポート人から飴をもらったように思う。
(ちょっと記憶があいまいになってきてる・・・)
ご祝儀を渡すと、近くにいる親族のおばさんがさっと駆け寄り、受け取ったご祝儀を受け取り、サッと鞄にしまう。
素早いご祝儀のリレーだった。
新郎新婦の登場は、みんなが注目し20cmほど高くなったバージンロードを歩く。


新郎新婦は、お互い向かい合いマイクを持ち何やら誓いの言葉?これからのあいさつ?のようなことを言う。

リングの交換をし、ベールをとる。
誓いのkissか!? とドキドキしていると、見つめあいハグをした。

その後、2人の共同作業。

このとき、砂を入れてた。
これは、いろんなプランがある中で選べるらしい。
2人は砂を選んだらしい。
一通りの行事を終えると、衣装直しで2人はいったん退場。

入場のときは緊張していた新郎新婦だったが、儀式を終えホッとしたのか、すごく笑顔で陽気な退場だった。
こうしてもて見てもらってもわかるように、高砂(新郎新婦が座る席)がない。

一番前の席だけ赤いテーブル。

これは親族席。
新郎新婦は、親族席に座る。
気がつけば新婦は赤いチャイナドレスいなって、いつの間にか親族席で料理を食べていた。
少ししたら、チャイナ服姿で気軽に友達席に来て、一緒に食事をしたりすごく気さくな感じだった。

台湾の結婚式は、
会場の雰囲気などは日本とほぼ同じ。
入口に受付があり、そこで名前とご祝儀を渡す。
会場のスタッフも多い。

入場シーンも音楽がかかり、みんな入口を注目し、紙吹雪が舞い、新郎新婦が華やかに登場し、みんな祝福の拍手で向かえる。

日本とほぼ同じ。
司会者が段取り良くすすめ、正面舞台に新郎新婦が立ち、司会者が代弁する形であいさつする。

次にご両親も舞台に立つ。
両父親がマイクを持ち挨拶。

挨拶を終えると、合図とともに、新郎新婦、ご両親ともども、一口口をつけるのではなく全部飲み干していた。

参列者はそれを見届ける。
台湾も新郎新婦の高砂席がない。
親族席は、正面にあり、家族の席に座って、普通に食べる。

ほぼ終盤に新郎新婦はいつの間にか退場していた。
たぶん、親族と一緒に各テーブルを回り終え、そのまま衣装直しで退席したと思う。
料理が全部出ると参列者は一気に席を立ち帰る。
その時、出口で赤いチャイナドレスに着替えていた新婦と新郎がお見送りをする。
残った料理は、お持ち帰りできた。
貴州省、台湾の結婚式では、司会者は最初だけで、日本のように、会社の上司のあいさつ、同僚や友達などの歌、余興など一切ない。
披露宴では次々に運ばれる料理を食べる。
カンチャンの結婚式は、台湾人との結婚ということもあり、貴州省と台湾で2回結婚披露宴をしたため、結婚式はせず披露宴のみで、ずいぶん省略していたみたい。
通常の結婚式は、新郎が早朝新婦の家に迎えに行って、爆竹で祝ったりするらしい。
カンチャンとしては、ほんとはそういう結婚式を見せたかったらしい。
私としては昔ながらの赤い衣装(チャイナドレスではなく、全身真っ赤で、赤いベールで頭部を覆った花嫁姿の婚礼衣装を見たかった・・・
しかし、そのような結婚式をする中国人はもうしないらしい。
今の若い中国人にしたら、そのような衣装はすごく古くさく、ダサいから嫌!と言っていた。
残念・・・