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【インドネシア旅行記】

ウブドゥ最後の夜、ケチャダンスを見に行った。
ケチャダンス

ケチャダンス

私はケチャダンスを見ていると、だんだん体調が悪くなり、座っているだけでも辛く、
もう1人で帰ろうかと思うほど、しんどさのピークだった。

ケチャダンスをゆっくり見る気分になれず、ほとんど目を瞑って、早く終わることを願っていた。

そのダンスもやっと終り、やれやれこれでベットで横になれる~
と安堵したが、
「まだ終りちゃうでー 次はトランスダンスらしいでー」
と、A氏が言う。
「トランスダンス?なんなんそれ?」
「さー?なんか神にとりつかれた人が踊るらしいでー」

今まで男性たちが円に座り「ケチャ、ケチャッ」と連呼していたスペースが見る見るうちに片付けられ、
高さ30cmほどの板で客席の前を囲った。

わたしの席は、一番前の前列。
板が私の足元の前に立てられると、大量の椰子の実の皮を中央に山済みにした。
そして、ガソリンのような液体を大量にかけた。

何?何? 今から何が始まるの!?

1人の男性が、マッチを椰子実に投げ込むと、一瞬のうちに数メートルほどの炎が燃え上がり、
辺りが急に明るくなり、炎で体も熱くなる。

うわーーー 
こんな炎、ヤバイって!!

炎は黒煙と共に夜空に向かって天高く燃え盛る。

少し炎が落ち着きだした頃、股に馬の頭の人形をつけた上半身裸の男性が現れた。
股に挟んだ馬の人形の手綱を握りおたけびをあげながら、炎の周りをグルグルと周る。

そして、炎で燃え盛っている椰子の実を
私めがけて蹴ってきた!!

燃え盛った椰子の実は火の玉となり、
猛スピードでこっちに飛んできた!!!!


私は思わずA氏の体を盾にし、顔をうずめた。
私の周囲に座っていた人は全員驚き、2つ隣に座っていた白人女性は仰天のあまり
椅子ごと後ろにひっくり返ったてしまった!!

火の玉は、ギリギリ板の上に当たり、火の粉が目の前で花火のように散った。
火の玉が当たりはしなかったのの、観客はただ呆然とするばかり。

私たちの服は、飛んできた灰で黒くなっていた・・・・

ひっくり返ったおねえちゃんは、ただただ呆然。
椅子を元の位置に直し、気を取り戻してまたダンスを見ていた。

火の玉を蹴ってきた股に馬の人形を挟んだ男性は、観客がひっくり返ってようが、
お構い無しに、まだ椰子の実を観客めがけていろんな方向に蹴っている。

でも、客席の前にセットした板から飛び出さないように気を着けて蹴っている。
自分の方向に蹴ってこられた観客は、それぞれ驚いていたが、私たちの時のように
火の玉の勢いがないため、安心して見学していた。

そして、また私たちの方に蹴ってきた!
なぜか、私たちの方向の時だけ、蹴りに勢いがある。
その度に、ひっくり返ったお姉ちゃんがおびえる。

燃え盛る椰子の実をずいぶん蹴り続け、炎も弱くなって炭火の状態になってきた。

表面に炎がなくても、内側がまだくすぶっているため、蹴ると火の粉が花火のように散らばる。

そして男性は、最後にものすごく勢いをつけ、

こっちめがけてシュートしてきた!!

内部で炎がくすぶっている椰子の実の炭が、

ひっくり返ったお姉ちゃんめがけて、

ものすごい勢いで飛んできた!!


お姉ちゃんは私の2つ隣の席。
私も恐怖で思わず顔をA氏の肩にうずめる。

すると、またおねえちゃんが椅子からひっくり返ってすごい姿で倒れていた。

美人の白人のお姉ちゃんの顔は引きつり、言葉がでない。
隣に座っていたお姉ちゃんの恋人もただ呆然とするばかり。

1度ならず3度も、火の玉が飛んでくる恐怖はとんでもなかったようで、
倒れて動けなくなったお姉ちゃんは、もう自分で立てないまでになっていた。
後ろの人に起こしてもらい、フラフラになりながら後部座席に移動した。

残されたプラスチックの椅子は、ひっくり返った衝撃で壊れ果て、使い物にならなくなっていた。


フラフラだった私の体は、最後の最後に一気に目が覚めた。







【バリ・スラウェシ旅行記  】

バリでの食事

バリ15日夕食
ナシゴレン、野菜とチキンのカレー、トマトスープ、バナナジュース、ラッシー
まだ物足りなかったので、ミイゴレンを追加。
バリ15日夕食
これだけで1320円

