【四川省・貴州省の旅】2016.9/4-29
9/5 Day-2-6《汶川》
だまし絵?トリックアート?の建物内はこれといって何もなくガランとしてた。
数枚昔の写真が壁に掛けられているだけだった。
写真は目線よりずいぶん上に掛けられてて、見上げないといけない…
本気で見せる気があるのか!?
地震前の汶川。
20年以上前、四川省の山奥に暮らす少数民族を紹介する番組を見た。
当時の映像は、少数民族たちが下の写真のように険しい岩山の渓谷にツタだかロープのつり橋を渡り、一本のロープにぶら下がり渡る姿だった。
これと同じような映像を見た時は衝撃的だった。
落ちたらもう終わり。
けわしい渓谷、茶色く濁った激流の上を命綱なしでロープと滑車だけで渡る姿に、この地域に暮らす人々のたくましさを感じた。
私が見た映像は、この辺りに暮らす人たちだったのか・・・
いつか行ってみたいと思っていたが、現在は昔の面影は全くなかった…
昔見た番組では、
「そこは中国の山奥で、その地域に行くには険しい渓谷沿いのあぜ道をロバや馬で自力で越え、何日間もかかる」と言っていた。
20年後には高速道路ができ、成都からたったの2時間で行けるようになってるなんて…
当時の映像を思い出しながら、今とのギャップの激しさに、軽いめまいがした。
当時の映像にも下の写真のような石で作られらた塔があった。
私が見たのはこの地域のチャン族だったのかな…?
展示されてた写真は、これくらい・・・
チャン族の民俗的な物もなく、なーんにもない。
これこそ箱もの!