誘った人が支払う

【貴州省横断紀 28】 =中国では誘った人が支払う?=

気がつくと、お酒が進みずいぶん時間が遅くなっていた。
カークンプンはそのまま大学の寮へ帰る。
教授たちも大学内にある宿舎へ。

お店を出て、お会計の時、私は支払う気満々で、財布を握り締めていたが、
誰もがそのまま店を出てゆく。
日本人留学生の男性(40代)にちょっと聞いてみる。
「あれ?お支払いは?」
「あー、いいの。いいの」
「え?なんでですか?私も払います!」
「大丈夫、もうリーチェンが払ってくれているから」
「えー!それはダメです!! 昨日から私、彼にずっと出してもらってるんです!
いくらか教えてください!私の分を彼に払います」
「ここは大学内だし、安いんだよ。だから気にしなくてもいいよ。
それに僕たちも彼にいつもおごってもらってるから」
「え!? 全員の分をリーチェンが1人で払ったの!?」
戸惑う私に、他の人たちからも
「中国では、声をかけた人が払うんだよ。 だから気にしなくてもいいから」

えーーーー!!
そんなシステムってアリ!?
そんなシステムなら、自分から「今度、食事に行かへん?」なんて気軽に声をかけられへんやん~

今日、参加した男性はカークンプンの次にリーチェンが若い。
50代か60代の教授までも、「彼は社長さんだから」と言う。
若者のリーチェンに教授たちもふつうにご馳走になっている。

ど、ど、どういう習慣なんや?

私は日本の感覚だけど、他のみんなはもう中国の習慣になじんでいて、
ごく当たり前のことのように受け止めていた。


しかし、社長さんっていうたってピンきり。
もしかして、この不況で業績が悪化しているかもわからない。
従業員もいるんだから、その従業員にも給料を払わないといけない。
社長といっても本人の手元に入るのは、みんなが思っているより少ないかもしれない。

リーチェンに改めてお礼を言うと、
「気にするな。いつものことだよ」

その後も彼と一緒に行動を共にしてたけど、いつも支払いはリーチェンだった。
そんなことをしていたら、交際費で破綻してもうんちゃうの・・・
なんか、リーチェンが不憫に思えてきた・・・

帰国後、チンカンにその話をすると、
「そうですね。中国では誘った人が支払いますねー
それに彼は社長さんでしょ?だったら仕方がないですねー」

若くても誘った人がみんなの分を支払い、
ましてや社長だったら、なおさらみたい。

中国の社長さんって大変ですね・・・


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プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

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プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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  • 2009年05月06日 (水)
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