ウブドゥは、田園が望めるのどかなお店を選んで入っていた。
とにかくゆっくりやすみたかったから・・・

私が一番気に入ったお店。
道路から路地を入った行き止まりにあるお店。
目の前には田園が広がり静かで常に気持ちいい風が通る。
お気に入りカフェ
フレッシュジュース(この写真はパインジュース)75円
パインジュース

ナシチャンプル
パインジュース×2、トマトスープ、ナシチャンプル、チキンと野菜
全部で965円

だいたいどのカフェやレストランにも、このようなお花を浮かべたオブジェがある。
ウブドゥは落ち着きますねー
カフェ カフェ

この店は川沿いにあり安かったけど、ボリュームもなくナシゴレンはさほどおいしくなかった。。。
(この頃から体調が悪かったから、味覚があまり感じなくなっていたのかも・・・?)
チキンココナツカレーは、最高においしい
リバーサイド
メロンジュース、ミックスジュース、ナシゴレン、チキンココナツカレー、ポテト、
写真には写ってないけどトマトスープも注文。
全部で790円

ある日のランチ
ナシチャンプル
ナシチャンプル100円×2、ジュース×2
全部で310円

田園に夕日が落ちるのをみながら夕食
カフェキタ

夕日

おいしくなかった・・・
眺めは最高だが、メニュー選びを失敗し、ブロッコリーと蟹の炒め物はおいしくなかった・・・
私はただ野菜を食べたかってん・・・

写真には写ってないけどフレッシュジュース2つ、ナシゴレン、ブロッコリーと蟹の炒め物、
インドネシアの焼き鳥サテ
全部で910円


こんな幅が狭いレストランがあった。
でも、その奥には、田園が広がっている
カフェ
ウブドゥ最後の夕食
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フレッシュジュース×2、ナシチャンプル、チキンがカレー味のチキンカレー、ミイゴレン
全部で900円


ウブドゥでの食事はこんな感じでした。


2人でこれだけ食べてこのお値段!
バリ(インドネシア)は安いっす!!


安宿なのに、朝、起きたら各部屋の前にあるテラスのテーブルには、
入れたての紅茶が用意されている。
朝食も付いてて、メニューまであり、いろんな種類の朝食が選べる。
それに、フルーツまで付いている。
朝食
そんな宿が、1300円なんですわー
中心部にあるのに、通りから離れているので、静か。

ただ、夜中や朝方に、飼い猫が猫とは思えない声で騒ぐのがうるさい。
それに私の部屋の屋根裏が寝床になってるみたいで、猫が歩くと天井がガサガサする。
1日目の朝は、猫の声で目が覚めた。
2日目は、朝に少し騒がしかっただけで助かった。
しかし、昼間の猫はおとなしい。
宿には猫がいっぱいいるので、どの猫が騒がしいのかわからない・・・・

バリ2日目の7/16の午前中は、自転車をレンタルしてウブドゥ周辺の寺院を見に行った。
P7162362-.jpg

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午後からは、現地ツアーで棚田や寺院などをめぐり、
棚田

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タナロット寺院でサンセット。
タナロット

タナロットに巨大コウモリが眠っていた!
巨大コウモリ
どれだけ巨大かというと、こんなにデカイ!
コウモリと私

巨大コウモリだけではなく、巨大ニシキヘビもいたから触ってみた。
蛇と私

岩の上で横すわりになり、マーメイド姿で写真を撮っていた。
マーメイド?

タナロット夕日
水面に太陽が沈むのではなく、水面少し上に雲がかかっていて、雲の中に太陽が消えていったのが、
ちょっと残念・・・

しかし、夕日が海に沈むと、美しい色のグラデーションの空が広がった。
タナロット夕日


バリ3日目の今日(7/18)は、朝早く起き、朝食をすませ、4時間ほどウブドゥ周辺の田園をハイキング。
ウブドゥ田園

ウブドゥ田園

ウブドゥ田園

ウブドゥ田園

途中、道がなくなりジャングルのような所もあったけど、
全体的にのどかな田園風景が広がる景色を眺めながら、気分がリフレッシュ!

