私をどこに連れて行くの?

【中国旅行記】 ~貴陽宿探し②~
-私をどこに連れて行くの?-

たまたま通りかかった男性にタクシーに乗せられ、今度はどこに行くのだろう・・・?

貴陽に到着したばかりの私は、街の地図などまったく把握できていない。
タクシーは、ごちゃごちゃした裏路地のような道を走っている。
すると、「招待所」と書かれた看板がいくつかある。
「招待所」とは、中国では安宿のことを指す。
安宿あるやん~
携帯電話でしきりに話している男性に、招待所を指差し、「私ここで降りたい」とジャスチャーで訴える。
すると、男性は、電話先の相手と話しながら、ダメダメと私に手を横に振る。

私はタクシーの窓から必死に外を見て、「招待所」という看板を見つけては、
必死に目印となる建物や道を覚えていた。
タクシーを降りたら、自分でここに来ればいいや。

人通りが多い道でタクシーは止まった。
さっき、男性がタクシー代を払ってくれたから、今度は私が払おうとすると、
電話で話しながらも「タクシー代はいらない。そのお金はしまっておきなさい」とジャスチャーでかえす。

タクシーを降りた目の前が「招待所」と大きく書かれた看板があった。
今までチェックしていた招待所より一番きれいな招待所。
男性は、私をここに連れてきたかったんかー
しかし、男性はその招待所には入ろうとせず、
「お腹が空いただろう?」と言って、私をどこかに連れてゆく。

入った先は、ケンタッキー。
私を席に座らせると、私に「ここで待っておきなさい」とレジに並んで注文をとってくれた。
日本にはないメニューのツイスターと飲み物を私の分だけ持って戻ってきた。
ここでもお金を払おうとしたけど受け取ってくれない。
男性は「早く食べなさい」と言ってまた電話。
中国独特の味のツイスターはおいしく、私はムシャムシャと食べては、
「ハオツー」(おいしい)と言うと、男性は笑顔で返事をしてくれていた。
2008-1-7-1.jpg


すると、男性に話しかける人が現れた。
その女性は、男性と挨拶を交わすと「こんにちは。あなた日本人ですか?」と片言の日本語を話しした。
「は、はい!こんにちは」と、慌ててツイスターを食べる手を止め挨拶。
女性は四十歳代。
その隣には、若い男の子がいた。
私たちの席の隣に座り、男性と名刺交換をしだした。
男性の名刺をみるなり女性は、驚いた様子。
私が「何、なに?」と聞くと、「この人、社長さん」とだけ教えてくれた。
二人は知り合いじゃないの??

そしてなにやら深刻な話をしているようす。
私には何を話しているのじゃさっぱりわからない。
ツイスターを食べながら、私も必死に二人の話を聞くふりをする。

そして、男性は席を立った。
「どこに行くの!?」
「僕は仕事があるから」と言っているようで、どこかへ去っていってしまった。
男性は、この女性に私を託したようだ。

女性は、片言の日本語で「私の息子、少し英語を話す」と少年を紹介してくれた。
少年はとその女性がいろいろ話し終わると、片言の英語で
「あなたは、どうしたい?」と訊ねてきた。
「1泊100元ほどの安いホテルを探している」
私の言葉を母親に通訳。
二人は、とても困った様子。
なんで、そんなに困った表情をするんやろう・・・・?

さっき招待所を見つけたし、まだ時間も昼過ぎやし、まっ、なんとかなるわ!と私は気楽に考えていた。

少年は母親といろいろ話をし終えると、
「貴陽に何しに来た?」と、私に質問してきた。
貴陽に何しに来た?って言われてもなぁ~
観光に決まってるやん。
うまく伝わっていないようなので、貴州省のパンフレットを見せて、
貴陽の観光スポットやアジア最大の滝「黄果樹大瀑布」、少数民族の写真を見せた。
すると、貴陽市内の観光スポットは、この近くなので、案内してあげると言ってくれている。
今から!?
その前に荷物を置きたいし宿を確保しておきたい。
さっき見つけた招待所で泊まることにしよう。
「何日間、貴陽で滞在するのか?」
「3~4日ほど」
母親に通訳すると、
「私たちの家で泊まってください」と言うではないか。
えっーーー!!
まさかの展開に一瞬どうしようか悩む。
招待所も見つかったことだし、今日はこれから街を散策しようと考えていた。
でも、中国人の一般家庭を見ることなんてそうめったとないことだし、
1泊だけでも泊めさせてもらおっかなー?
「じゃー、お邪魔していいですか?」
「もちろん!」

少年が席を立つと、ビックリするほど背が高い。
私は中学生くらいだと思っていたが、彼は17歳の高校生で、身長が183cmもあるという。

続く・・・



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

かおり

Author:かおり
大阪出身
旅が大好きで、気がつけば40数カ国旅をしています。そして念願だった旅行記を2006年出版。
多くの人に一人旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

あなたは何人目かな?
現在訪問者数
現在の閲覧者数:
無料カウンター
カレンダー(Ajax)
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
日記タイトル一覧
  • 私をどこに連れて行くの?
  • 2008年01月07日 (月)
  • 09時52分49秒
by AlphaWolfy
コメント
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
リンク
FC2ブックマークに追加する
FC2ブックマークに追加
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる