ある人との出会い 1

【貴州省横断紀 22】 =ある人との出会い 1=

2時間以上バイクで連れ回され、私は体の心まで冷え切ってしまった。
ウンツオーに戻ったのは、5時を回っていた。
4時に会うことになっていたあの彼に急いで電話をする。

まだ仕事中で、あと1時間ほどかかるという。
私もネットカフェに行きたかったから、ちょうどよかった。
その時にアップしたブログが”これ”

ネットも終り、宿のフロントの横に石炭のストーブがあり、そこで暖を取りながら彼が来るのを待っていた。
私は、まだ体が小刻みに震え、手足の感覚が無く、指先は痺れだしていた。
靴を脱ぎ、足の指を直接ストーブにつけるが、感覚が戻らない・・・
髪の毛はバイクの風を受けボサボサ・・・
もう直す気力も残っていない・・・

その時、彼らしき人が現れた!!

うわっ!!こんなかっこいい人やったの!?

おっちゃんって言うてたから、私はてっきり中年太りしてダサいオッサンかと思ってたら、
30代半ば過ぎとは思えない若々しさ!!
それに、中国人っぽくない。

なんか、急に申し訳なくなった・・・

きっと彼はガッカリしてるんやろうな・・・

もっと若い子と思ってたんちゃうやろうか・・・
もしかしたら彼は私のプロフィール写真をイメージして来たけど、
「全然ちがうやん~」って思ってるはず・・・

私、事前に「実物は全然ちゃいますよ」って言うのをすっかり忘れてた・・・
ま、頻繁にメールのやり取りしてたわけじゃないしね・・・

それに、日本人の女の子って旅先でもけっこう服装に気を使ったりするけど、私なんて全くやし。


彼と挨拶を終えると、
「ちょっと待っていてもらっていいですか?車が汚いので洗ってきたいから」と言われた。
こんな寒いところで、もうこれ以上待てない!!
「車なんて汚れてても全然いいですよ!」

んっ!?
車!?
仕事で来てるっていうてたから、会社の車かなー?

見ると、外車だった。
どう見ても会社の車ではない!
「えーーーー!こんないい車に乗ってるのォーーーー?」
この人はいったい何者や??

「何食べたい?」
「ん~ なんでも」 としか言えない・・・
本当は、昨日食べた刀削麺を一緒に食べてもいいなーなんて思ってたけど、ちょっと言いづらい。

彼は高級そうな重慶火鍋の店に連れて行ってくれた。
私の旅で、こんな高級レストランに行くことなどないし、なんか、ちょっと緊張~~~

私ではメニューがわからないので、彼が注文してくれた。
すると、次々に運ばれてきて、テーブルに乗り切れない!!
重慶火鍋
彼はワインまで注文。

うわーーーー こんなに頼んで、ナンボするんやろう~・・・
お金のことが気になる・・・

今日はバイタクに50元も払って、それにこの料理。
半分払うとしても・・・1日で100元超えてしまうやん~~
ちょっと心配・・・

料理も運び終え、鍋が出来上がるまで、名刺交換。

どっひゃーーー!!
彼は、社長だった!!


名刺に書かれてある住所に目が止まった。
あれ・・・?この住所・・・ カークンプンの家の住所と似てるなー
「私、前回貴陽に始め来て、助けてもらった家族がいるんです。
その家族の住むマンションの住所と似てるんですよ」
「その人たちどこに住んでるの?」
「ん~・・・ ピンクのマンション」
「???」
そら、わかるわけが無いよなー


彼の日本語はすごいナチュラル。
微妙に関西弁でちょっと笑える。

彼は赤ワインをグイグイ飲み干す。
おいおい、飲酒運転になるんちゃうの!?大丈夫か~?
私は、お酒が弱いので、温かいお茶。

話をしていると、彼の考えと私の考えが同じで、何か通じるものを感じる。

「明日はどうするの?」
「明日はチェックアウトしたら貴陽に行こうと思って」
「じゃ、俺の車に乗るといいよ。あしたの仕事を今日で済ませたから、明日は貴陽に帰るんだ。
明日の夜は、日本人の友達を紹介するよ。貴陽のどこで泊まるの?」
「前回貴陽に来た時、助けてもらった家族に会うために貴陽に立寄るんです。
貴陽ではその家でお世話になるんです。
明日はカークンプンが家で待ってくれてるんです」

カークンプンとの出会い、そして今、彼は貴州大学の学生で、
2年生からフランス語か日本語のどちらを選考しようか悩んでて、
私と出会った事をきっかけに、独学で日本語を勉強している話など詳しく彼に説明した。

「じゃ明日、貴州大学のフランス語の教授と日本語の教授を紹介するよ。
カークンプンも一緒に食事しようよ」

へっ!???
話の展開に唖然とするばかり・・・

「あ!今日カークンプンに電話するって言うてたのに、電話するの忘れてた!!
カークンプンに電話して明日の夜、大丈夫か聞いてもらっていいですか?」

私がつたない英語で説明するより、同じ中国人同士で話する方が早いしね。

彼にカークンプンに電話をしてもらい、明日電車ではなく彼の車で一緒に貴陽に行くことになったこと、夜は一緒に貴州大学の教授や日本人たちと食事することになったことを全部彼に話してもらった。
きっとカークンプンも私と同様、話の展開に驚いてるやろうなぁ~


まだまだ続く・・・


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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • ある人との出会い 1
  • 2009年05月01日 (金)
  • 20時46分11秒
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