午後はこれといって予定がなく、田園の中にヨガスタジオがあると知り、行ってみた。
4時から日本語のパワーヨガがあり、1時間半で1000円。
これは受けるしかないでしょう!!
A氏はスタジオの後ろで見学。
私は久しぶりのヨガ。

60代の男女と、30代前半くらいの女性、それに現地人らしき男性が1人。

動作自体はゆっくりなのに、途中汗が流れ出す。
全身が伸ばされて、むっちゃ気持ちいい!!
結局、2時間近くみっちりやってくれた。
ウブドゥ ヨガ

ウブドゥ ヨガ
バリでヨガもなかなかいいもんですね。

今日は15分のフィッシュスパにも行く。
魚スパ
15分300円

リラクゼーション系がけっこう気に入ったので、
明日は1時間45分の全身マッサージをしてきます。
マッサージはフルコースで、最後にはお花を浮かべたバスタブにも入れて1500円!!
明日のマッサージは、珍しくA氏も一緒。
たまにはこういうものいいっすね。


今晩、深夜2時からバトゥール山(標高1700m)に登って、朝日を見に行ってきます。
早く寝なくっちゃ!!




今回の旅も、出発までほんとバタバタでした~

出発2日前は講演があり、前日の14日は京都祇園祭の宵々々山。
2009年 祇園祭

祇園祭を見ずにバリに行くのは後悔しそう。
無理をしても一目見てから旅立ちたい。
それに、高君が私がインドネシアを旅している間に帰国してしまう。
前日の夜に高君に連絡をとり、なんとか会う約束ができた。
当日チンカンにも連絡したら、急な誘いだったのに出てきてくれた。
高君との話はつきない。
日本にいる間、もっと会っていろんなことを教わりたかったっす...
(でも、高君は私が誘っても会ってくれなかったんですけどね)

高君には毎回厳しいことを言われる。
今回は、
「かおりさんは今、貴州省にはまってるけど、中国にはもっとたくさん
すばらしいところがあります。かおりさんはもっといろんなところを
旅して、広い視野で見ないといけない」
痛いところを突かれた...
それは分かってるよー
私もいろんな人にそう言ってるもん~
でも、今はまだまだ未開発の貴州省が好きやねん。
本当は、今回も貴州省に行きたかったけど、
「中国はよく行ってるから、違う国に行きたい」
というA氏のリクエストでバリ島に決まった。



そして今、バリ島のウブドゥです。

今朝は6時に起きて、7時間のフライトで、バリ島に来ました~
ガルーダのチェックインカウンターには、リゾートチックな服装の人たちばかり。
ガルーダ
ガルーダは事故が多くランキングは低いものの、機内でのサービスはいいと思う。
離陸前にエコノミーにもジュースが配られる。
ジュース

機内食。
私はチキンを頼む。
チキンはおソバで和食チック。
機内食 チキン

ビーフを頼んだA氏。
ビーフシチューでこれもなかなかおいしい。
機内食 ビーフ

食後には、アイスクリームが配られる。
アイス
機内食やサービスは、なかなか充実していると思う。

バリ島はたぶん15年ぶり。
当時は空港が建設中だったけど、今ではバリらしい立派な空港に。

空港からタクシーで1時間で、ウブドゥに到着。
タクシーを使うなんて珍しいでしょ?
空港からシャトルバスがないんですよー
あることはあるけど、本数が少なく、夕方にはもう便がないんです。
だから、タクシーで行くしかなかったんですわ。
でも、今回はA氏と2人なので、2人で割ると安い。
空港-ウブドゥ 約2,000円 1人あたり約1,000円

でも、何度も目的地を言ったのに、そこまで連れて行ってもらえず、
ずいぶん手前で降ろされた。
それなのにチップを要求してきたのが腹立つ!

事前にチェックしていた宿に行く途中、いくつかの宿に入ってみたが、
満室で断わられた。
でも、目的の宿は空いていた。
ダブルベットとシングルベットのツイン(トイレ、シャワー付き)で、
1泊1,300円。
ウブドゥ宿

コテージ風の部屋で、テラスも付いている。
ユニス・ハウス
テラスでくつろぐA氏
テラス
朝食はテラスに運んで来てくれる。
宿での朝食


明日の予定はまだ未定。。。
ツアーのチェックをしてから、自転車をレンタルしてサイクリングかなー?





プロフィール

かおり

Author:かおり
旅が大好きで、気がつけば50数カ国旅をしています。2006年念願だった旅行記を出版。
多くの人に旅の魅力やイスラムの国々の良さを知ってもらおうと、書著「やっぱり旅はやめられない イスラム編」を書きました。
2008年に第2弾となる「中国編」を出版。

最寄の書店での注文、もしくは上の“おすすめ商品!”の「やっぱり旅はやめられない」をクリックしてみてね!

プロフィール写真は、私本人ですが実物はまるで違います…あしからず。

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日記タイトル一覧
  • 2009,7 バリ島
2009年07月20日 (月)
火の玉が直撃!
2009年07月19日 (日)
バリでの食事
2009年07月17日 (金)
バリでヨガ
2009年07月15日 (水)
バリ島到着
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