高齢の放浪者 2

【ベトナム旅行記】 =高齢の放浪者 2=

みんなで話していた時「高齢の放浪者」の話題になった。
早朝に道端に座っていた男性が「僕知ってる!!」と言った。

「その老人、僕一緒のドミでしたよ。あのじいさん朝からウォッカを飲んでるんですよー
もうアル中ですよ!
シャワーもまともに入らないから、部屋が臭い、臭い・・・
あんな臭いのに、女好きなんですよ!
宿で泊まっていた日本人の女の子に声をかけまくるんですよ。
それに、あのじいさん、毎食ドミの部屋で自炊するんですよ」

「あんな風貌で、女性を求めるってすごいなー
それにドミで自炊!?」

「携帯コンロと鍋を持っていて、お米を部屋で炊いて、スーパーで買ってきた缶詰と一緒にたべるんですけど、ネコ飯のように混ぜて食べるんです。
それを俺にも「昨日の残りだけど大丈夫だから食べろ」ってくれるんですよ。
昨日の残りですよ!見た目も酷いし、今までにかいだことがない臭いで、あれは食欲をなくす食事ですよ。
あのじいさん、そんなのを毎日部屋で食べてるんですよ。」

「で、どうしたん?食べたん?」

「お腹いっぱいってウソをついて断りましたよ。あんなの食べたらお腹壊すどころか体調を崩しますよ!
本当はむっちゃお腹空いてたから、外に食べに行きましたけどね。
俺もお金ないけど、さすがに一食100円をケチるまで、そこまで酷くないですよ。」

「あの人、いくつやんやろう~?」

「67歳って言ってましたよ」

「67歳!? もっと老けて見えるよなー」

「あの人も強烈だけど、俺がそのドミに泊まった時、76歳の老人バックパッカーも一緒だったんですよ。
2人が話しだすと話題が昔の話すぎて、話についていけず何を言ってるのかさっぱり分からなかったっすよ!」

「76歳のバックパッカー!?すごいなー その人もあの老人みたいないでたちなん?」

「その人は、まともな服装だけど、耳が遠いんですよ。
だから俺が話しかけても「え?聞こえない」って聞き返されてばっかりで、
途中から話すのをあきらめました。
でも、相手が話しかけてくるですよー
話しかけられても僕の言うことが聞こえないから、うなづいたりしかできないんですよねー」

「耳が聞こえない老人と、常に酔っ払ってて歯が抜けて聞き取りにくく、方言が強くて何を言ってるのかさっぱり分からない2人がよく話しが通じたなー」

「でしょ~ 俺も不思議でした。 ほとんど会話がかみ合ってなかったっすよ」

「すごい面白いドミやなー」

「僕もいろんなドミに泊まったけど、強烈でしたねー
臭いし話が分からないし疲れてその宿を出て、こっちに移ってきたんですよ」

いろんなバックパッカーが世界を旅してるけど、あの老人のエピソードは絶えることなく
話が彼の口から次々に面白い話題が飛び出し、みんなで大爆笑。

いい意味で語り継がれる老人放浪者なのかも?





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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 高齢の放浪者 2
  • 2009年02月09日 (月)
  • 10時53分43秒
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