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恩人が初来日

私の著書「やっぱり旅はやめられない 中国編」でも登場する
貴州省で助けてもらった家族の息子が、来週8/8から初来日する。

助けてもらった時、彼は高校三年生だった。
それまで日本人と会ったことがなかった彼。
学校では、戦争で日本人は悪と反日を習ってる最中。

当時、貴州省の、ど田舎(実際は大都会だけど)で、外国人など見かけることがなく、日本人など出会うこともない。

私は、中国語も話せず、ミャオ族が表紙になっている貴州省のパンフレットを握りしめ、宿がないため途方に暮れていた。

そんな時、彼とお母さんがやってきて、私を家に泊めてくれ、4日間お世話になった。

このときのいきさつは長いので「やっぱり旅はやめられない 中国編」をぜひ、読んでください。

img446.jpg

彼は、最初私をすごく警戒していた。
学校で反日を習ってる最中、目の前に日本人がいるのだから警戒するのは無理はない。

でも、彼のお父さんは25年ほど前、日本の某大手企業へ研修の為、1年間日本で暮らしたらしい。
お母さんは学生の頃、日本語を勉強して当時は日本語を話せたという。

日本、日本人に理解のある両親だったが、息子は反日だった。

両親とも日本語をすっかり忘れており「もしもし?」「どうも、どうも」「そうですね」くらいしか日本語を覚えていない。

私のとコミュニケーションは、息子が英語で通訳してくれた。

息子は朝6時には家を出て学校に行き、帰りはいつも夜の7時~9時。

7時のときは授業だけ。
9時の時は塾に行ってると言っていた。

息子と会うのは、家族との夕食時だけ。
私が次の町に移動す日が決まり、その前日に
「明日は最後だから、学校の昼食時に2時間帰宅するから、一緒に家でお昼を食べよう」と言ってくれた。
彼は学校の帰りに、2人分のお弁当を買ってきてくれた。
img463.jpg

それまで、両親との通訳としての会話しかしてなかったが、その時初めて2人だけの会話ができた。
大学受験の事、日本の今、反日感情、戦争の事、なぜ私が貴州省に一人で来たのか、外国の事などいっぱい。

私が50か国以上外国旅行していると話すと、彼は世界地図を持ってきて、「この国には行った?」「この国はどんなんだった?」と質問攻めになった。

「僕も将来必ずいろんな国に行く!
急に世界が広がった!
僕は、もっと君と話したいから、日本語を勉強するよ!」
と言ってくれた。

その1年後、彼から日本語で手紙が届いた。


私は貴州省の奥深さに魅了され、それから2年おきに貴州省を訪れている。

二回目に行ったときは、彼は大学生になっていて、その2年後に行くと、海外の大学院に行くことの相談を受けた。
P4092172.jpg


その後、彼はメルボルン大学に留学した。

「カオリ、僕がメルボルン留学中に必ず来て!」と連絡があった。

「わかった! 日本が寒い時期、オーストラリアは夏だから、冬に行くね。」

「OK!」

2年前の2014年正月、彼に会いにメルボルンに行くことになった。

2013年の夏前、「チケット取ったよ!」

「やったー! いつ来る?」

「冬!」

「もうすぐだね!で、いつ?」

「12月末~1月中旬」

「えーーー!!
その頃、僕は大学の研修でシンガポールだよ! 
研修後は旧正月で貴陽に戻るよ!
冬というのは、てっきりオーストラリアの冬だと思ってたよー」

私のつたない英語では、ちゃんと伝わってなかったのか・・・

で、結局、彼に会いにメルボルンに行ったのに、彼とはすれ違いで会えなかった・・・

暖を求めてオーストラリアに行ったのに、メルボルンは南過ぎて南極からの冷たい風が吹き、毎日凍えていた・・・

彼は、大学院を卒業したらメルボルンで就職すると言っていて、あまり連絡を取っていなかった。

そんな彼から、今年の3月ごろ久しぶりに連絡があった。

「カオリ、元気?
僕は今、上海で働いています。
上海来る時があったら教えてください」

「えーーー!!
私、2週間前、上海に一週間いたのにーーー!
もっと早く連絡くれれば、上海で会えたのにーーー!」

「大丈夫、僕が日本に会いに行くよ」

「中国人は個人旅行で日本にくるのは難しいって聞くよ。来れるの?」

中国は出身地によって差がある。
上海や北京など東側の”富裕層”なら、問題なく来れるが、内陸出身者で中国の中でも貧しいとされてる貴州省出身者は、いくら大手企業に勤めてようが、国営企業に勤務してようが、個人で日本に来るのは難しい。

「大丈夫、僕は今、○○国の大使館に就職して、今上海の領事館勤務なんだ」

ひーーーー!!
そんな国の大使館で就職したの!?
すごすぎるーー

彼は高校生の時から優秀で、大学でもトップクラスだった。

これは本人が言ってたわけではなく、帰国後知り合った貴州省出身のカンチャンに彼の高校名を言うと、
「その高校は貴州省で一番だよ!」と言っていた。

その後、彼の大学の教授と私がたまたま知り合いで、教授からも「彼は大学の中でもトップクラスで有名な優等生だよ」教えてもらった。

彼は大学時代、中国全土の大学生の中から選ばれ、アメリカに交換留学もしていた。

将来、彼はどんな大人になるのかなー?と思っていたが、某国の大使館に就職したなんて~
びっくり!

某国と日本は友好関係で、大使館職員は日本への旅行が簡単にできるらしい。

そんな彼が、来週から来る。

4日間ほど我が家で泊まり、その後は一緒に関西に行く。

出会った時から「僕が日本に行ったら、一緒に日本旅行をしよう!」と約束していた。
9年越しにその約束が果たされる。


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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 2016年08月03日 (水)
  • 13時34分53秒
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by AlphaWolfy
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